浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2003年05月31日(土) F1モナコ予選

土曜午前のフリー走行で、ジェンスがクラッシュ病院に搬送された。
メディカルチェックを受け、深刻な負傷・骨折はないと発表されたが、どうやら土曜予選には出場しないもよう。決勝に出場するかどうかは未定のようだ。出場の場合は、ピットレーンからの出走になる。
。。。。予選をライブタイミングで見る前に画像をあさってたら、心臓に悪いニュースを見つけてしまったよ。
マシンから出るまで10分かかったとかニュースに書いてあるしさ。
原因は不明だが、トンネル内でサスペンション破損かパンクチャアが起こったのではないかともいわれてる。
ともあれ、大きな負傷にならなくてよかった。
リザーブドライバーの琢磨君はちょうどイギリスにいて、交代しようにも間に合わないらしい。まあ、ジェンスの体調がこのクラッシュで損なわれず出走できるようならいいんだけど。


今回は、ミシュランタイヤがうまく当たったのかなーと思う、土曜予選。
それにしても、どーした、兄さん? どこをどうやったんだ、ラルフ? 君ってっば、モナコ運がすごーく悪くなかったけ?(笑)
いままでいっぱいリタイヤ重ねてきたよねえ。クラッシュで流血したりね。そのモナコでの初めてのポールだよ。
今季型マシンの性能がふるわないウィリアムズとしては、ここで頑張るしかないんだが。モナコは、ガードレールぎりぎりの闘いだぜよ。コーナーでの不安定さは、少しはマシになったんだろうか。
もしかしてピットストップまで。。。。下手したらフィニッシュまで、上位マシンがラルフ渋滞になってたりして。(^^;)
ここでポカやったりすると、来期につながらないじょ〜。
永遠の末っ子坊やなラルフだから。母性本能をくすぐられちゃうのさ。ちょいとずつでも成長の跡を見たいっていう気持ちをね。
兄ちゃんと違って、よくすねるわ、チームメイトとは仲良く出来ないわ、チームメイト相手に「行かせるかっ!」って意地を張る子だから。いまひとつシッカリ者になってくれないおバカな子だから。だからこそラルフには、モントーヤのような速いチームメイトが必要なんだ。ウィリアムズのようにドライバーに厳しいチームでなきゃ。
踏んでけGOGO!突進小僧なモントーヤの走りも好きなんだけどねえ。しぶとさを感じさせるようなときのラルフの走りが、ずっと好きだったんだ。雨の中、まだ非力だったウィリアムズのマシンでオーバーテイクを仕掛けていったりさ。
そう、ウィリアムズの不敵なコンビ、走りのタイプは違っても気の強い同士の2人が、追いつ追われつ競い合ってくれなきゃ。先に行かれっぱなしじゃ、寂しいぜ。
フランク・ウィリアムズを心酔させ続けるオトコ達に育っておくれよ。しぶとくて、果敢にチャンスに飛び込んでいく、鉄の心臓を持ったドライバーにさ。少々叱りとばされてもヘでもない、たくましいオトコにさ。
競い合って咲く、見事な花が見たいんだ。明日のモナコは、どんな花を見せてくれるんだろう。


2003年05月29日(木) BEATALLICA/りさいくるなガーデニング?

噂のBEATALLICA。ビートルズナンバーをメタリカ風に(!)演奏してるバンドでおます。(笑)
ビートルズとメタリカ、両方にお詳しい人ならなお笑えるでしょうにゃあ。
わたしゃそんなに詳しくはないけれど、パロッぷりにひと笑いさせていただきました。

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スーパーや百円ショップに、花やハーブの種、種蒔き用の土、ハーブ用の土まで売っていたので、ついあれこれと買ってしまいました。
買った種も増えて、種蒔き用苗床で縁側がいっぱいになってしまいました。イチゴパックやキノコパック、お弁当パックがずらっと並んでます。(笑)
女史に教えてもらったんだけど、猫ちゃんが好きなハーブやお花があるのだそうで。レモングラスやカスミソウ、食べちゃわれちゃあイヤだな。
うちの近所は、マイニャンコのカイちゃんと居候猫2匹+ご近所の猫ちゃんず+野生のタヌキちゃんずがうろうろ。大きくなったら、植えかえする場所をよく考えないとね。
ハーブは、プランターか植木鉢で猫ちゃん立入禁止の縁側で育てようかなー。夕食にもすぐ使えて便利そうだし。

