あいつが、髪を切った。 就職活動を本格的にするため。 茶髪だった髪も、ちょっと色が落ち着いてた。
あたしは17歳で結婚しているから、もちろん就職活動とかそう言うの分からない。 高校も中退だし。 バイトの面接とかには、髪の毛きったり、色染めたりして臨んだ事ないから。 いろいろ大変なんだなぁって思ってた。
「どんな仕事したいの?」
「特にないですけど・・・これが嫌だなって業種はあるけど・・・」
なんて話を、生理痛でだるい体で聞いてた。
「地元に会社が支店とかでもいいからあるのが理想ですね」
「なんで?」
「地元に帰ろうかなと思ってるから」
「いつ?」
「まぁ、来年の4月に入社して、すぐでもいいし、研修みたいのが終わって、勤務地希望出せるときになってからでもいいし」
入社してすぐ??? ていったら、来年の4月にすぐ???
「そ、そしたら、遠距離になっちゃうね・・・」
「でも、土日とか、休みのときに帰って来るし」
あたしは、三日会わないだけでも、寂しくなってしまうくらいなのに、それが1週間に一度、しかも、仕事が忙しくなったりしたら、毎週だって帰って来れないと思うし。
不安になった。
「そしたら。あたしは我慢出来なくなっちゃうだろうなぁ。寂しさみたいのに」
珍しく、素直に気持ちを言って見た。
あいつは驚いて、でも予想してたかのようにすぐに答えた。
「でもね。俺の人生設計では30までに結婚資金とか貯めなきゃならないんですよ。将来結婚する人に、経済的に不安なままからスタートさせたくないから。そのためには、実家に帰って貯める方が確実なんです。こうして一人暮らしをしてたら貯まらないしね」
ふーん・・・結構まじめに考えているんだなぁ。
でも、寂しいよ。
あたしは、遠距離は出来ない。
だって、いつでも傍にいてくれるって言う安心がなきゃ、怖いもの。
「だから、俺が地元に帰る前までに、ちょっとくらい離れていても平気!って言う信頼関係をつくっておきましょうよ。月に2,3回しか会えなくても、信じているし、大丈夫だもん!って言う気持ちになれるような関係になっていましょうよ」
「んー・・・どうだろう?今、君は、あたしの中で、かなり信用がないからねぇ」
「それで、俺が30歳、りりかさんは35歳。幸せな結婚生活をスタートさせましょうね」
まただ・・・なんで、いつもこういう重い話をさらっと言うんだろう。
無理だってば。
「あのね。君は普通に子供も産んでくれる、初婚の人と結婚しなさい」
「あのね。りりかさんも普通に俺の子供を産んで、結婚しなさい(笑)」
笑い事じゃないよ・・・
「まー。いつか結婚できるときが来て、それでも、今みたいにりりかさんがやだやだ言い張っていたら、無理やりでも既成事実を作っちゃいますけどね」
「は?」
「ゴムに穴開けちゃうから!」
・・・ばか?
女がそう言うことして、結婚するための既成事実を作る話は聞いた事あるけど。。。男がやるか?
「そしたら、あたしも妊娠した事内緒にして、病院に行って、子供産みたくないんで・・・って言うからいいよ」
あいつとつきあって4ヶ月が経過。
で、生理は今日、あいつと付き合って2回目のが来た。
おかしいだろ?数合わないし。
でも、この生理も薬のおかげで、来ました。
基礎体温を毎日つけているんだけど、このグラフ(グラフ表にしてそれを持って通院しています)じゃ、生理は来ないね・・・と言われて。
前は注射だったんだけど、体に一気に副作用が訪れること、注射自体の痛みが強い事・・・などから、飲み薬に変えました。
2週間飲んだら辞めて、そしたら3日以内で来ると言うもの。
一気に副作用が無いとは言え。
徐々に、徐々に、副作用は出てきました。
吐き気・頭痛・倦怠感・微熱・・・
もちろん、仕事にも支障が出てきたことも確かです。
でも、薬のおかげでも何でも、生理が来なきゃ体はおかしいままなんだから、と言う事で、彼に励まされ、友達に励まされ、頑張ってきた。
で、やっと来ました。
薬を飲み終えて2日目。
ホッとしたけど・・・ううーん。
2002年05月29日(水) |
安心できる睡眠が欲しい |
仕事で、嫌な事が山盛りであった。
辛かった。悲しかった。
彼に聞いて欲しかった。
「大丈夫、いつかは認められるよ」
ってよしよししてほしかった。
でも。
彼は今夜はバイトです。
だから、メールもありません。
たとえ、メールがあったとしても、バイトが休みだったとしても。
会いには行けません。
今夜は、だんな様があたしより早く帰ってきてたので。
逆にバイトでよかったかもしれない。
もし、バイトじゃなくて家にいたら、あたし、こんな時に、会いに行きたいのに、だんな様が何でいるんだろう・・・なんで結婚しているんだろう、あたしは・・・って、嫌な考え方しちゃったかもしれないから。
こんなにこんなに、悲しい夜に。
あたしは、一人でパソコンの前です。
叫びだしてしまいそう。
あたしが何したんですか?
あたしは間違った事ばかりしているからですか?
助けてください。
もう、これ以上辛いのは嫌です。
・・・・・・・・・・。
早く、彼にあって、元気をもらいたい。
いっぱい、あたしの声がかれるまで、話を聞いてもらいたい。
そして。
よしよしして。
ぎゅーってして。
「こんなときは寝ちゃっていいよ」
って、背中をとんとんして欲しい。
あたしが、安心出来る場所。
それは、ここ・・・家庭じゃない。
昨日から引き続き、彼の部屋にいて。
12時を回って、日付が変わって。
あたしたちは4ヶ月を迎えた。
ふたりで、乾杯をして。
とはいっても、あいつはウーロン茶。
あたしと二人きりのときは、飲まないと決めた。
それは。
あたしに乱暴になるから。
あたしをおいて寝ちゃうから。
なにより、酒が入ったときに、いろいろな問題が起こるから。
それを続けられたら、いろいろご褒美を上げるねって事にした。
2002年05月27日(月) |
あたしのため。あたしの妹のため。 |
今日は、あいつと最初で最後の勤務でした。
あたしは、今日で3回目の勤務なんだけど、 あいつはもう5回くらい働いているので、 しかも、かなり長い時間働いているので、 仲良く話す人とかもいたりして、なんだか違う世界の人みたいに感じた。
かわいらしい女の子もいて、その子と話しているあいつの声のトーンが ふと昔を思い出させた。
あいつは、去年の秋位から、あたしを好きだったらしい。
あたしは、気付かなかったんだけど。
でも、思い出して見ると、飲み会とかバイトの集まりとかで いつも傍にはいた。
それで、「りりかさーん」って、さっきの声のトーンで話しかけられてた。
あいつは、気にいった人と、そうじゃない人の場合のトーンが違うんだな、と、さっき気づいた。
なんだか、複雑。
そして、あたしはまた、考える。
「こういう子が、いいんだよね。君には」
口には出さないけど。
でも、最近、あたしの中で何かが吹っ切れたことも確か。
その話は明日・・・
で、話は戻って。
仕事中は二人とも、キッチンとフロアーって事で、 余り絡みは無かったんだけど、朝から具合の悪かったあたしに すぐに気づいて、「どうしたんですか?」と声を掛けてきてくれた。
「頭痛いの。朝から。ごめんね、それでメール返す気力も無かったんだ」
あいつは、いつも一番にあたしの変化に気づいてくれる。
それだけ見ていてくれるって事なんだけど。
彼は、後1回働いたら、終わり。
あたしは、今日で終わり。
・・のはすだったんだけど。
妹がやっぱり、続けて欲しいと彼に言い出した。
あまり、人間関係もうまくいっていない、職場。
なんだか、空気はぎすぎすしている。
そんなとこで、働きたくない気持ちも分かる。
でも、あたしは勝手だけど、彼がここで働いてくれたら、 安心だなと思う。
何かあっても、すぐに分かるし、安心だな、と思った。
あいつはしばらく悩んで、あたしと妹の説得(脅し?) にも負けて、「続けます・・・」と言う事になった。
妹を送ってから二人になって。
いろいろ話しているとき。
やっぱり、悪かったなぁと思い始めた。
やりたいバイトをしたいだろうに、わざわざやりたくないバイトをさせるのもどうかなぁって。
「なんだか、ごめんね」
って、言って見た。
でも、あいつは笑ってた。
「いいですよ。りりかさんの妹のためになるって事は、結局はりりかさんのためになるんですからねー」
って、言われた。
あなたを犠牲にするばかりの恋愛じゃないかな?
