enpitu



march forward.
りりかの独り言。

2003年09月30日(火) 本質

今日で10日会ってなかった。

あいつと。

今まで、会わなかった最高記録は14日。

今日の夜の電話で。

「そんな記録更新はしたくないんだけどなぁ」

って、言われる。

あと4日。

会えるかどうかは、微妙。

あたしも、あいつも、今凄く忙しい時期だから。

お互いに暇もないし。


でも、遠距離になったばかりの頃みたいに、苦しくない。


あいつに、そう言った。




今日は、あいつから3回電話が来た。

午前中に1回。

夕方に1回。

夜に1回。

午前中と夕方の電話は、運転中で声聞きたかったんだ、と言って。

だから、10分くらいだったかな?

夜はいつも通り1時間くらい話していたけど。



毎晩。

電話は来るし。

こうやって、昼間時間が合えば電話もしてきてくれる。

「無理しなくていいよ」

なんて、あたしが言おうものなら。

「そう言ういい方嫌だな。無理じゃなくて、俺が話したいんだから、そう言ういい方やめて」

って怒られちゃう。

メールもあるし、メッセンジャーで話すこともあるし。


凄く繋がっているからかな。

だから。

苦しいと思わないのかな。



なんて言ったすぐあとに。

やっぱりものすごく寂しくなった。


「苦しいと思わない」

って言ったときの気持ちも本当。強がりじゃなく。

でもすぐに寂しくなった気持ちも本当。



電話を切ったあと、そんな事考えてた。


「強がらせてごめんね。会ったら、いっぱいくっついていようね」

ってメールが来た。



強がってなんかないの、本当に。

今は寂しい気持ちでいるけど、さっきは本当に平気だって思ってたのに。

「強がってないですー」

なんて可愛く無いメールして。

「はいはい。実は今凄く寂しいくせにー」

「いいえ。平気です」

ホント、可愛くない。





咳が止まらなくて。

苦しくなって。

薬飲んで、落ち着いてから、メールした。



「あたしが寂しいって言うと、あなたは無理するでしょ。今は本当に平気だから、心配しないで」

「無理する、無理するってすぐ言うけどさ。無理でも何でも会いに行けたりするだけの余裕があるって言うことなんだから。そんな風に考えなくていいよ。強がりすぎだよ」



強がりなのかどうか、自分でも分からない。

ただ、言える事は。



全然平気、あたしたちは繋がっているから、寂しくない。

って思ったすぐ後に。

寂しくて仕方ない。咳も止まらないし、心細くて仕方ない。

ってなる。




でも、本当の気持ちは。

あたしの本質は。

あなたが、大好きで仕方ない。

って事。




毎日がつまらないって、日常から逃げ出したくなって。

現実から目を背けてしまっても。

背けて、一旦現実って言う籠から逃げようと出て行ったとしても。


戻ってくる場所って。

ちゃんと決まってるって事。



2003年09月29日(月) ちっちゃい事

昨日はぶどう狩りに子供たちと母と妹と弟と行ってきた。

すごく天気がよくて。

暑い位だった。

温泉にも入って。

子供たちも、凄く喜んで。

帰りの車の中でみんな熟睡。

家についてからも、すぐ眠ったらしい。



あいつのおばあさんの目が、最近よくない。

何だか難しい病名だったけど。

ストレスとかから来る事もあるし。

疲れとかが一番いけないってお医者さんに言われたらしい。

ぶどうってアントシアニンだっけ?

あれって、目にいいって聞いて。

ぶどう狩りに行った時に、産地直送にした。

それが、今日届いたらしく。

夜、いつもより早い時間に、電話が来た。


「届いたよー。ありがとね。ばあちゃんがお礼の電話してくれって言うから」

「早かったねー。よかった。食べてね」

「うん、今ばあちゃんが仏壇にあげてるから(笑)あとで頂きます」

「そう、分かりました」

「九時位にパソコンするから」


約束どおり。

九時ちょっと過ぎ。

メッセを少しした。

凄く嬉しそうにお礼をたくさん言われて。

何だか照れちゃったよ。




メッセのあとの電話でも同じようにたくさんお礼を言われた。

あたしは単純に目にいいって聞いて送ろう!って思っただけで。

実際、おばあさんの目の病気に効くのかどうかは、分からない。

それでも、喜んでくれて。




「凄く、幸せなんだよ、今俺。めちゃくちゃね」

切る前に何度もそう言った、あいつ。



ちっちゃい事なんだなぁって。

思った。

凄く大きい幸せな気持ちになれるきっかけって。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
この間の日記にFOMAの事を書いたら、詳しくメールで教えてくださった方がいました。

