日記インデックス|過去|未来
またまた喜国からのおしらせです。
『本棚探偵の回想』をbk1で11月30日までに購入いただいた方全員に「書き下ろしエッセイ」をメールにて配信することになりました。ご注文はこちら。よろしくお願いします。
ジュンク堂と三省堂のサイン会に来てくださった方全員に、オマケの「手作り小冊子」を差し上げることになりました(内容は秘密)。それから、三省堂のトークショーの詳細が決まりました。
●池袋ジュンク堂●
10月16日(土)サイン会(オマケ小冊子つき)15時より
*人数は未定
●神田三省堂●
10月25日(月)サイン会(オマケ小冊子つき)&トークショー(ゲストは日下三蔵氏)18時開場、18時半開演
*書籍購入先着100名の方に整理券を配布します。
いよいよ明日(30日)が発売だというのに、バタバタしててすみません。でもその分、函のキツサがいい感じに仕上がってます。ぜひお確かめ下さい。
『暗黒館の殺人』(愛蔵版)が届きました。カッコイイです。
ウチのアシスタント君は「うわー、注文しとけば良かったー」なんてタワケタことを言っています。「知らないもんねー。自分の分しかないもんねー」だから注文しとけって言ったのになー。
よく考えたら、僕の初めての画集です。美大を卒業しながら、絵描きになることはこれっぽっちも考えていなかったので、人生に嬉しい誤算が訪れました。綾辻さんのおかげです。感謝、感涙。
さて、明日〆切のマンガ原稿を一刻も早く上げて、撫で回したいいいい。
でも、この本は真っ黒なので、あんまり撫でると指紋がつきそうなんだけどね。
2004年09月27日(月) |
綾辻さんサイン会、河内さんサイン会、喜国サイン会(!)。 |
喜国です。
お知らせがあります。
『本棚探偵の回想』(9月30日発売)のサイン会が決まりました。サイン会をするのは十年以上ぶりなので緊張しています。サインだけではお客さんが来てくれないかもしれないので、オマケでトークショーをすることにしました。お相手は日下三蔵さんです。
神田三省堂 10月25日(月)午後6時より
*詳細はまだ未定です。決まり次第お知らせします。
綾辻行人さんの『暗黒館の殺人』のサイン会に由香ちゃんと行ってきました。
場所は池袋のジュンク堂。終了予定時間に合わせて行ったのですが、まだまだ列は続いています。「すごいなあ」と感心して見ていたら、綾辻ファンの方数人に声をかけていただきました。
「『本棚探偵』のサイン会はやらないんですか?」
ナイスタイミングなので、しっかり三省堂でのトークショーの告知をさせてもらいました(だって、まさか、のちにあんなことが待ってるだなんて思いもしなかったから)。
綾辻さんのサイン会が終わるまで、知り合いの編集さんや作家さんとお話をしたり、双葉社のH野さんに出来たてほやほやの『本棚探偵の回想』を見せてもらったりしていました。そこにサイン会の仕切りを終えたジュンク堂副店長のTさんが登場。
「あ、喜国さん。こんにちは。丁度良かったです。『本棚探偵』のサイン会をやっていただけませんか?」
「ええっ!?」
というわけで、もう一つサイン会をやらせていただくことになりました。あのとき声をかけていただいた方、そういうワケなので、都合の良い方にお越し下さい。
池袋ジュンク堂 10月16日(土)午後3時より
*こちらはサイン会のみです。定員などの詳細は未定。決まり次第お知らせします。
その後、場所を移動して『暗黒館』の打ち上げ。丁度この夜は「ダリアの日」なので、ビールではなく赤ワインで乾杯(どっちにしても僕は飲めないのですが)。
作家仲間では、竹本健治さん、法月綸太郎さん、京極夏彦さん、津原泰水さん、東雅夫さん、児嶋都さん、千街晶之さんが参加。法月さんは『生首に聞いてみろ』のプロモーションのための上京。みんな本当に『暗黒館』が出て幸せそうです。
飲んでしゃべって歌って、さすがに綾辻さんは連日のサイン会でお疲れ?