あなたを我慢させるばかりの恋愛じゃないかな?
あたしに出来る恩返しは。
あなたをいっぱい、いっぱい。
「もっと、ピュアな恋に生きろよ。結婚も出来ない相手を好きになってどうすんの?」
あいつに、例のメル友を紹介してくれた友達から、あいつが言われたらしい。
あたしたちの関係は確かにピュアじゃないです・・・
それ聞いて、あたしはへこんだ。
普通の恋愛に生きろと言う、あいつの親友の言葉、思いはよく分かる。
こんな事してても、辛いだけだよ?
て、言いたいんだろうなぁ。
でも。
あいつはその親友に、こう、答えた。
「何がピュアなの?じゃあさ。お前は○ちゃんと結婚できるから好きになったわけ?好きになったから結婚したんじゃないの?無理かもしれないけど、ずっと好きでい続ける。諦めない。問題が山積みでも、好きでいられる。問題なんか関係ないくらいに好きでいる。こっちのほうがピュアじゃない?」
かっちょいいー!
って、ちょっと思ったけど。
でも、親友から見たら、心配で心配で仕方ないよね?
分かります・・・すいません。
ピュアって。
純粋とか。清純とか。高潔とか。
そう言う意味合い。
あたしたち。
純粋?清純?高潔?
きよらかかなぁ?汚れも無いかなぁ?
でもね。
結婚できる相手だから、好きになるんじゃない。
好きになったから、結婚するんだ。
これは納得。
でもね。。。
今日、上の子供たちの小学校の運動会があった。
朝からお弁当をたくさん作って、だんな様はおにぎりを作ってくれて 二人でつめて、一番下の子と一緒に学校へ向かった。
あたしは、28歳で、小学校5年と3年と4歳の子供がいる。
だから、もちろん、見た目にもそんな大きな子供がいるようには見えないし、なにより、実年齢より、若く見えるらしい。
25歳行くか行かないかに見えるらしいから、驚かれる。
そんなんでも、ちゃんと、学校行事には参加するのよ・・・
もちろん、「あの人っていくつ?」「後妻?」みたいな目で見られる事必至。
だんな様が、朝早くいって、場所取りもしてくれているので、 最初の種目が始まるくらいに到着。
考えて見ると、だんな様は、こう言う事はまめにやってくれる。
うちの次女(3年生のほう)は、親のあたしが言うのもなんだけど、 勉強は出来るし、運動も出来る。(誰似?)
もう、幼稚園のときから、ずっとリレーの選手。
もちろん、今年も。
今年は、アンカーをやると言うので、だんな様と二人で楽しみにしてた。
リレーが始まって、どきどきがあたしにも伝わってきた。
ていうか、あたしのほうがドキドキしてた。
ものすごく。
娘のゼッケンは14番。
「頑張って・・・」
心の中で応援する。
トップでバトンが回ってきた。
でも、2位の子と、接戦。
あ・・・抜かれちゃう・・・頑張って!
必死な表情で、走る。我娘。
あたしも、ぎゅっと手を握って、息を止める。
あと、ちょっと!あと、ちょっとだよ!!!!
白線は娘の胸で切れた。
「や・・・やったぁ!」
だんな様に、飛びついて喜ぶあたし。
感動して涙まで出ちゃって。
ふと。気づく。
あたしってば、ものすごく母親じゃない?
って。
感動して涙が出そうなわけは。
単にトップだった事じゃない。
今までの成長過程を。
走馬灯のように、思い出すから。
今まであいつと、4回そういう関係になりました。
そういう。
関係です・・・(照)
で、最初の1回はあいつがだめで。 (過去日記参照で。)
二回目、三回目は普通に出来た。
昨日、4回目に挑戦した。
だめでした・・・あいつが。
で、題名のとおり、×○○×で。
話はそれるけど、最近多い気がする・・・ 頻繁っていうか。 なんでだろう?
あたしは、嫌いです。今も。そういうの。
でも、変わりつつあることも確かです。
よく、友達で多いのは、 「好きな人とならやりたい。抱いて欲しい」というもの。
あたしはだめです。
好きになればなるほど、出来なくなる。
昔から、そう。
なんで、あんな事を(所を?)好きな人の前で出さなきゃ、見せなきゃならないの?という風に思ってしまう。 好きなら、そんなの必要ないじゃん。 そもそも、ああいうのは、子作りのための行為であって。 好きだからする行為じゃないんだよ!!
とか。
考えていました。
しかし、変わりつつある。
最近は、拒まなくなった。前ほど。
いいかな、と思う。
理由は?何でそこまで変わったの?と聞かれたりしますが。
観覧車制覇しよう。
あたしが、言い出した事。
あたしたちの始まりが、お台場の観覧車だったから。
いろいろな場所の観覧車にのろうね。
あたしが、言った事。
今日はだんな様が出張だったので、 あたしは、急遽、あいつの家に行った。 時間が出来たら会える。 時間を作って会う・・・じゃなくて。
時間が出来たら。
会う。
そうしなきゃ、お互いに疲れると思って。
どうしても、いつも会いたい気持ちだから。
いつも一緒にいたい気持ちだから。
そのために、無理して、時間を作って会っていたら、
二人とも息切れしちゃうんじゃないかな?
