僕はモータースポーツが好きだ、まあプロではないので素人レベルの
ジムカーナ（駐車場などで道路工事用のパイロンを立ててコースを決めてタイムを競う競技）やサーキット走行などで楽しんでいる程度だが。

ちょうど４年前の今日、1999年3月27日もいつものそんな走行練習会のはずだった、あの町に行くまでは。

その走行会は彼女と知り合う直前に行くことが決まっていた、申し込みを終えお金を振り込み、その直後に彼女と知り合い数ヶ月経った頃にチャットで話をしていたら彼女が住んでいる町が、僕が走行会で行く町の隣町だっていう事が判明した、しかしその日は彼女は実家に帰っていていないという。
もしかして逢えるかも？なんて淡い期待を持っていたのだがあっさり破れた。

その日の競技が終わってからクラブメンバーと一緒に海岸のほうへ行くことになったのだが、その途中でなんか聞いた名前が、、、、彼女から聞いた地名だ
そう、彼女の住む町の名前だった。
「ここか、、、この町に住んでいるのか、、、」と感慨に浸っていたその時
携帯が鳴った、彼女だった。
今僕が彼女の町にいて、走っていることを伝えた、偶然に驚いた二人だった
けど、ただならぬ二人の縁を感じた瞬間だった。

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彼女はついに家を出ると言う。
多分今一生懸命引越しの準備をしているに違いない。