ねぎらいの言葉をかけると、ポツリと
「明日、飛行機に乗らなきゃいけない……」
やっぱり綾辻さんはカワイイです。
翌日は高田馬場の芳林堂で河内実加さんのサイン会。『渋柿信介の事件簿2 スマイルは遠すぎる』を買って列に並ぶ。なかなか進まないなあと思っていたら、なんと一人ひとりに色つきのイラストを描いていたためと判明。なんて誠実なんだ。うむ、この姿勢は学ばなければいけないな、と気持ちを新たにする。
待っている間に店内を見て回る。ものすごい品揃えに感動する。僕の現在流通しているコミックスがほとんど並んでいるだけでなく、品切れ状態の『月光の囁き』の文庫まで揃っているではないですか。目白に住んでいた頃は、よくここで青林堂のコミックスを買ったものです。
その後原作者の二階堂黎人さんや、河内さんの相方さん友人知人のみなさんとお茶。僕のコミックスを8冊もまとめて買ってくれた八木健威さんに気持ちを込めてサインをさせていただく。どうもありがとう。家に帰って家族の方に怒られなかったでしょうか?
イキナリ「ただいま」って。「いってきます」を書いてないからワケわかりませんね。今日の昼にイギリスから戻りました。12日から19日までの旅です。お留守番の喜国さんには申し訳なかったけど、初めてのイギリスは超楽しかった〜。判ってないくせにミステリ古書買いにチャレンジしたりして。シャーロック・ホームズ博物館は燃えたなあ。お土産話はおいおいアップします。くりかのがよそよそしくふるまうのが寂しいです。こんなに離れたことなかったから怒ってるみたい。留守中に録画してもらってたロバート出演番組がいっぱい。お笑い番組を見ると「ああ、日本に帰ってきたんだなあ」と思います(笑)。
2004年09月12日(日) |
トークショー無事終了。 |
【盲獣VS一寸法師】
またまた喜国です。トークショーに来て下さった方ありがとうございました。話し上手なリリー・フランキーさんのおかげで「あっ」という間に持ち時間を使い切ってしまい、不完全燃焼の我々はそのあと楽屋でたっぷりと話し込んでしまいました。
うーむ、最近の携帯のカメラってスゴイなあー。後ろの席からでもこんなだもんなー。
ちなみに僕の携帯は今どきカメラなしです。
【本棚探偵の回想】
発売日の訂正です。昨日の日記で「9月27日発売」と書きましたが、正しくは「9月30日発売」だそうです。
ご予約は引き続きこちらでよろしくお願いします。
2004年09月11日(土) |
まとめ日記(マッハ!、コミケ、黒田さんとルミネ、京都の作家さんたちに会いに、空手) |
書きそびれていた7月&8月の日記をどどんとアップします(やっとかい!)。では「この夏ふりかえりにっき」スタート。
【空手の夏合宿】
夏合宿に参加するのも3回目。灼熱の太陽の下、海辺でびしょぬれになりつつ稽古したり、12キロマラソンしたり。合宿所のホテルではもちろんエレベーターの使用は禁止です。泊まっていたのが3階、お風呂と食事が1階、宴会場が6階。2泊3日の間、何度も何度も階段の昇り降りをしたので、マラソン疲れも手伝って私の膝はがくがくに。前も書いたかもしれないけど、極真の合宿は冬がツライらしいんです(夏も充分ツライのにっ)。冬は未経験なので、今度こそ参加してみたいなあ。
【マッハ!】
ムエタイ・アクション映画『マッハ!』を観ました。最高に面白かった。主演のトニー・ジャー(トニー・チャー)、カッコよすぎ。自分のささやかな空手知識をふまえて『マッハ!』を見ると「顔面殴打ありは、やはり強い」に尽きます。膝蹴りは技を出すほうも痛いのに、すごい。脛もどれだけ鍛えているのだろうと。回転のときの軸がブレず、元のポジションに戻れるのも神業ですね。
実は私、この映画をものすごく落ち着いて観たんです。何て言うのかな、あまりにも「本物」なので、驚くというより感心してしまって。CGを使ってる映画って、人間が絶対に出来ないことをやらせるじゃないですか。だから普通に驚くんだけど、『マッハ!』は「どういう稽古をすれば今の回転、出来るようになるのかな」なんていちいち考えるぶん、冷静だったというか。ものすごい高いレベルの選手の試合を観ているのと同じ気持ちでした。脛を鍛える砂袋を蹴りたくなりましたね(笑)。