それで、二人で飲んでいた。あいつの部屋で。
昨日、例のTDSにも一緒に行ったカップルの彼女のほうから、
「横浜に行きたいんだけど、彼のほうが案内出来ないって言うし、私も分からないから、今度ダブルで行かない?」って誘われてた。
ちょうど、横浜には行く予定でいたから、別にいいかな?と あたしは思い始めていた。
飲みながら、あいつに聞く事にした。
「横浜さ。Rちゃんたちと一緒に行かない?」
行くか行かないか、答えてくれるだけでよかった。
のに。
サラのシャンプーとコンディショナーとボディソープが安かった。
だから、あいつんち用に、お買い上げ。
あと。
あたしの基礎化粧品。
あいつのMDの前に、普通においてある。
こうして。
あたしの空間が。
彼の空間に入り込む。
それを、あいつは喜ぶ。
「うちのはさみが無いんだけど、知らない?」
彼から電話。
「多分、あそこの二番目の引き出しじゃないの?」
あたしが答える。
嬉しそうだった。
もう、りりかさんはお客様じゃないね。
だって、俺の家の中で、俺の分からないことも知ってるから。
あたし。
切なくなる。
悲しくなる。
嬉しさもある。
あいつが。
「りりかさんのマグカップと。歯ブラシを買います」
と言った。
「なんだか、同棲みたいだね。誰かきたらどうするの?」
「気にしない。半同棲だもん。すでにね」
胸が。
凄く、凄く痛んだ。
胸の痛みは。
切なさが8割で。嬉しさが2割。
あたしの、あいつの。
二人の空間が出来上がって行くのを。
あたしは、うつろな表情で見ている。
これでいいの?
結果的に、あたしが、あいつが、傷つく事になるんじゃないの?
何度も聞いて見る。
あたしの気持ちに。
でも。
あいつの。
無邪気な笑顔を見ていたら。
そんなことどうでもよくなった。
今。
あいつが、あたしと一緒の空間を作りたがっているのなら。
2002年05月21日(火) |
帰って来る人。待つ人。 |
あいつの誕生日が来月の最初にある。
誕生日は、横浜の観覧車に乗ろうか?
ちょうど土曜だから、あたし、15時くらいから家出られるよ。
仕事もないし。
3時くらいまで一緒にいられる。
または、前の日の仕事が終わってから19時くらいから、誕生日を一緒に迎える?
朝の5時くらいまでなら大丈夫だよ。
どっちがいい?
あたしが、提案した。
じゃぁ。
前日の19時から、ずっと、一緒にいて。
2日後の3時まで。
無理って、分かっているくせに、こんな事言う、彼。
いたいよ。一緒に。そりゃ。
今日、本当は彼と一緒に働くはずだった。 でも、人が足りていると言う事で、あたしだけ休みになった。 まぁ、仕方ないかな。 彼は、早起きしてバイトに向かった見たい。 起きたらメールが来てた。
あいつは、変わった。 本当に最近そう思う。 義務感なのかもしれないんだけど。
バイトもまじめにやりとおしている。 遅刻もしない。 すごく、すごく、きとんと生活していると思う。
そうなったのは、あたしとつきあったからだと、あいつは言うけど。 そうなのかなぁ。 あたしは、そんなたいそうなものではないし。
でも、大人になってきたとはとっても思う。 初めて会った、去年の夏。
あいつはお子様で。 あたしはいつも、いらいらさせられた。
どーしようもない、大学生。 こんな甘ったれだから、留年までするんだよ!って思ってた。
バイトは遅刻する、やる気は見えない、口答えばかりする。
短期でいいやーって言うのが見え見えだった。
今年に入って、「仕事出来る人間があたしは好き」と言う話をしてから、 凄く頑張るようになったと思う。 いいことだね、うん。
今日は夕方前から、一緒にいた。 友達とご飯を食べに行ったりして、22時半くらいにまた 彼の部屋に戻った。
あんな事があった後だったし、 いつも以上にいちゃいちゃした。
彼が、 「昨日、りりかさんにいわれた言葉、すっごくすっごく嬉しかった。メールだったら保護りたくなるくらい。あたし以外の人には・・・ってやつ」 とか、言い出した。
あたしは、恥ずかしさのあまり、 「言わないで!その話はもうやめて!!」とかテレまくってた。 てか、最初は、 「はー?そんな事言ったっけ?」 とか、知らない振りまでしたんだけど。(笑)
「こんなに思われているのに、俺はなんてバカな事をしたんだろうって考えさせられました」 嬉しそうに語られた。
ずっといちゃいちゃしている間に彼が、 「やらせないからだとか言う不安を取り除きましょうよ」 て、言い出した。
ぎゅーされながら。
いっぱい考えた。
あたし、終わっていいのかな。 このまま、さよならでいいのかな。
いままでの事。 たった、4ヶ月弱の事。
・・・チガウ。
去年の、夏。
あいつと会った時、あいつがバイトに来た日からの事。
いっぱい思い出してた。
もう1年になろうとしている。
あいつがいたおかげで。
救われた部分はいっぱい、いっぱいあった。
苦しくなったり、切なくなったり、そう言う気持ちにもなった。
でも、幸せな気持ちを。たくさん提供してくれたのは。
やっぱり、あいつだったんだ。
あの、お人よしで、どうしようもないくらいバカなあいつが。 あたしっていう、重い重い荷物を支えようと、支え続けようとしてくれてた。
「あたし。君が、誰かと体の関係になってもいい」
いきなり、そんな言葉が出た。 もう、頭で考えていると同時にどんどん口をついて出た感じがする。 眠かったせいもあるのかな。
「やりませんよ・・・ていうか、何いきなり言っているんですか?」
「あたし、それでもいいと思う。許せる。でもね、絶対に嫌な事がある。やって欲しく無い事があるんだ」
「なんですか?」
今日、彼がくびになったところのバイトの仲間たち2人と 彼の家で食事をした。 またまたパエリア。 あたしは、運転があるので、飲めないから、会話だけ参加。
辞めちゃった子(あたしたちの関係に反対意見を出した子) に写真を送る事になって、みんなでメッセージカードを同封しようという話になり、みんなで書いてから、 ハリーポッターのDVDを借りてきたので、みんなで見て。 楽しく、時間は過ぎて行った。
・・・行くはずだった。
DVDを見ている間に、彼が眠くなってしまって、 熟睡しちゃって。 3人で続きをそのまんま見てた。
ふと、あいつが書いたメッセージカードが目に止まった。
「元気でやってるー?俺たちは相変わらず、愛し合っています」 そんな文面から始まってた。 あたしはにやにやしながら、読み続けた。
「いいのかなぁ、いつか終わりが来ちゃうのかなぁ、でも、このままずっと幸せでいられたらいいなぁ。どうしようかな、と思いながら、メル友と会ったりもしたけど、やっぱり、りりかさんが一番だと教えられたんだー。こんな恋愛の形があってもいいよねー」
・・・・メルともと、会った?は?いつ?なんなの?
他の二人に見せた。 「わざと、やきもち焼かせたくて、こんな事書いたんですよー、全然気にすることないんじゃないですか?嘘ですよ、こんなの」
「だよね、うん、嫉妬させたいからって、書いたんだよね。こんな重大な話、わざわざあたしが見えるところにおかないでしょー」
気づかない振りして、あたしも続きのDVDを見る事にした。
でも、頭になんか入らない・・・ 何?メルとも?何?メルとも?・・・堂々巡り。
あいつの携帯が出しっぱなしになってた。 あいつは寝てる。
あたしは、だんなの携帯とかメールとか、絶対に見ない人間。 自分だって見られたらまずい。 まずい内容がなくたって、嫌なもんだ。
だから、だめだよって、言っている自分もいる。
でも・・・でも・・・
受信簿。 カチ。 受信箱。 カチ。
・・・送信者。○子。 っていうのが、ずらーーーー・・・・ だれ、これ?