わざわざありがとうございます。すごく勉強になりました。

お返事を書いたのですが、戻ってきてしまったので、日記でお返事させていただきました。



2003年09月27日(土) 新しい携帯

あいつの携帯が壊れたらしい。

画面が割れたとかひびが入った、とか。

電話はかけられるけど、メールは読み難いらしい。


「まだ10ヶ月たってないじゃん。買いかえるの?」

「うーん・・・メールだけなんだよね、今の所問題は」

「なら、10ヶ月経つまで待ったら?」

「それまでメールやりにくくなるもん・・・やりにくいだけならまだしも。出来なくなったりしたら。それは絶対に嫌だ」

「じゃ、買い替えなきゃじゃん。でも10ヶ月経ってないともったいないねぇ」


何か、10ヶ月経たないと手数料とか取られるんでしょ?


「・・・ねぇ、りりかも一緒に変えない?」

「えぇー。やだ。あたしこの携帯気にいってるんだもん」

「なら、俺またこれ買うわ」

「それはそれで、何となくめちゃくちゃもったいなくない?」


おそろいの携帯って、最初は凄く嬉しかったけど。

慣れて来ちゃった今は、特別同じ機種じゃなくても、同じDoCoMoならいいかな、とか思えちゃう。


「テレビ電話とかしたくない?」

「別に・・・」

「だって、顔見て話せるんだよ?」

「うーん・・・何?フォーマに替えたいの?」

「うん」

「いいよー。あたしは今のままでいい。それにフォーマ高いんだよー」

「俺が出すからー」

「そう言う問題じゃなく、今の携帯がいいの」



結局。

休みが出来たら、とにかく携帯ショップに付き合って!

とかお願いされた。

買う買わないは、別として。


あたしは、今の携帯が気に入っているんだよねぇ・・・。



さー、明日は子供たちと一緒にお出かけだ。

早く寝なきゃ、と思っているけど。

明日持って行くパウンドケーキがやっとオーブンに入ったところ。



少し、喘息が出始めてきたけど。

気にしない、気にしない。

明日は楽しむぞー。



2003年09月23日(火) 終わりの時間

大きな公園に行った。

お昼ごはんをマックで買って。(ライラがハッピーセットが欲しいと言い張るので・・・)

大きな公園。

日が射しているのに、すっかり肌寒い。

この間まで、キャミ一枚で過ごせたのが、嘘のよう。



公園は、祭日のせいで親子連れが多かった。

長女が「ボートに乗りたい」と言うから、4人で乗る。

次女も長女も、漕ぎたいと言い、変わりばんこに漕がせ。

ライラもーって、お姉ちゃんたちに頼む。

「ライラは無理」

なんて、あしらわれても。

「もう6歳だもん。出来るもん」

なんて強がって。

やらせてみたら、案の定、オールが重たくて動かない。

それを見て、お姉ちゃんたちと笑う。



だんだん陽が陰って来て。

本格的に寒くなり始めた。

寒くなると、悲しくなるのは何でだろう。

家に帰る時間だ、って。

楽しかったのに、もう終わりだって。

子供の頃、そう思っていたからかな。

だからかな。

夕方なる、鐘の音も。

悲しく、なるね。



元だんなが迎えに来て。

夕方、手を振って別れた。

別れる間際。

あたしが、後部座席に座っているお姉ちゃんたちと車の窓越しに話していたら。

ライラが助手席で。

「パパ、ケーキ大きいの買ってある?」

って言っている声がした。







一人の部屋に戻ったら。

あんなに狭かった部屋が。

凄く広く感じて。

一人で寝転がるベッドが。

もの凄く、冷たく、感じた。



2003年09月22日(月) 完治

次女の最後の病院の日。

一緒に病院に行く。

日曜日に学校行事のため、今日は振り替えで。

そのまま、子供たちを連れて帰ってきた。

明日も祭日だしね。


足は完治して。

色々検査して、もう大丈夫って言われて。

「よかったね」

ってあたしが声をかけると。

「んー。そうだけど、病院の日がなくなるのは、嫌だな」

と、しんみり言う次女。

「学校遅刻できるから?」

「それもあるけど、ママと一緒に病院に来るの楽しみだった」

ぽつぽつと語る次女を見てて。

なんだか、すごく愛しく思った。

こんな台詞言わせてしまっている自分に、自己嫌悪を感じつつも。



うちの方に来てから。

4人で買い物へ。

ライラの誕生会をすることになっていたから。

ケーキも予約してあった。

「ケンタッキー食べたい」

と言う、ライラのリクエストにお答えして。

チキンも買って、手巻き寿司の材料も買って。




4人で、狭いあたしの部屋でお祝いする。

明日の夜、またパパとするんだ、と、二回誕生会が出来る事を喜ぶライラ。




明日は、何したい?