【ライセンスさん単独ライブ】
以前に取材させていただいた関係でライセンスさん単独ライブの招待券を貰いました。嬉しいな。喜国さんとわくわくルミネtheよしもとに行ったら、これがもう、びっくりするほど面白かったんです。笑いに厳しい喜国さんが「今年1番笑ったかも」って言ったくらい。ライセンスさんて本当に2人とも男前なのに、シモネタ満載。衣装のバカバカしさもハンパなくて、大爆笑。女性ファンばかりだったけど、男性にこそ観て欲しいライブでした。
【コミケ】
3日目参加でしたが、なんと雨。コミケ晴れ伝説は本当に終わってしまったのね。昨日我が家にお泊まりいただいた檜宮眩さん&うさ吉さん夫妻とともに会場へ。『こたくんといっしょ』のサークル名では初めての新刊落としでテンション低めの参加だったんだけど、いざお客さまが来始めたら元気大復活(ゲンキン)。いつもどおりの楽しいコミケでした。うちは常連さんに支えていただいてるからバックナンバーなんて全然売れない気がしていたのに、思った以上に沢山の人が買ってくださって本当に嬉しかった。差し入れもいっぱいで、心からありがとうございます>当サークルに来てくださった皆さん。
というわけで以下私信。計算能力皆無な私を気遣って助っ人売り子をしてくださった>檜宮さん&うさ吉さん。当日のことをこちらで素敵にレポしてくださった>イラストモデラーの牧野伸康さん。超久々に再会出来て嬉しかった懐かしいお友だち>漫画家の捨井タスコちゃん。コミケ会場でお会いするのは初めてでびっくりした>映像作家のキムラケイサクさん(キムラさん主催の『アニソン特ソン1000曲メドレー』なるイベントが11月2日に新宿ロフトプラスワンで開催されるとのこと。かなり面白そうなので興味のある皆さんは是非)。他にも書ききれないくらいいっぱいの友人知人が来てくれました。まとめてどうもありがとうー!うん、やっぱりコミケっていいな。冬は新刊頑張るぞっ。
【くろけんさんとルミネ】
作家の黒田研二さんがお笑いに興味があると聞き、ルミネにお誘いしたんです。そしたら喜んでロバート出演日に一緒してくださったという。ライブ後は我が家へお泊まりいただきました。「かの」がものすごくくろけんさんのことを気に入ってしまい、べったりだったんですよ。下がその証拠写真(笑)。喜国さんと3人でいっぱいおしゃべりして、楽しかったです。またいらしてくださいね。
しかし私、いろんな人ルミネに誘ってるなあ。みうらさんちの幹さんと喜国さんは毎月必ず付き合ってくれるし、我孫子さんちの千織さん、カメラマンのSさん夫妻、幹さんのお友だち、サンフランシスコの友子ちゃん…。友子ちゃんのときは最高に面白かったんですよ。前説芸人さんがお約束で「今日のお客さんで自分が1番遠くから来たと思う人、手をあげて」って言ったんです。元気よく挙手する友子ちゃん(←そのノリが素敵だ)。普段は九州あたりで充分驚かれるのになんたってサンフランシスコですから。「間違いなくアナタが1番遠くから来た人です。皆さん、拍手ー!」って会場全体から拍手されてました(笑)。
【チューリップの会イベント】
厳しい暑さの中お台場へ。はねるのトびらの秋山くん主演コント『チューリップの会』関連イベントが目当てです。ハガキによる抽選で入場券がもらえるんだけど、私はハズレでした。でも、心優しいお友だちに誘ってもらえて参加することが出来たんです。夢みたい。このときの模様はTVで放映されたから、観た人も多いのでは。何千人ものはねるファンが、配られたチューリップの造花を必死で振るという、異常極まりないイベントでした(笑)。でも、いい思い出になったなあ。秋山くんの当たり役コント『哲哉とお父さん』『こちら裏原宿派出所』が生で観られたのには感動。裏原の竜さん(=秋山くん)超カッコよかった!