で、送信簿。 カチ。 送信済みメール。 カチ。
・・・送信先。○子。
だめだめ。これ以上は。
なんて冷静に考えるあたしなんかいないわけで。
開封。
「昨日は楽しかったね。また遊ぼうね。私の印象はどうだった?Hくんの(彼の名前)印象は、メールでは遊び人風かな、と思ったけど、会って見たら全然違ってたー。今日はこれから友達と会うんでしょ。あまり飲み過ぎないでね、明日バイトなんでしょー?」
くらくらくらくらー・・・・・・・ めまいがした。
彼の送信したメールも。
開封。
「楽しかったよー♪また遊んでよ、ぜひ。遊び人ー?そんな風に見えたなんて・・・友達とこれから飲みます!」
友達と飲みます? 確かに嘘じゃ、無いよね。後2人いるんだし。
短い悲鳴をあたしは上げていたみたい。
他の二人が、「りりかさん?顔色真っ青ですよ?どうしたんですか???」 て、心配して聞いて来た。
「あの。あ、あいつ。さっきのメッセージ、嘘とかじゃなくて。昨日会っていた見たい」
昨日は、あたしも夜暇だったし、遊びに行ってもいい?って聞いたら、 実家に帰るから無理なんですーって断られたんだった。 実家じゃなかったの?
「り、りりかさん。。。あの。落ち着きましょう」 「瞬きの回数が、異様に多いですよ???ちょっと、深呼吸しましょうか」
寝言まで発して寝ている、あいつを、あたしは冷静に、冷静に起こした。
「ちょっと。起きてみない?」
「ううー・・・ハリポタ、終わったんですか?寝ちゃったなぁ」
「ねぇ。昨日、メル友と会っていたんだ?」
この間。
だんな様がものすごく優しかったりした。
すごく優しくて、驚いちゃったりする。
夜中に、あたしがぽつりと「お腹空いたな」といったら、 雨の中、コンビニまで買いに行ってくれた。 うちからコンビニまでは徒歩2分くらいだし、どうって事無いって言えばそう何だけど。 でも、今までそんなの絶対にありえなかったし。
昨日も、「何か甘いもの食べたいねー」って言ったら、 「買って来ようか?」と言われた。 何か、怖いので(優しさが)「いいよ、太るし、我慢します」って断った。
あたしが夜出歩いても、今まで見たいに 「どこへ行くの?」 「何時に帰ってくるの?」 「誰と行くの?」 なんて事は、聞かなくなった。 干渉しなくなった。
あたしに興味がなくなったのか、と言えば、そうじゃない。 だんな様は気づいている。 あたしが、心変わりしている事を。
だけど、あえて聞かない。 答えを聞くのが怖いと言うのもあるんだろうと思う。 この、家庭を壊すのが怖いから、聞けないんだろうと思う。
そんな、だんな様を見て、あたしは、「かわいそう」とだけ思う。 すっごく、客観的に、「かわいそう」とだけ。 優しくされて嬉しいとか、答えを聞けないだんな様を切ないだとか思えない。
今日、「今度の日曜日、ドライブがてら俺の実家(車で1時間余り)まで行かない?」 と誘われた。 「行かない」 と、答えた。 そこから、だんな様の機嫌は一気に不調になった。
お風呂に子供たちを入れてくれると行っていたくせに、寝転がり、風呂も入れず、あてつけに食事を残す。 いつもはもりもり食べる人なんだけど、あたしへのあてつけの方法として、 よくやるパターンのひとつ。
そのパターンは、
食事を食べない(わざと残して、「どうしたの?おなか痛いの?」とか聞かれたい。心配して欲しい)
前もって決まっている予定をキャンセルするとか言い出す(たとえば、遊園地に今度の日曜に行くとか決まっていても、「あれ、行くの辞めよう」とか言い出す。あたしをがっかりさせたいために)
みんなで集まる(たいていあたしの実家)場所に、「俺はやっぱり行かない」とか言い出す(これも、上と同じような理由。あたしの実家にはもともと行きたくないんだし、好都合って感じかな)
今日は、一番最初のパターン。
今日はいつもみたいに「お腹空いてないの?具合悪いの?」なんて聞かない。 あたしは、仕事して来て、くたくたになって帰って来て、夕飯作ったり家事したりしてたのに、そんな大変なさなか作ったものを残した事に怒りを覚えた。
なんなの、こいつ。 また始まったよ。 思い通りに行かないと、昔から、こうして嫌がらせをする。 毎回毎回悲しんだり、沈んだり、そんなのばっかりじゃない! あたしだって怒るんだよ!!!
「食べなきゃいいじゃん。てか、最初からいらないって言うとか、少なくていいとか言ったら?食べたくないなら、今後は作らないから」
切れたあたしに唖然としてた。 はっきり言って、驚いたんだと思う。
「お腹空いてないわけじゃないけど・・・ちょっと多かったと思って・・・」
あわてて、フォローを入れてきた。 が、時すでに遅し。
あたしの怒りは治まらなかった。
出て行きたい。 この人がいない生活がしたい。
切実にそう思った。 こんなに真剣に考えた事が無いんじゃないかって位に、考えた。 もう、限界に来ているのかもしれない。
でも・・・・と、子供たちをふと見る。 あたしには、子供を捨ててまでの勇気もないし、たとえ連れて行ったとしても、子供たちに今までと同じような生活をさせて上げられなくなるかもしれない。
だいたい、片親だったあたしは、仮面夫婦でも何でもいいから、両親がそろっていて欲しかったと思っている。
出来ない・・・やっぱり、出来ないんだ。
今は。
あと、10年位して、子供たちがひとり立ちしたら。 出て行こう。 あたしは自由になろう。
今日、確信した。
あたし。
よく、彼は、
「愛してます」
とか
「好きです」
とか、何の脈絡も無しに言う。 いつも突然、言う。
たとえば、
二人で寝転がっているとき。
テレビを見ているとき。
ゲームをしているとき。(最近、テトリス対戦して勝ったほうの言う事を聞くと言うのがMYブーム)
音楽を聴いているとき。
それで、あたしは照れてしまう上に、切ない気持ちもあり、
「何?酔ってるの?どうした?」 とか、聞いちゃう。嬉しい気持ちももちろんあるんだけどね。
たまーに、
「りりかさんも、言ってください。たまには、お願いします」
とか言われる。
言われるだけで、ものすごく照れているのに、言えるわけ無い。
言葉に出すと軽くなるとか、昔は考えた。 今でもその気持ちもある。 ありがたみが無いって言うか。 たまに言うだけなら、本当っぽいかななんて。
けど、あいつの場合は、軽くならない。本心だなと思う。 きっと、態度でも、「りりかさんを愛している!」って言うのが見えるから。 その気持ちが見える分だけ、本当に愛してくれているんだな、と思うから。 言葉に重みもある。いくら言っても、軽くなんかならない。
あたしは、態度で「君が好きだよ、愛しているよ」なんて出せないから、 言葉にすぐ出すと、いつもはそう見えないのに、何か口だけって感じだなぁって思われちゃいそう。
だから、最近は、
はじめに。 1000HITしました。凄く嬉しいです。 ここまで伸びたのも、見に来てくださる、皆様のおかげです。 りりかは、幸せものです。 本当にありがとうございます! 今後もよろしくお願いします。
ところで、あたしは、あの日以来、彼とはそういう関係になってない。 けど、会うたびに・・・でもないけど、2回に1回くらいは、 「だめなの?」 と聞かれる。
そのたびに 「だめだよ!」 と、あたしも、答えているけど。
よく、好きな人とそう言う関係になって、 今まで嫌いだったのに、好きになった人の話とか聞くけど、 あたしはやっぱり、だめみたい。 誰とやっても、好きにはなれないのかなぁ?