って聞きながら。

4人で一緒に寝る。

明日の夕方まで、時間はまだまだあるもんね。


寝る前に長女が。

「明日帰るのかー。あと何時間くらいあるのかなぁ」

って言った。

「帰るまで、あと15時間くらいあるんじゃない?」

あたしが返すと。

「うん」

ってだけ、言った。



長女の背が随分伸びて。

あたしも背が高いほうだけど。

もう10センチちょっとしか変わらなくなっていて。

体重もあたしと5キロしか違わなくて。

体も、女っぽくなっていた。



なんだか。


なんだか、不思議な感覚だった。





結局子供たちが寝ついたのは2時近くだった。



2003年09月21日(日) 電話来ました

朝早くに、あいつが来た。

「朝ご飯は?」

「食べた」

2人でだらだら話して、寝転がって。

あたしは昨日、遅かったから。

あいつも早起きしたせいで。

気付いたら、本当に寝ていた。

一緒にお昼寝なんか、余りした事なかったから、なんとなく新鮮だった。



お昼過ぎに起きて、遅い昼ごはんを食べているとき、あいつの携帯に着信。

「?出ないの?」

画面を見たまま、出ないあいつに声をかける。

「いや、うん・・・」

あいつの返事にピンと来た。

あ、元彼女だ。

「切れちゃうよ・・・?」

「うんー」



昼ごはんを食べながらテレビ見て。

全く気にしてない素振りをしつつも。

しっかり耳はあいつの声に釘付け。


「もしもし、はい、お久しぶりです。ハイ・・・」

「え?何で?」

「てか、意味分からない」

「ああー、無理無理」

「うん、頑張ってね」



こんな感じで、切ってた。

3分話してないんじゃないかなぁ。

あたしには、ものすごく長く感じたけど。



でもって。

何が意味分からないの?

何が無理なの?

なに?



凄く気にしまくっているくせに、なかなか聞けなくて。

電話終わったあと、普通にご飯を食べだしたあいつを、ちらちら見ちゃった。


「気になる?」

凄く、不敵な笑みをしつつ、言ってきた。

「そりゃ、少しは」

「少しじゃなくせに」

「少しでも何でもいいじゃん。なんだって?」

「あのね・・・」



実家の住所と電話番号を教えて、と言われたらしい。

看護婦を辞めて、今はなんかのセールスの仕事をしているらしく。

それで、とにかくノルマを集めるために、知り合いの住所とかを片っ端から聞いている、とか言うことだった。



「そんな、訳の分からないセールスに教えるはずないじゃんなー」

「んー。何のセールスなんだろ?」

「知らない」

「ねぇねぇ、ちょっとがっかり?」

「何が?」

「電話の内容が、そんなんで。復活したいとかそう言う話じゃなくて」

「まぁ、がっかりと言えば、がっかりかな」

「・・・」

「だって、考えてもみなよ。昔とは言え、一応付き合った人間に、仕事のノルマのためだけに電話して来るんだよ?俺ってどんなんと付き合ってたんだ?って話になるじゃん。それは、がっかりと言うか、ショックと言うか(笑)」



でも、元彼女も、なんだって、元彼になんかそんなの頼むんだろう。

友達とか全部使い果たしちゃったのかな?

てか、ノルマ平気なのかな?



でもでも。

まだあいつの電話番号を消去してないって事なんだよね。

そして、彼女の携帯の番号が、あいつの携帯に残ったって事だし・・・。

それはそれで・・・ちょっと引っかかるけど。



「妬いてた?」

ニヤニヤしてあいつが聞くから。

「信用しているから、妬かない」

って真顔で返してみた。

大嘘だけど。

信用と焼きもちってまた違う気もするし。

「全っ然!妬かない」

念を押してみたくて、もう一度言ってみた。





「そかそか」

嘘ってばれてたかな。

やっぱりニヤニヤしながら。

よしよしされたから。



2003年09月18日(木) 眠れない。

さっきあいつとの電話を切った。


今日一日、ずっと気になってた。

「元彼女」の事。

聞きたいけど、聞けない。

どうだった?電話したの?