【京都旅行〜ミステリと空手と】
極真の大きな大会で初めてのセコンドを頼まれ、開催地の京都へ行くことに。せっかくの機会なので喜国さんと1日早く京都入りし、綾辻行人さん&小野不由美さん夫妻の新居にお泊まりさせていただきました。これがもう、筆舌に尽くしがたい素晴らしいお宅。ぶっちゃけ私、何度も室内で道に迷いましたから(まじ)。お庭も素敵だったなあ。京都の皆さんも大集合してくださり、法月綸太郎さん夫妻、我孫子武丸さん夫妻、麻耶雄嵩さん夫妻と朝まで話は尽きなかったのでした。皆さん本当にいい人ばかりで改めて感動。超楽しかった〜。
大会のセコンド、緊張しました。先輩は残念ながら負けてしまったけれど、死闘に胸を打たれました。今回は「SECOND」と入ったパスを付けていた私。選手だともちろん「FIGHTER」と入ったパスなんですよね。いつかそっちを付けてみたい(無理)。
【ロバート単独ライブ】
待ちに待ったロバート単独ライブINヤクルトホール。例のごとくチケットは一瞬で完売。なんとか買えたプラチナチケットを握りしめ、会場へ。単独のグッズは信じられないほどダサイデザインのTシャツ。もちろんわざとだろうけど色もひどい(泣)。でも買いましたよ、ヲタとしては!しかも色違いを2枚ゲット。ああ、本当に末期だ。
ライブ内容はネタバレになるので詳しくは書きませんが(こういう点、ミステリの感想に通じるものが)、すごい名作コントが生まれていたと断言します。ただ、テーマがやばすぎてTVでやるのは無理な内容。いつか単独DVDに収録されますように。同行の喜国さんも「あれはかなりよかった」と言ってくれたし、どうしてももう1回観たいよう。ロバートの特徴であるグダグダしたトークもたまらなくツボでした。今の雰囲気のままビッグになるといいな。
【告知色々】
お友だちのアーティストD[di:]ちゃんのセカンドアルバム『Fire Star Man』に160Pのブックレットが付いているんだけど、それに喜国さんとの合作漫画で参加させていただきました。聴き応え&読み応えのある名盤です。おすすめ!
お友だちの漫画家河内実加さんが新刊『スマイルは遠すぎる』発売サイン会を行います。詳細はこちら。皆さん、ふるって行きましょうね!
綾辻さんの『暗黒館の殺人』刊行記念サイン会もありますね。詳細はこちらに。愛蔵版早く見てみたいなあ。そうだ、喜国さんが今月号の『ダ・ヴィンチ』で『暗黒館の殺人』についてコメントさせていただいてます。
喜国さんの本棚エッセイ第二弾『本棚探偵の回想』発売が近づいてきました。こちらで予約超受け付け中。発売予定日は9月27日、料金は税込み2,940円になったようですね。『冒険』よりもドドンとブ厚く、蔵書票の付録も付いているこの本をどうぞよろしく!
今回はこのへんで。犬連れ旅行記をアップしたいんだけど、画像を転送しきれてないから、また後日。そうだ、本日テアトル池袋に(【TEL】03-3987-4311)どうかお越しくださいね。21時10分よりリリー・フランキーさんと喜国さんがトークショーを致します。その後『盲獣VS一寸法師』上映。ではでは〜。
2004年09月03日(金) |
『盲獣VS一寸法師』トークショー&『本棚探偵の回想』。 |
仕事中の国樹に代わって喜国が書いてます。
この夏の池袋は『江戸川乱歩と大衆の20世紀展』に合わせ、様々なイベントが行われています。鬼才石井輝男監督の『盲獣VS一寸法師』もテアトル池袋にてレイトショー上映されますが(9月11日(土)から17日(金)まで)、これに喜国、トークショーで参加させてもらいます。石井作品のファンの方、お暇な方、池袋に近い方、どうぞお越し下さい。
場所/テアトル池袋
とき/9月11日(土)21時10分より。トークショー終了後映画上映。
お相手/リリー・フランキー氏(『盲獣VS一寸法師』出演)
当日券/一般・大高¥1,500 シニア¥1,000
問い合わせ/テアトル池袋 豊島区南池袋1-19-5【TEL】03-3987-4311
もうひとつ告知です。
『本棚探偵の冒険』の月報の予告から半年ほど遅れましたが、本棚エッセイ第二弾『本棚探偵の回想』がやっと完成しました。発売は9月下旬(確定次第あらためてお知らせします)。
予約などは、特別エッセイも読めるこちらでどうぞ。(3日現在の)価格はあくまで予定、最終的には二百円ほど安くなると思います。
『冒険』よりもドドンとブ厚く、蔵書票の付録付き、書き下ろし原稿は日下三蔵氏宅の探検記、マンガもちょっぴり、そしてもちろん月報も。内容てんこもりの『本棚探偵の回想』を秋の夜長の友にぜひどうぞ。
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