庭の雑草とりながら「この雑草と生ゴミ、肥やしにならないかなー?」とひと思案。うちの生ゴミは、卵のカラとか各種お茶の出がらしが多い。もらい物の黒豆茶なんて、お茶出しただけで豆のカタチそのまま残ってるから、なんかもったいないんだよね。
そいえば、前に『鉄腕ダッシュ』で、生ゴミ+米ぬか+ミミズ十数匹をビニール袋に入れて、2週間ほどで肥料にしてなかったっけ?
ミミズ。。。。探すときにはいないなー。見つけてもさわれないから、移植ゴテで捕獲するしかしかないけどさ。(笑)
米ぬかはないけれど、とりあえずビニール袋に生ゴミとともに雑草を入れ、裏庭に置いてみる。微生物分解作用、働いてくれないかなー。まあ、失敗したら生ゴミの日に出せばいいや。
さて、どうなりますことか。

お庭では、テッセン、薔薇やアイリス(アイリスと花菖蒲とアヤメの区別がいまだにつかないんだけれど(^^;))が、ちょうど咲いています。薔薇は今年は短めに剪定したせいか、いつもより花のつぼみが多いようです。
白と紫のテッセンは、花海棠や南天の木を引き倒さんばかりにはびこり、地面まではっています。ツルをかけてやる準備をいつも忘れちゃうからたいへんな状況。綺麗な花で、毎年雑草取りのついでにひっこぬいても元気に復活する丈夫モノ。
ほとんどの庭木や花は、ばーちゃんが元気だった頃に植えたモノ。もう十年はそのまま元気に育ってることになるなあ。
ツツジの横には、ミヤコワスレの紫の花。サギ草や蘭の一種らしきのも生息。
落ちた屋根雪がなかなか消えない家の裏の方には、ドクダミらしき草しか生えないのが悩み。日照時間が短いせいか、雑草の生えるのも遅いんですが。
湿気や日照時間の短さにも負けない草花は、なんかないだろうか?


2003年05月28日(水) シュツットガルトのイベント/エタップ・デュ・ツール

ときおり趣味の音楽バンドとF1が、交錯するときがあります。
シュツットガルトのシュロスの庭園で、24日に我が愛しの蠍団がコンサート。オフィシャルサイトには、その直前にホテルで収録されたインタビュービデオが置かれていた。(頼むからTOPにはいるたびに自動的に13分ものビデオ画像を読み込ませるのはやめてくれよ。お姉さん、いくらマティアスが可愛くても、ブラウザ3度も落とされちゃあ、いいかげん怒っちゃうよ(-_-;))
これは、ドイツの自動車クラブ創立100周年のために企画されたイベント。
で、翌日の25日にはキミとラルフがシュツットガルト市内を走行
キミラルフってば、石畳のまぎわ走ってますじょ
思わず、あの狭くて坂ばっかりいっぱいあって歩きにくかったシュツットガルトの町並みを思い出してしまいました。郊外にいくと道はバカッ広かったけどさ。郊外に工場がいっぱいある街、という印象でした。
....シュツットガルト郊外で工場勤務と二足ワラジはいてた、PFのラルフのことまで思い出したり。彼も家族や友達と見物にいったのかなー、なんてね。(^^;)

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F速の方で「ツール・ド・フランス」出場、と書かれていた琢磨君。彼のオフィシャルサイトのBBSを見にいってみたら、「エタップ・デュ・ツール」参加予定、の間違いだったようです。
エタップ・デュ・ツール(L'TAPE DU TOUR)は、ツール・ド・フランスの期間中に一般参加で一区間を走行するイベントらしいです。以前にプロスト教授が参加したり、ウェーバーなどF1ドライバー達が走行したのもこのイベントらしく、参加者は数千人にもなるとか。 
こちらが申し込みについての説明サイトなのかな?
調べていたら、こんなツァーもあるらしい。今年は7月16日、けっこう高い山を走行するらしいです。誰かトライしてみますか?