簡単な事なのに。

気にしてるって思われるのが嫌で。

なんとも思ってないもん!って強気でいたいから。



どうでもいいような、いつも通りの会話。

なのに、疑いだすと、キリがない。


何かいつもと違う気がする。


いつもより笑ってる事が多くない?

機嫌いいの?

何で機嫌いいの?

何か、いい事あったの?



たとえば、元彼女と電話したとか?




勘ぐり出すと止まらない。

気分はどんどん凹んでくるし。

もやもやしてくるし。



「今日は、電話してくるの、いつもより早かったね」

「そう?いつも通りじゃない?」

「えー、いつもはもっと遅い時間に電話してくるじゃん」

「そうかな?」

「何かほら、誰かと電話した後だったから、とかさ」

「え?」

「誰かと電話してて、終わって、じゃ、りりかに電話するか!みたいに思ったから、早かったとかさ」

「いや、別に違うけど?」

「そう、ならいいんだけど」

「あ、昨日は長いメール、ありがとね!朝起きて読んで、すごい嬉しかったし、よっし仕事頑張っちゃうぞって思えたよー。でも、りりかがあんな時間にメールくれるのも珍しいよね」

「そお?」

「そーだよー。嬉しかったからいいんだけど、でも早く寝なきゃだめだよ?」

「うん、分かった」

「昨日は遅かったみたいだし、今日は早く寝なきゃね」

「・・・なんで?」

「は?」

「何で早く寝かそうとするの?何かあるの?」

「何を言ってるの?明日朝早くから仕事でしょ?寝不足じゃだめだよってことだよ」

「わかった。寝る。おやすみなさい」

「なーに怒ってるんだよー」

「怒ってないもん。寝るよ、明日寝不足で働きたくないし」

「そか、怒ってないなら、いいけど。明日も頑張ろうね、お互いに。おやすみー」




少したって、メールして見る。

電話中だったら、メールは電話を切ってからセンター問い合わせしなきゃ、届かない。

「眠れない」

こんな一言だけ。

返ってこなかったら・・・電話している可能性があるってことだよね。

・・・寝ちゃった可能性も・・・いやでも、こんな切ったばかりで寝ないか。


送信して3分もしないうちに。

「でも、寝なきゃだめだよ。目をつぶってゆっくり呼吸しながら横になってなよ」

って返って来た。




ホッとしたのと同時に。

何をあたしは疑っているんだろうと悲しく思う。


はっきり、彼女が何で電話してきたのか、分かればいいのに。

そして。

あいつは。

彼女から電話が来た事に対して、どう思ってるのか。

嬉しいのか、迷惑なのか、なんとも思ってないのか、どうか。

分かればいいのに。



また今夜も、眠れそうにないや。



2003年09月17日(水) モトカノ

日付が18日に変わる直前の17日の夜。

いつも通り、あいつと電話してた、あたし。

ベットの中で、あいつの話を聞いてた。



あたしと付き合う1年半くらい前。

だから、今から3年くらい前に。

あいつは、年上の看護婦さんと半同棲してた。

その話は、何度も聞いた事があるんだけど。




その彼女から、今日着信履歴があった、と聞かされる。

何か、胸がざわざわした。

「で?なんだって?」

「仕事中だもん。出れるはずないじゃん」

「そか。何だったんだろうねぇ・・・」

「わっかんない。でも3年ぶりだよ?マジ、何だったんだろ?って俺が聞きたいよ」

「折返し電話してみたらいいんじゃないの?」

「ねー・・・。何か緊張しちゃって、出来ない。間違いかもしれないしね」

「でも、分からないじゃん。なんか用事とかあったのかもしれないじゃん」

「んー。別にいいよー。用事があればまたかかって来るでしょ」



その後、違う話になったりしたけど。

あたしはずっと、その電話のことばっかり引っかかってて。

電話を切って、夜中3時過ぎても、なかなか寝付けなかった。



別れ方も、彼女が適当人間のあいつに愛想を付かして出て行ったらしいし。

喧嘩別れっぽいから、ちゃんと話して納得して別れたわけじゃなさそうだし。




バカみたいだけど。

前に、あたしが仕事の時は忙しくてメールを余り返せないって話の時。

元彼女は看護婦だったけど長文メールをくれたって言われて。

その時あたしは「人は人じゃん。あたしはあれでも頑張って返してるの」って言った事があった。

そもそも、携帯のメールって何か苦手なあたしは。

そんな風になんとなく比べられているみたいな事も嫌で。

ますます返さなかったりした事があって。



ホント、バカみたいだけど。

それを夜中に思い出し。

どうでもいい内容の長いメールを送った。

こんな事、滅多にしないのに。

元彼女からの着信がそうさせたんだろう。



あたしだって、長いメールくらい、送れるんだよ!って。

バカみたいに意地になって。



ホント、何で電話して来たんだろう・・・?