で、毎回断って、そのたびになんだか重い空気になるのが嫌だったので、 あたしが提案。
妹が働いている職場で、人が辞めて、急遽募集を掛けなきゃイケなくなった。 あたしが働いている業種と一緒の飲食店。 それで、彼にどうか、という話が回ってきた。 働く時間帯は昼間が欲しいんだけど。って。 彼は学校があるので、授業が入ってない、月曜日しか働けない。 あたしは月曜日と他の曜日も不定期で働けるよ、といって見たら、 二人まとめて雇ってくれると言う。
また、一緒に働けるんだね!
あいつが喜んでいった。
あたしも、凄く嬉しかった。月曜日だけだけど、一緒に働けるんだね。
でも、知らない振りしてね。あたしたちの関係も、あたしと妹の関係も、内緒と言うことだ。わくわくする。
それで、昨日は、妹とあいつを会わせる事にした。 今まで、何回かあった事はあるけど、妹を送る間の15分間だけとか、短時間だったから。 きちんと合わせるのは、初めてなんだ。 あたしがドキドキしちゃった・・・
あいつの部屋に、妹といった。 あいつはいつもどおり、人懐こい笑顔で、出迎えてくれて。 妹と年が一つしか変わらないと言うこともあって、 仲良く会話してた。
なんだか、変な感じもした。 あたしは結婚している。 妹はだんな様をお兄さんと慕っている。 でも、今ここにあたしの浮気相手の家に、一緒にいて、談笑している。 考えられない状況だけど、楽しいような、変な感じ。
二時間以上話してて、帰ろうか、と言う話しになった。 あたしは明日産婦人科の日なので、バイトには行けないけど、 あいつは明日からバイトだ。 だから、早く寝かさなきゃね。
妹が、「彼、話しやすいね。私と話も合うし。いい友達になれそうだよ」 と、言ってくれた。自分の事みたいに嬉しかった。
あいつに、妹の感想を聞いたら、 「話しやすいし、楽しい人ですよね」って。 二人とも好印象でよかった。
昨日、約束どおり、葛西臨海公園の観覧車にいった。 あいつの車で。 久しぶりー。1ヶ月ぶりです。
部屋の中で二人でいるときより、車の中でのほうが たくさん会話するのは何でだろう? あのね、それでね、こんな感じがー・・・って、 たくさん話した。 あたし、機関銃みたいに話してたよ。(笑)
ちょっと寒かったけど、観覧車は綺麗でした。(外観)
乗る前に写真を取られて、あたしは 「いらないよーーー!!!」って 言い張ったんだけど、どうしても欲しいと懇願され・・・ ううーん・・・いらないじゃん・・・
観覧車から見る夜景は、お台場のほうが綺麗だね。
なんて、会話する二人を乗せて、ゆっくりゆっくり進む、観覧車。
お台場のときは、警戒されまくりだったから、今回は全然楽しさが違うかな。
とか言われたりして。だって、つきあってなかったし。 それに、あのときには、こんな風になるなんてよそうもして無かったね。
昨日と今日の日付変更線のころ、あいつからメールが来た。
「昨日は、りりかさんがフォローしてくれればしてくれるほど、嫌な事言ってしまってごめんなさい。明日、会ってくれますか?」
「でも、また嫌な事言ったりしない?」
・・・つくづくかわいくないです。あたしってば。折れてきてくれているのにね。
「しません。もう、不安がらせたりしません。このまんま会わなきゃ、自然消滅になっちゃう・・・」
つい最近、なんかの本で読んだ。
人と別れる(死別も含む)と言う事は、ものすごいエネルギーを使うそうだ。 離婚の話し合いなんか、10分で胃に穴が開くくらいのストレスらしい。 じゃ、自然消滅って一番楽な別れ方なのかもね。
て、あいつにメールして見た。
返事は、 「それは、気持ちが入ってなきゃ、自然消滅が一番楽でしょうね。けど、気持ちが入ってたらずっと引っかかったままですよ少なくとも俺はそうです」
そして、 「別れたほうがいいのかなー、でももっと一緒にいたいなー、別の人を探すかなー、でもりりかさんがいいなー。結局今までに戻りたいなと思いました。一緒にいてください」
メール見て、ちょっと涙ぐんだ。 ごめん。 かわいくないこととか、いっぱい言っちゃってごめん。 あたしなんかにつかまって、ごめん。 あたしも好きで、凄く好きで、ごめんね・・・
「いっぱい、不安にさせちゃって、ごめんなさい。明日は、その不安を解消するためにも、いっぱいいっぱい、ぎゅーさせてください」
一日かかってやっと仲直りした。 たった一日しか・・・かもだけど、一分でも一秒でも、あいつと喧嘩しているのは嫌なもんだなと思った。
あたしは、自然消滅なんかしたくない。
もし、この先別れるなら。そんな日がくるのなら。
いっぱい話して。いっぱい泣いて。いっぱいの笑顔でさよならしたい。
いくら、辛くても何でも。
顔見てさよならしたい。
そして、消滅なんかしないんだ。
心の中で。
ずっとずっと、永遠に。
あたしの心の中で。
あいつの心の中でも。
あたしたちの関係は、生き続ける。
消えない。
消さない。
昨日、喧嘩した。
くだらない内容で。
あたしが、仕事の部長に君の事をいわれたよ、みたいな話から始まった。
「あのね、りりかさんが、あいつ(彼です)とプライベートでいくら親しくてもいいんだけどね」
と、部長に言われたのだ。
ドキーンとした。ばれてるの??? バイト仲間には公認だけど、社員には秘密ってはずだったのに・・・ どどどうしよう、だから、あいつはくびになったのかな??