そいえば、蠍団は去年のツール・ド・フランスの初日にもそれと連動するコンサート開いてたっけ。こういう国際的なイベントに呼ばれるバンドになっちゃったんだなあ。


2003年05月25日(日) インディ500

カラダが持たないだろうと、早い時間からぐーすか寝ていたんですが、なぜか夜中の1時に目が覚めてしまいました。
。。。。見たいのか? カラダが反応しちゃうほど、そんなに見たかったのか?(^^;)>オレ
というわけでライブタイミングを見てしまいました〜。(自爆)
やっぱし半分眠りながらになっちゃったり、あちこち巡回してカキコしながらでしたけどさ。(^^;)
とりあえずIE5入れてライブタイミング見られるようになったからさあ。あれだけ時間かけてダウンロードしたのに活用しないんじゃもったいなくて。(をい)
うー、しかし、中途半端な時間になって、出勤まで眠れないけど、頭、働いてないな。ろくに感想が出てこないじゃん。(^^;)
まあともかく、日本人ドライバー達、がんばってくれたわー。
これで日本でのアメリカンレースの注目度やモテギがまた盛り上がってくれればいいなあ。

面白く思った記事は、マイケル・アンドレッティのインタビューでした。
父マリオと子マイケル、インタビューでこの関係にふれてるのは、初めて読みましたわ。ふうむ、興味深い。
ジャックやデイモンの場合は、レース始めたときにはおとーちゃんもう亡くなってましたからねえ。父親像の捉え方も違うか。
トーマス・シェクターやニコ・ロスベルグ、マティアス・ラウダ、ピケ・ジュニア(名前、忘れた(笑))、彼らがたどっていく道もまた、どうなって行くんでしょう。
現役で肉親といっしょに走るってのは、ラルフ・シューマッハもそうですな。彼の場合は、もう百戦こえましたなあ。
勝ちに対する貪欲さ、仕事中毒のような行動は、兄には一歩およばないかもしれない。
兄の場合は、チームとの一体感に喜びを抱く『組織型人間』の傾向もあると思いますが。(笑)

巡回してるうちに、こんなのも見つけました。
リアルネットワークの有料F1コーナーの申し込みコーナー
リアルネットワークの方は有料なんですな。どれくらい価値がある映像やニュースが配信されるかかは、誰か申し込んだ人に教えてもらいたいっす。(自分じゃ、申し込まないんかい?(笑))
ネット上のものにもだんだんと有料化の波が襲ってまいりました。
わたしゃ、軍用のネットワークからそれをタダで遊びに使い始めた者達が出てきた、っていうネットの成り立ちをアッパレ!と思う人間だからさ、有料商売サイトの隆盛ってのには、肩をすくめるしかありませんけどね。
EurosportのF1ビデオコーナー
こっちは無料だ!(笑)
これからも、楽しく無料開放された情報を拾って集めますさ。


2003年05月18日(日) F1オーストリアGP/ネット上の恍惚

「....あんた、やっぱりバケモノだよ!」
そのセリフに尽きるオーストリアでございましたことよ。
あー、このセリフ、ひさしぶりに使わせてもらったな。(笑)
予選....あんだけ挙動みだしてリア滑らしといて、どうしてPPとれるんだよ、べらぼうめっ!
決勝....マシンに火がついて消火液ぶっかけられといて、どうしてあれほどファステスト刻めるってんだよ、このバケモノ〜っ!!
....結論。あきらめの悪さについてはF1界イチだよ、やっぱり。(^^:)
しゃにむにあがいてあがきまわってしがみついていくから、不可能を可能にして勝利を引き寄せちまう人だったよ。
最後の最後まであがいてくれる人だから、そうして普通ならあきらめちまうリザルトさえ持って帰ってくれる人だから、チームはあんたのために懸命に働くんだ。あんたを尊敬し、愛するんだ。