2003年09月16日(火) 加齢

何か、最近微妙に忙しい。

でも、忙しい中でも、あいつとは毎日電話もしているし。

時間があれば、メッセもする。

日曜日には、数時間だけ会ったし。

喧嘩もするし、仲良くもしている。



あたしは、甘ったれだし、年上と付き合う利点みたいなものってないんじゃないかってよく思う。

でも、あいつは。

「普段しっかりしている人が、自分にだけ甘えてくれるって言うのが、俺はいいんだよー」

ってよく言う。

不思議だなぁ。

あたし、ホントに普段誰かに甘えるって下手なんだよね。

でも、あいつには自然に寄りかかれちゃうんだよね。



いつか。

「5歳も上のくせに、甘えすぎ!」って怒り出さないかな?


あいつは年齢差を全然気にしてないし。

あたしばっかり、そう言うの気にしているって思う。

あたしだけ気にして、若作りしなきゃ!とか焦ってずるいと思う。

余りしつこく言うと、怒られるから言わないんだけど。




目じりに小じわがたくさん出来て。

口の周りにも出来て。

どうしよう!って。

朝、鏡の前で泣きそうになってるあたしを。

もう一人のあたしが、冷静に見つめている夢を見た。

夢の中のあたしは泣きまくり。

どうしようって思って、目が覚めた。


すぐに、鏡を見たのは言うまでもない。



加齢は避けられないのに。

避けようって、足掻いてる。

くすんだ肌を、どうにかしなきゃ、って基礎化粧品を見て回る。

エステとかいったら、また違うのかな?って、お金なくて無理なのに広告見てため息つく。


ふと、思う時があって。


あたしは、5歳も下の子と付き合っているから、こう言う風に思うのであって。

普通に年上の人と付き合っていたら(元だんなと一緒のままだったら)。

こんな風に、悪足掻きしなかったのかなぁ?とか。



あいつは。

「いつまでも綺麗でいてね」とか「このまま(の年齢、見た目)でいてね」とか言わない。

言われた記憶がない。


「エステに行きたいー。小じわとか出来ないようにしたいのー」

「出来たっていいよ」

「やだ」

「だって、年とったらしわが出てくるの、当たり前じゃん。腹がたるむのも当たり前。金かけてそれをちょっと後に引き伸ばすだけじゃん」

「引き伸ばしたいの、ちょっと後でも!」

「りりかはりりかじゃん」





でもさ。

友達の彼女とか、自分と同じ年齢の女の子とかさ。

あたしと若い子を比べるようになったり。

そう言うことも、有り得ないとは言えないじゃん。

5歳も若い子と張り合おう!とは思ってないけど。

精一杯頑張って、今の状態を維持したい。



そう思うのは、やっぱ。



あなたが5歳も年下だからなのかな?

もし。

「おばちゃんになってきたねー」

とか言われても。

「あんただっておじちゃんじゃん!」

って言い返せないからなのかな?



2003年09月13日(土) 愚痴

元旦那は、愚痴を言う人じゃなかった。

あたしに仕事の愚痴を言っても分かってもらえないと思ったのか。

それとも、男が弱音を吐いてる姿を女に見られたくないと思ったのか。

または、愚痴なんかなかったのか・・・。


どれか分からないけど。

とにかく、言う人じゃなかった。

何度か聞いた事はあったけど。

ホントに数えるほどで。



あいつは、毎日のように言う。

仕事のことだけじゃなく。

自分の家族のことも、色々と。

「でさー。マジで嫌になっちゃうんだよねぇ」

なんて、すぐ言う。


あたしは。

愚痴、なのに。

素直に、楽しいって気分になって聞いている。



昨日。


「それで、昼間ちょっと自宅に帰ったら、姉ちゃんが寝てたのね」

「うん」

「里帰りって言ってもさ、甘え過ぎだって思うわけ。飯も作らなきゃ家事もしない、赤ちゃんの面倒はばあちゃんか母ちゃんが見てるんだよ?」

「産後はしばらく炊事とかだめとか言うしねぇ」

「俺もそれ聞いた事あるけど。でもそれは、昔の女の人は動きすぎだったから、産後位はゆっくりした方がいいって意味だったんじゃないの?姉ちゃんはゆっくりしすぎなんだよ!」