とか、へこんでいたら、他の人も同じ事を言われたらしい。
なんだー、よかった、ばれているわけじゃないんだ。 ホッとした。安心した。
なんて、話をメールしたら。
「安心?俺はむかつくけど?なんで、いちいちそんな事みんなが言われなきゃならないの?要は、あいつとつき合わないほうがいいよ、プライベートでも・・・って言う意味ですよ?俺は、そんな風にいわれているんですよ?」
あちゃー・・・反省した。 そうか、あたしは、くびの理由があたしじゃなくてよかったと思って、 ちょっとデリカシーが無かったかな。と思って。
それで、すぐに謝った。
「ごめんね、あたしたちのことが解雇の理由じゃなかったから、ホッとしちゃったの。でも、君の気持ちをちゃんと考えるべきだったね・・」
それなのに、あいつは怒りが収まらないらしく、
「だけど、なんでそんな事言われなきゃいけないんだよ、ほんっとに、うざいヤツだなー、あいつは!!」
とか、なんだか、責められている?あたし?見たいな感覚になって来て。 でも、あたしが悪いんだと反省していたし、
「でもね、あたし、もし誰かにあいつはどうしようもないから、付き合うの辞めなさいって言われても、やめないよ。やめたくないもん」
って、素直に返したんだけど・・・
「分かっていますが、むかつく気持ちは治まりません。辞めた後もずっといわれつづけるのかよ!」・・・って。
あたしも、こんなに素直に謝ってフォローしているのに!!って頭に来始めちゃって。
「あのね!あたしがいっくらフォローしても怒りが治まらないようですけどね。円満退社じゃない君が、あいつはいいやつだったよ!なんて褒められると思うの?嫌な事言われて当たり前なんじゃないの???なんだか、凄い嫌な気分です。寝ます」
って、メールしちゃった。あたしも、逆切れ。
あわてたあいつは謝ってきたし、逆にフォローも入れてきたけど、 なんだか、返す気なんかなれなかった。そのまま寝ちゃった。
今朝も、何もなかったように、
「おはようございます。明日は免許が返って来るんですよー。どこに行きます?あ、観覧車にいくんですよねー」 とか、メールは来たんだけど、あたしは知らん顔。 てか、なんだか、癪にさわって・・・
仕事の休憩のたびに携帯を見ると「お疲れ様。あと○○時間で、連休の始まりですね」 とか、メールが来てたのに、なんとなく返せないでいた。
かわいくないなぁ。とつくづく思った。
でも、勤務が終わって、明日から連休だーって気持ちになったら、ちょっとは心も軽くなったから、
「今日は疲れました!でも、明日からの連休は楽しみです!」 って、メールしたんだ。 返事で、「お疲れ様。嫌な話とか話したい事は全部俺が受け持ちますので、いっぱい会って下さいね」って来た。
あたしは、また昨日の事を思い出し、嫌な気持ちになった事を思いだし、
「いいよ。君に話すと昨日みたいな嫌な気持ちになるもん」
なんて、メールしちゃって・・・
それからは、もうメールは無し。
明日は、デートなのにな・・・ 免許が返ってくるのにな・・・
どうしよう。素直に、「話をいっぱい聞いてね」って言えばよかった。。。
あいつの免許が戻ってくる!
土曜日は久しぶりにあいつの運転で、あいつの車で、お出かけだ。
あたしが、「観覧車に乗りたい」っていったら、
「じゃ、日本一の大きさの観覧車に乗りましょうか?」って言われて。
「日本一?どこにあるの?」
「葛西臨海公園ですよ。お台場の観覧車からも見えたでしょ?」
へー。そうなんだー。 じゃ、そうしようって話しになった。
(結局後でネットで見たら、今の日本一は福岡の観覧車らしい・・・)
車が帰ってきたらさ。
遠出したいんですけど。
出来たら泊まりで。
て、メールが来た。
無理だよ。
遠出なんか出来ないよ。
ましてや泊まりなんて。
て、返した。
じゃ、中出?しましょうよ。
いつもうちに6時間とかいるんだから。
2時間くらい走ってつく場所なら平気でしょ。
て、メールが来た。
ほんとはね。
お泊まりもしたいの。
遠出もしたいの。
いっぱいあちこち連れて行って欲しいの。
いっちゃおうか。
何も考えず、先の事見ないで、いっちゃおうか?
連れ出してくれる?
て。
返せなかった・・・
2002年05月08日(水) |
日記を書き始めたきっかけ |
この日記を始めて、いろいろな人と知り合った。
もちろん、メールで。
嬉しいメールあり、 悲しいメールあり、 怒りのメールあり・・・
どれもこれも、嬉しい気持ちで読んで、 返事も遅くなったりもしますが、必ず書いています。
本当にありがとうございます。
日記を続けて行く上での励みになります。
投票してくださっている方も、ありがとうございます!
温かい人たちに囲まれているな、と、最近つくづく思う。
それは、 職場の仲間だったり、 メールをくれるあなただったり、 妹だったり、 彼だったり。
彼との事だけじゃなく、職場の事でも、家庭の事でも、
たくさんの悩みがある中で、
あたしは一時期壊れ掛けていました。
誰かに打ち明けたい!!
そんな風に思っていました。
体はおかしくなり、 眠れなくなり、 食事も喉を通らないと思ったら、 次の日は食べても食べてもおなかが空く状態になって。
本当に辛かったです。
そんなときに、日記サイトをふらりと見つけて、読んでいました。
あたしと同じような環境の人の日記でした。
泣いちゃいました。
気持ちが分かる分、自分の事のように、重ねて、重ねて・・・。
あたしも、人に言えない分、何かに残したい。
誰もが忘れてしまっても、
ここに残っている事で、
誰かが見て、忘れないでくれるかもしれない。
そんな気持ちからでした。
嬉しい日の日記は、読み返してもほんわかするし、
悲しい日の日記は、読み返すと泣きたくなる。
そして、そのときと同じような気持ちに戻れるって事も知った。
これからも、あいつと続いて行く限り、書き続けて行きたい。
そう思っています。よろしくおねがいします。
お互いに、我慢出来なくなって、ちょっとの間だけでもいいから、 会いたい!と言う話しになった。 ああ、あたしたちって、我慢が足りない・・・
会えない四日間の話を、お互いにいろいろした。 あたしは、安心しきって、1時間半も寝ちゃったりした。 その間、あいつは、ずっと背中をとんとんして、子供を寝かしつけるみたいにしてくれてた。 髪をなでて、背中をさすって。 子供のころ、あたしも母親にこんな風に大事にされてたのかな・・・とか、 夢うつつの中で考えた。
起きてから、いろいろまた話した。 その中で、「もしも、この関係がうちのだんな様にばれたら」 と言う内容に発展した。
あいつは、 「絶対に別れたくないから、絶対に嫌だけど、奥の手を使います」っていった。 「奥の手?」 「はい。実家に帰って家業を継ぎます」 「それが何の奥の手?」 「そしたら、経済力はすぐ出来るので。そのまま連れ去りますね」
嬉しかったけど。 だんな様は、絶対に離婚はしない。 あたしを離さないだろうと思う。 だから、連れ去るのは、きっと無理だろうなと思う。 それに・・・
「あたし。もし、何らかの理由で離婚しても、あなたとは、一緒にならない。今のまま恋人同士ならいいけど。結婚とか出来ない」 「なんで???」
「だって、あたしは、子供をもう産みたくないから。お父さんになりたいでしょ?」 「子供、俺好きだから。欲しいです。嫌だって言っても、結婚して産ませますよ」
でも、あたしは、漠然と、この人と結婚するなんてありえないと思っている。 生活を共にするのが怖い。 それが本当に理由だ。 生活感は、恋を情にかえると思う。 だから、あたしは、今のままの関係でいたい。 今の気持ちのままでいたい。
だけど。
ありがとう。
あなたが、そう思ってくれていると言う事は、 本当に嬉しいです。
あなたの未来に、あたしが存在すると言う事を。
その気持ちを。
大事にして生きたいです。
たとえ、あたしたちが、別れる事になっても。
昨日、潮干狩りで取ってきたアサリを大量に消費したいために、 バター炒めとみそ汁を作った。 まだまだ余っているアサリを、あいつがいつも作ってくれるパエリアに 入れちゃおうって思って。
いつもあいつの横で口出したり、見てたり、するだけだから、ちゃんとした作り方なんか知らない。 けど、がんばってやって見た。
出来上がったパエリアは。 あいつが作るパエリアと同じ材料で。 味も同じはずなんだけど。
違うの。なんか。違う。
理由は分かっているんだ。
あいつが一緒にいないんだ。
横で、「おいしいですか?」とか「りりかさんがいっぱい食べてくれて嬉しいです」とか、言ってくれる人もいない。
「ねぇ、おいしい?ねぇってばー」 だんな様に聞いて見た。
野球の中継を見ながら、黙々と食べていただんな様。 「うん、おいしい」 平坦な言葉の中に。 「ゆっくりテレビ見させてくれよ」って言うニュアンスを感じちゃうあたし。
どこで覚えたの?本見たの? なんて、事は考えないんだ? 初めて作った料理なのに。 今までも作った事があると思っているのかな?
