浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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カイちゃんがいなくなってから、初めての帰宅。 迎えてくれるモノのいない自宅へ、ムリにも帰ろうとする気力が萎えはじめています。 父親の命日にゃあ、仕事で帰れなかったんだけどさ。(^^;)
ニャンコのカイちゃんに与えられなかったもの。 暖かい家庭。 私がいっしょに住むことを望んだ家族でしたが。
カイちゃんが残した痕跡。時折たずねてくる、カイちゃんの息子の可能性のある半ノラちゃん。手入れを待っている庭の草木。処理しなければなならない郵便物や請求書。 それが我が家に待つモノ。 ふうむ。
働いて、くたくたになって、なのに、なんのために働いてるのかわからなくなってしまうときがあります。 自分自身にとっての一番の喜び。それを得ようとして、もうずっと足踏みを続けているばかり。来年こそ、今年こそ、そう思いながら。
2004年02月11日(水) |
....ふがいない飼い主でゴメンよ |
キャットフードを買って帰宅したら、物置住まいの猫のカイちゃんが、物置で冷たくなっていた。 柔らかそうな場所を選んで横たわり、眠りについているような姿で。 最近は積雪の日が続いてた。きっと寒さをしのぎながら待っていたんだね。 ゴメンね、ゴメンね、カイちゃん。 ここ数カ月、カイちゃんのことを気にしながら、仕事の疲れで帰るのがしんどくて、別宅泊りの日が多くなってた。他人任せにしてしまってた。 ここ半年ばかり体重が減ってきたのに気がついてたのに、忙しさにとりまぎれてしまってた。 看取ってさえあげられなかった。 こんな馬鹿な私に、飼い主の資格なんてないね。 この前は、高いところに登って降りられなくなって大騒動起こしたばかりだった。興奮したカイちゃんの引っかいたキズが、まだ親指に残ってる。 どうにかしてって、哀しそうな声で鳴いていたね。 暴れん坊で、臆病で、甘えん坊で、そんなわがままニャンコに育ててしまったのは、私のせいなんだけど。 ふわふわ柔らかくて、子猫のときから小さなかすれた声しか出せなかった、カイちゃん。巨大猫になってもささやくような鳴き声でおねだりをしてた。 大きな長毛のしましまニャンコ。鼻面の短い、可愛らしい顔をしてた。 私なんかじゃなく、他の人にもらわれてたら。もっと幸せになれたろうか。 ゴメンよ。ゴメンよ。 柔らかくて、甘えん坊の、いつまでも子猫のようにやんちゃだったカイちゃん。 ゴメンよ....。
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