「まぁ、里帰りが終わったら、ちゃんと家事育児もしなきゃなんだから、いいじゃないの?」

「でもさー、こんなに楽していたら、帰ったら大変になるって俺言ったんだよ。昼間っから寝過ぎなんだよねー!そう言ったら、私はあんたの洗濯物干したんだからね!って言い返してきやがった」

「洗濯してくれているんだから、いいじゃん」

「でも、ホント干すだけなんだよ?たたむのは嫌い!とか言って、母ちゃんがやってるの。姉ちゃんの分もだよ?」

「そうなんだー。あたしはね、干すよりたたむほうが好き。だから、店のダスター(テーブルとか拭く布きんで、夜何十枚ものダスターを洗濯する)を一人でたたんでいるのとか、楽しいもん。たたんでいるときに、色々と考え事とかしちゃったりしてさ」

「そ、そっか・・・。考え事って?」

「あのね、明日は晴れるかなぁとか、今日は何食べようかなぁとか。どうでもいい事だらだらと」

「・・・楽しい?」

「すっごく!!!」



しばらく、あいつが黙った後。



「りりかって、不思議だわ・・・」

「何で?」

「何か、凄く腹立ってて、むかつきながら、姉ちゃんの話してたのに、俺今何だかほんわか楽しい気分になってる(笑)」

「えー?あたしの言ってる事ってばかっぽいのかなぁ?」

「俺にとっては癒し系なんじゃないの?」

「癒し系?」

「いつの間にか、和んじゃうもん。ありがとね」



何だか知らないけど、褒められた。



「男の愚痴とか、聞くの嫌じゃない?」

「嫌じゃない。楽しい。って言うか嬉しい、かな?あたしにそれだけ心を許してるって事かなぁ?って」

「許しているよ、確かにね」

「なんかね、嫌なこと、いい事、色々な話をしてくれるって嬉しい」

「やっぱ、不思議だよー。りりか、ありがとーって言いたい(笑)」



あなたがどんな人と今まで付き合ってきたのか知らないけど。

愚痴でも何でも、話を聞きたいって人はたくさんいるよ?

あたしが別に、特別不思議なわけじゃないでしょ?


それにね。


あなたが、愚痴を言って、あたしにも言える環境を作ってくれているから。

あたしは溜めずに、仕事の愚痴を言える。




だから。


ありがと、は、あたしも言いたいんだよ。



2003年09月12日(金) あいつじゃない年下の男の子♪

今日は、本当に疲れた一日だった。

仕事なんだから仕方ないんだけど・・・。

12時間働いて休憩が35分って・・・。



あいつは今日は午前中だけ現場に出て、午後は会議だったらしい。

会議中にメールが来てたけど・・・平気なの?

しかも内容が。

「眠いんだけど、寝たらおやじにぶっ飛ばされそう」

とかなんだけど、メール打ってる時点で、ぶっ飛ばされない?



いつもはシャワーだけなんだけど。

久しぶりにお風呂を溜めて、湯船にゆっくり入ってみた。

バイトの子からもらった、ミルク入浴剤を入れて。

狭いお風呂だから、どうしても足がちゃんと伸ばせなくて、体育座りなんだけどね。



でも、こんなお風呂とも、そろそろお別れ。

実家に帰る事になった。

精神的な事もだけど、何より金銭面でかなりきつい。

お風呂も狭いし。

まぁ、実家のお風呂も似たり寄ったりなんだけど。





少なくとも。

一人で疲れた体で帰って来た部屋が真っ暗、なんて事はない。

寒い夜に、冷たい空気の部屋に入る事もなくなる。



ただ、実家の犬が苦手・・・。

小型犬なんだけど、怖い。

あたしが帰ると喜んで走って玄関までお出迎えしてくれて。

飛びついてこようと(ミニチュアダックスなので、飛びつく事なんか出来ず、足元に摑まって、尻尾を振りまくるだけなんだけど)必死になってる。

あたしはそのたびに。
「分かったから、ちょっとどいてよー・・・ちょっと、ひぃくん(弟)どうにかしてーーー」

と、助けを求める始末。



「りりか、帰ってくるんだって?いつ帰ってくるの?」

弟から電話が来た。

「来月の半ばかな」

「じゃ、レン(犬の名前)がりりかに慣れるようにしてやるよ」


・・・別にあたしに慣れていないわけじゃないと思うけど?