あいつにメールで「パエリア作ったけど、あんまりおいしく無かったよ」って言った。 あいつは、 「そりゃー。俺の特性スパイスが入ってないから。俺のは、愛情がふんだんに入っているからねぇ」って返してきた。
そか、愛情ね。
でも、愛情が入って無くてもいいの。
一緒に食べたいの。
パエリアじゃなくてもいいの。
ほんとは、何も、食べなくてもいいの。
会いたいの。。。
会いたいだけなの。。。
初めて作ったパエリアは大失敗だった。あたしの中では。
あいつの事考えながら作ったパエリアは。
あいつをますます思い出して、悲しい味になってしまった。
今日は家族、あたしの親、妹、弟、親戚一同の総勢12名で潮干狩りへいった。 あたしは、今回の潮干狩りはあまり気乗りしていなかった。 妹から誘われたから、しぶしぶ・・・という感じで。 あいつは、地元に帰っているから、メールのみしか出来ないんだけど、 そのメールも、出かけたりしたら、だんな様の監視の目が厳しくなって、 あまり出来ないというのも、行きたくない理由のひとつだった。
妹を迎えに行ったら、支度が遅れて遅くなったため、だんな様は一気に不機嫌になった。
だんな様はいつもそうだ。 自分の親兄弟、親戚は大事にするくせに(何も言えないくせに) あたしの親兄弟親戚は嫌いだ。
嫌いって言う気持ちだけならまだいい。
あからさまに態度に表す。 口にも出す。 バカにしている。
だから、あたしは、だんな様に合わせて、あまり実家に帰らないようにだとか、いろいろ気を使ってきた。
今回もそうだ。
「もう、行くの嫌になっちゃったな」
なんて、いわれて。
あたしのテンションも下がり始めてた。 来るんじゃなかったな。 こういうとき、あいつならこんな事言わないよな。 そんな思いがこうさして。 メールばかり気にしてた。 ああ、来て無い・・・でも、センターで止まっているのかも。 問い合わせ中・・・やっぱり来てた〜♪
そんなで、やる気なさげのまま、だんな様のお話も、面倒で。 聞き流してたらため息までつかれた。 けど、つまらない気分にさせたのは、あなたのせいでもあるんだから・・と思ってた。
潮干狩りしながら、だんな様と二人きりになって、砂を黙々と掘っているとき、 「あなたじゃだめなの」 何度いいそうになったか。
みんなで大浴場に行ったから、ここならだんな様もいない!って思って、 更衣室であいつに電話した。
「楽しかったですか?潮干狩り。おれは、地元の友達と飲んでて、壊れてますよ」 「うん、楽しかった・・・けど、疲れたよ。そっちは楽しそうだね」
なんだー。あたしがいなくても楽しいんだーって思ったりした。いや、口に出してしまった。
「無理しているんですよ。やっぱり、隣にりりかさんは欲しいに決まっているじゃないですか。暇になると、あなたの事ばっかり考えちゃうから、会えない間は予定をいっぱい入れなきゃ・・・って思って」
ちょっと、泣きそうだった。 会えない。会いたくても会えないって、普通の恋人でもありうる事なんだよね。 でも、あたしたちの場合は、会えない事が凄い不安になる。 会っていなきゃ、愛を確かめられなくなったりする。 本当は、今何しているの?誰といるの?心の中で、相手に対する気持ちが変わってしまった? バカみたいに不安になる。
家に帰ってからメールで、妹から、 「もうちょっと、気を使いなよ。上の空だったよ」と言われた。
でもね。 楽しくなかったわけじゃない。 久しぶりに家族で、親戚で、出かけられて。 楽しかった部分も多々あったよ。 たくさん笑えたし。 でも、違う。 雰囲気が。 あたしの居場所って言うか。
疲れたっていうのが本音かな・・・
2002年05月04日(土) |
コンプレックス2.胸 |
あたしのコンプレックスのもうひとつ。
それは、胸の大きさです。
あたしは、胸が小さい。とっても。 Aカップのブラでも余すような。
子供を産んで、ますます小さくなった。
昔々。
あたしが、だんな様に相手してほしくて、毎晩のようにだんな様を求めたときがあった。 そのある日。
その行為の最中に、だんな様が言った。 「あー。胸が大きい他の女とやりてーなー」
悲しかった。 あたしがかまってもらえないのは、そのせいなの? こんなことしている最中でも、そう考えさせちゃうくらいなんだね、あたしの胸は。 じゃ、今、誰を想像しながらあたしを抱いているの? 好きな人を幻滅させちゃうあたしの胸は。。。
次の日から、嫌でも、豊胸と言う言葉が目に入ってきた。
だから。
あいつが「胸を触らせてください」と言ってきたとき。 あたしは極端に拒んだ。 「絶対に嫌。触らないで!見ないで!!!」 でも、あいつは、ただ、恥ずかしがっているだけだと思ったらしくて、 無理やり触ってきた事があった。
あたしは泣いた。 「嫌だって言ってるのに」 しくしく、泣き続けた。
あいつは、困って。おろおろして。 ただただ、謝ってばかりいた。
「すいません・・・本当に。そんなに嫌なんだとは思わなかったんです」
「泣かないで・・・ください」
あたしは、泣きながら、何で嫌なのか、話した。 だんなに言われたという部分は隠して。 昔、つきあっていた人に・・・って。 それ以来、好きな人に触られるのは、自分を幻滅させちゃう素なんじゃないかって、不安だから。
「じゃ、あえて触らせてください。どんなに触っても、どんなに見たって、俺がりりかさんを嫌になるはずが無いじゃないですか」
結局その日は触らせなかった。 あいつも触らなかった。
それから数日たって。 緊張のあまり出来なかったあの日。 初めてちゃんと触られた。
「俺は、嫌じゃないですよ。てか、全然。気になりません」 笑顔でよしよしされた。 気にならないはず無いじゃない・・・あたしは、そう思ってた。
あたしは、まだまだコンプレックスのまま、胸は嫌だなと思ったりしてた。 出来れば、胸は触らないで。 そんな風に思っていた。
あいつは、胸ばかり触りたがった。 何で?つまらないでしょ? 心の中で思った。
「おれはりりかさんの全部が好きなんだから。俺が好きなのに、本人のりりかさんが嫌いな部分っていうのなら、俺は好きだからねーって、胸に教えてあげなきゃね」
「そしたら、胸だって、ちっとは、喜んでくれるかもでしょ」
「りりかさんが嫌いな分、俺がいっぱい好きなんだって伝えなきゃ」
おかしくて、笑っちゃった。 笑ってたら、 「笑わないでください!真剣なんだから!」 って、怒られた。
あたしの胸は、どうやら、ちょっとだけ、 満足した見たい。
まだまだ、コンプレックスの塊だけど。
あたしたちは。 今日、結ばれた。
今日もやっぱり緊張はしてたけど。 でも、 今まで見たいな 不安とか、我慢させていると言う罪悪感からとか、 そういうんじゃなくて、 ごく、ごく。 自然にそうなった気がする。
あたしも、そうなっていいと思った。
あいつも、そうなりたいと願った。
ただ、それだけ。
二人のその気持ちだけ。
二人の気持ちが重なったから。自然とそうなった。
「大丈夫?凄くドキドキしてる」
お互いに思ったりした。