「そか、ありがとね」

「あと、りりかの残業の日は、駅まで迎えに行ってやる」

「あ、あたし車だから・・・」

「あー・・・そうか」

「ひぃくん、あたしが帰ること、嬉しいんだ?」

「別にー」




あたしが帰る事を、心待ちにしている様子の弟。

かっわいいなー、と思う。

最近思春期でかなり口数も減った。

あたしを呼び捨てにしたり、生意気な事を言ったりする。


でも。

やっぱり可愛いなぁって思う。



2003年09月09日(火) 可愛いお姉さん

何だか最近の日記は暗いなぁ。

って、ここ読んでくれてるお友達からメールをいただき。

「夜中書くからじゃないの?」

とも言われ。

そうかな?と思った。



けど。

あたし、だいたい夕方なんだよね、書くのって。


だから今日は朝更新しよう。

とか思いたち。

こんな時間から更新。

そう言えば、あいつのお姉さんの話を書いてなかったなぁと思った。





この間、あいつの実家に行った。

もう何度も行っているから、ドキドキもしなくなったなぁ。

あいつの姪っ子(生まれたばかり)を抱っこさせてもらったり。

赤ちゃんってこんなに軽かったんだぁって、妙に感動したり。

3人も産んでいるのに。



お祝い、何がいいかなぁって悩んで悩んで。

結局、子供用のハンガーといたずら防止グッズ(ビデオラックのガラスの扉をロックするやつとか色々)とありきたりだけど洋服にした。


その時に、あいつのお姉さんに。

「りりかさん、キティラーなのに、こう言うのはキティちゃんじゃないんだ?(笑)」

「いえいえ、キティラーはそろそろ卒業したいんですよ・・・(笑)」

「えー、何で?」

「だって、来年三十路だから・・・」

「あぁ!そうなんだよね!Hの彼女って言うイメージから、どうしても私より下って考えちゃうけど(笑)三十路かぁ」

「Mちゃん(お姉さん)もすぐだよ、すぐ」

「私はまだあと三年あるもん♪」

「・・・いいな。でも、あっという間だよ(笑)」

「そう言う事言わないで(笑)」



お姉さんなんだけど、2つ年下のせいか。

妹、みたいな感覚。

育児のことも。

お姉さんの周りで子供産んだ事のある人って言うのが。

一番最近の人でも、10年前らしく。

あたしはライラがもうすぐ6歳だから、6年前。

って事で、色々聞いてきてくれたりする。


・・・ほとんど忘れちゃっているんだけどね(笑)



何か可愛くて、いい子(お姉さんなのにいい子はまずいか・・・)だし、ついついいつも話が弾んでしまう。

けど、あいつにとっては。

「りりかってさ、うち来ると姉ちゃんとばっかり!もう連れてこないよ!!」

って嫉妬の対象になったりするから、訳分からない(笑)




お姉さんにとって、あたしは悩みの種だった時期もあったと聞いた。

お姉さんはあたしが離婚する前から、あたしたちの事を知っていた。

あいつとお姉さんは仲良しだから。

そう言う話も、したらしい。

もちろん「何考えてるの?」って怒られたって言っていたし。

お姉さんも悩んで、ご両親に伝えようか考えて。


でも、思い止まったのは。

「俺の人生なのに、後悔しても何でも、俺のやりたいようにしちゃだめなの?」

って言うあいつの言葉だったって言う。

それ聞いたお姉さんは。


なら、後悔しまくって、ボロボロになって、捨てられてきちゃえば?


って、思ったらしい。



「一生会う事もないと思ってた」

って、言われた。

まして。

「こんな風に仲良く会話できる仲になれるなんて思っていなかった」

って。




いろいろとご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。


「でも、Hもすごく幸せそうだから。今は親に告げ口しなかった事、自分の中ではよかったと思ってるんだよね」




お姉さんは今月後半に、自宅へ帰る。

今度は自宅のほうに赤ちゃんを見に来てね。って言ってくれて。


「りりかさんも、早く赤ちゃんが出来たらいいね」

って言ってくれた。


お姉さんも、この間の妊娠の事だけは知らない。

あたしが、出来にくい体で病院に通っている事は知ってる。



ちょっと、胸がチクンと痛んだ。


あとで、あいつに聞いたら。




やっぱり、胸が痛くなった、と言った。



2003年09月08日(月) 切り替え

次女の松葉杖も外れて。

今週から身軽になって学校に通っている。

嬉しそうに、でもちょっとだけ残念そうに、電話で語ってくる。

「よしくんに、松葉杖月曜に貸してって言われてたのに、貸せなくなっちゃった」

「そんな約束してたのー?(笑)」



先週はよく会いに行ってた。

少しでも会いに行ったりしてたから。

何だか一緒に暮らしているような錯覚になったこともあった。

病院からの帰り道に。

「今夜の夕飯はなんにしよう」

とか。

「天気がいいから、帰ったら洗濯しよう」

とか、考えてしまったり。


普通に。

家族五人分の。

夕飯や洗濯物を思い出していた。





あいつと会っても。

今までと変わらないまま接する事が出来るあたし。

「これ買っておいたほうがいいよ、いずれあたしが使うから」

ってあいつの部屋用の座椅子を買わせたり。

「絶対に後々困るから大きい車にした方がいいんだってー」

ってあいつが買い替える予定の車のことに口出したり。


当たり前のように。

あいつと一緒の未来を。

考えるあたし。





無意識にしている。


あいつと会っている時の、女ってだけのあたしと。

子供たちと会っている時の、母親ってだけのあたしと。

無意識に切り替わってる。



一人になった時に。

訳が分からなくなって、頭痛がするんだけど。




でも。

こんな切り替えが、1年以上前から出来ていたら。

そしたら、今

あたしが色々と考えたりすることもなかったのに。

そしたら、今。

あたしがこうして、一人でパソコンに向かっている事もなかったのに。




なんて、今更考えても遅いんだけど。

あとの祭りだ。



2003年09月02日(火) 骨折

幸せになりたいのなら。

私なんかやめておいたほうがいいよ。




何度も何度も。

口に出しそうになる。

そのたびに。

思いとどまる。

「じゃ、そうする」

なんて言われたら怖いから?

「バカ、いい加減にしろよ!」

なんて怒られたら嫌だから?





堂々巡りですね。

って言うメールを頂きました。

そうですね。

そうだと思います。




先日。

次女が足を骨折して。

家でふざけていて、階段から転落したらしいんだけど。

夏休みも最後の最後に、ギプスになり。



何度か会いに行き。

一緒に病院へも行った。


「ママ、帰らないで」

「でも、ママお仕事あるし」

「でも、ママいたほうが痛くない気がする」

「・・・」



昔から、甘えない子だった。

一番上のお姉ちゃんが心臓病だった事もあって。

ほとんど年子の次女に手をかける事は出来なくて。

すごくしっかりした子に育って行った。


上のお姉ちゃんの体も安定して来た頃に。

ライラが生まれて。

次女は結局甘えるって事を思う存分出来ずに育った。




あたしの家に連れて帰ろうにも、あたしが働いている間は一人になる。

学校も始まってしまう。

あたしが残ろうにも、仕事がある。

一緒に連れて帰る事も残る事も出来ず。


涙を浮かべて。

「次はいつ来るの?」

と言う次女に手を振って。

「ママの仕事が休みか、夜だけの日とかに来るね」

と言い。

「電話してね。手紙も書いてね」

と、次女は無理して笑おうとする。



昔から、そうだったように。

泣くの甘えるのを我慢して、笑う。


あたしみたいだ。





子供たちと一緒に暮らすとしたら。

選択肢なんかない。

あたしが、復縁をお願いするしか方法がない。

元旦那は、もしかしたら子供のためにOKしてくれるかもしれない。




そんな事、出来るわけない。




どうしていいのか、分からなくなる。



あいつは、あたしのこんな馬鹿げた考えを理解出来るはずもなく。

あたしは、そんな考えを言えるはずもなく。

あたしは、あいつの結婚話に無理して笑うだけだ。






初めてかもしれない。



あいつの手を離さないと決めた事を。

後悔したのって。



2003年09月01日(月) もう9月か

朝仕事行く時に、小学生の集団を見た。

今日から新学期か。

もう、9月になっちゃったんだ。


肌寒い朝だったから。

夏も一緒に終わってしまったように感じる。




あれから。

あたしは、あいつには何も言えてないし。

やっぱり何も変わらず。

同じまま、一緒にいる。






当たり前だけど。

あたしが考えているように。

あいつが同じように考えているとも限らないないから。

そして、あたしの気持ちを。

あいつが全部分かってくれるはずもなく。

理解できない部分も多々あって。

それは、あたしにも言える事で。



人の気持ちって難しいなぁって思う。



同じ考えの人なんかいるはずないのに。

そんな事分かっているのに。

こうやって少しの考えの違いが出てくると。

あたしは、臆病になる。



あたしは、この人と一生をうまくやって行けるの?って。

また、同じ事の繰り返しになるの?って。



一度離婚していると、どうしても怖くなる。

うまく行く結婚生活なんか。

あたしに出来るの?って。


 < back  INDEX  next>


りりか [MAIL]

My追加
エンピツ