あたしたちに。 今のあたしたちに。 大切な、必要なことだったから。 自然なことだった。
怖いという気持ちは無かった。 引き返せなくなったという気持ちも無かった。 何も、変わらなかった。 変わったといえば。
ただ、あたしの事を、凄く、凄く、大切に思ってくれるようになったあいつの。
ただ、あいつの事を、凄く、凄く、必要に思うようになったあたしの。
その気持ちだけ。
「どこ見てるの?」
あたしをよしよししながら、あたしを見ているんだけど、遠くを見つめているようなあいつに。聞いて見た。
「どこかな?」
髪の毛を優しく指ですいて。 肩をさすって。 頭をなでて。
分かったよ。
世界で一番大切なものを、手に入れたんだね。 世界で一番大切なものを、見ているんだね。
2002年05月02日(木) |
コンプレックス1.ハイヒール。 |
あたしはコンプレックスが二つある。 その、どっちも、だんな様のせいで出来たといっても過言じゃない。
ひとつは、身長の高さ。
だんな様は170センチ。普通といえば普通かな。 あたしは167センチ。 身長差は3センチ。 だから、高い靴とか、あたしははけなかった。
だんな様は背が小さい子が好きだ。 前の彼女も小さい子だった。
あたしたちはつき会い始め、いつもいつも車で行動してた。 車から降りるときは、あたしの家に来るときくらいだった。
ある日、まだベイブリッジが出来たばかりのころで、そこにいって夜景でもって話しになった。 初めてのデートっぽいデートだった。 パーキングに止めて、車から降りて並んで歩いているとき、 ふとだんな様がいった。 「りりか、背がでかいんだね。今まで車の中で座っているのばっかりだったから、気づかなかったけど。なんだー、大きいんだ。。」 ちょっと、がっかりとびっくりが混じったような。 そんな、声のトーンで言われた。 あたしは、悲しくなって。そか、大きいのはだめなんだ。 そんな風に思っているときに、とどめで、 「俺は、小さい子が好きなんだけどね。ま、身長を縮めろって事は出来ないけどさ」 多分、冗談で言っているんだろうけど。 あたしは、この身長が嫌になった。 なんで、大きいんだろう?もう少し、せめて5センチ小さかったら。 そんな風に自分を責めた。
それ以来、身長はコンプレックスになっている。 靴を選ぶときも、ヒールが無いもの。 なるべく身長を小さく見せる服。 そんな感じになっていた。
あいつと、買い物しているとき、あたしのブーツを見て、 「りりかさんって、高い靴ってはかないですよね?」 て、ふと言われた。 「ああ。そうだね」 コンプレックスだからね。って言葉は押し殺して。
「足、細いし、綺麗だから、ハイヒールとかはきゃーいいのに。似合いますよ、絶対」 「いえいえ。これ以上背が高くなっても仕方ないし」 「はぁ?大きいかなぁ?スタイルはいいとは思いますけどね」 「うーん。背が高い女って、あたしだめなんだよね。かわいげが無いように思えちゃう。」 「何言っているんですか〜。背が高くても何でも、りりかさんはかわいいし、りりかさんだし。多分、りりかさんがこのままどんどん背が高くなっても、デブっても、俺はりりかさんだから、好きでいられる。外見がどうこうじゃないしね」
そして。 あたしは、ハイヒールを買った。 でも、3センチの。あまり高くなるのはやっぱり嫌だから・・・ このハイヒールはだんな様と一緒のときには、はかない。 あいつと会うときだけのための。
「絶対にかわいいって。やっぱり似合いますよー」 にやにやしながら、あたしの足元を見て、よしよしされた。 ハイヒールを履いたあたしの足にアンクレット。 ちょっと、自分の身長も気にならなくなって来た。 おしゃれして、出かけるのに、身長にまで気を使ってられるか!
今日からあたしは、6連休。 だんな様も連休。 なので、出歩けない・・・3日の飲み会は前々から話してたので出かけるけど。
メールが来た。あいつから。ま、いつものことなんだけど。
余談ですが。 あたしとあいつは、会えない日は50往復はメールのやり取りをしています。 これって多い?少ない?
「3日にあった後、まだ3日間休みが残ってるんですよね?どこか行きませんか?」
そりゃ、会いたいのは山々。でも、だんな様が休みだし・・・出歩けないんだよね・・・
「だんな様が休みなので、3日以外は会えないです。ごめんね」 て、返した。
☆☆☆☆☆☆☆メール内容。()は、あたしの気持ちです☆☆☆☆☆☆☆ 「どこか行くんですか?」
「うん、家族で、出かけたりする。」
「そか・・・そりゃ、仕方ないかな・・・」
「飲み歩きなよー、たまには!友達と♪」 (最近あたしとあっている以外はバイト探しだし・・・)
「りりかさん、なんかつらそうじゃないですよね。それに、俺だって、やきもちやいたりするんですよ!」
「つらそうじゃないとかそうじゃなくて、仕方ないから・・・あたしだってもちろん会いたいし。それに、だんな様にやきもち焼くのは、どうかと思うよ?あたしのきもちは・・・君に向いているんだし。」 (実際、仕方ない事なんだから。結婚している人とつきあった以上、その辺は我慢する事ではないのかな。。。)
「確かに、前はだんなさんは、チガウ次元の人だと思っていたから、やきもちを焼く焼かないって問題じゃありませんでした。でも、最近りりかさんの気持ちが身近に思える分、俺は、悔しくなります」
「何が悔しいの?」
「俺のほうが絶対に愛しているのに!って」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
あたしたちがこうなったとき、仲良しの何でも話している一緒に働いている主婦の人にこう言われた事を思い出した。
「彼が、だんなさんよりも俺のほうが好きなのに、俺の事好きなのにって言い出したら、危険信号だと思ったほうがいいよ」
「危険て?」
「だんなさんに嫉妬し出したら、それって、自分のものになったと思い込んだ証拠だから。そしたら、家庭を壊してでも、手に入れてやる!!って思ってしまうかもしれないじゃない?」
でも、全然危険に感じられなかった。 あたしがあいつを本当に好きなように、あいつもあたしが本気で好きなんだと言う証拠だ。 逆の立場にあたしがたたされたら、絶対にあたしも同じ事思うだろうし言うかもしれない。 それって、当たり前に思うことなんじゃないのかな・・・本気で好きなら。 別次元の人だから。。なんて割り切って付き合えないでしょ。恋愛は。
だから、彼にこう返した。
「それは、分かってる。あたしも君が凄く好き。だけど、もうちょっと我慢して。そのちょっとがいつになるとは言えないけど。あたしたちの未来の幸せのためには、今は我慢時だよね」
「すいません。重い事言っちゃいました。3日は楽しみましょうね」
いつもどおりのあいつのメールだった。 メールの最後に
「りりかさん!これ→\(^o^)/くらい、好きですよー」
あたしも、そうだよ。
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