雨が降るかもという予報を目にし、予選の最後に見事セクター1の挙動の乱れをひっくり返してPP奪取。気になってたまらなかったのね。
うちのヨワヨワ回線&ヘッポコMacでは、F1オフィシャルサイトのライブタイミングの情報更新スピードには追いつけず、レース中は表示不可なことが判明したものでねえ。念願のオフィシャルなタイミングモニターを見たくてしょうがなかったわけ。
月曜も休みだし、半額デーでいいチャンス。で、わざわざネットカフェにやってきたのさ。CS放送は入らないけど、地上波見られるし、高速回線と最新ブラウザで見てみたいサイトはほかにもあったし。
....そう、そして、私は恍惚となったわけだ。
見つめる数字の推移と文字コメントだけの静かな観戦。それでも、血は熱くなっていくもんなんだぜ。
見つめる数字、セクタータイムが次々更新されていく。周回遅れの位置もセクタータイム更新のタイミングで、だいたい想像がつく。ああ、これを1年前にほしかった。エディが走ってるときに見たかったぜ!
これを見ることのできた去年までの欧州デジタルTVの視聴者にとっては、どんなにすばらしい観戦だったことか!
ここのライブタイミングではスピード計時や最高速は表示されないが、周回タイムとセクタータイム、自己ベストタイムはグリーンに、ファステストタイムは紫(オフィシャルサイトでは「マゼンタ」と書かれているが)で、数字が表される。
そう、これが、フランク・ウィリアムズの記事で知った「パープルを更新する」ことなのだ。彼がラルフを自チームに迎え入れたいと目をつけたきっかけは、雨の中でパープルを更新するラルフの姿だったという。このエピソードに、GPをちがう視点で見つめているチーム関係者たち(および取材陣)に、彼らにしか見られないだろうGPのデータがもたらす興奮に、どうしようもない羨望を覚えたものだ。
そして、私は、ライブタイミングのコメントに「fire」という文字を見る。
ミハエルのマシンがピットで燃えた事を知る。それでもマシンはコースに戻ったことを知る。
ピットで火。映像のないコメント画面に、過去の事故を連想する。
その恐怖とパニックのまださめやらぬ周回だったさ。ミハエルがパープルを更新していったのは!
各セクタータイム、周回タイム、紫の数字が次々現れる。自己ベストを更新し、さらに紫に輝く数字。誇らかに輝き、他を圧倒するその存在感。
これだ。これが、パープルのもたらす興奮なんだ!
この戦慄。この興奮。
この人は、いったい何度、いや、何十度、このような驚嘆する瞬間をグランプリにもたらしてきたのか!
そして、これを何年も目にしてきただろうチームの者たちを思うがいい。ありうべからざる火。トラブルに襲われたチームに、輝く紫の数字を軌跡に残してこたえる帝王を、彼らはどんな目で見つめるのか。ピットに戻ってくるエースを迎える気持ちを思うがいい。先ほどの動揺を収め、万にひとつの間違いもなく送り出さねばならぬと、心は震え立たないか。
この人は、こうして、人の心をつかんできたのだ。

地上波を見る。タイム計時では見落としていたモノの興奮を見つめる。
美しいラインを描くマシンの軌跡、オーバーテイクの醍醐味は、やはり映像あってこそだ。
「キミちゃーん、そこで抑えなきゃタイトル狙えないわよっ!」と応援に力の入る私は、やはり跳ね馬ティフォシではないのだなあ。(笑)
ネバリ強い子はスキよっ。追いつ追われつがあってこそ、われらが帝王はさらに輝くのだから、この子に頑張ってもらわねばっ。
うひー、給油時にガソリンに火が入るって、リアルタイムのGPじゃはじめて見たよ。(CARTのエタノール燃料は、燃えても火が見えないもんなあ(^^;))
よくまあ、あれ以上燃え広がらず、消火液でマシンに支障もきたさず、無事に走れたもんだよ。(たぶん最初の数周は、マシンの様子をさぐりながら走っていたんだろうけど)なかなか優勝に結びつかなかったオーストリアGPの、これが厄ばらいになったんだろうか。
ホンマに、あの紫の数字をリアルタイムで映像といっしょに見ていたら、どのような興奮であったことだろうか。
ひさびさに、バケモノっぷりを堪能させていただきましたわい。
願わくば、この恍惚を未来のGPでもまた、数限りなく体験させたまうことを。
我らを幾たびもひざまずかせ、その威容にひれ伏させたまえ。我らが愛しの帝王さま....。

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さて、ネットカフェに出かけたもうひとつの目当てはSCORPIONSオフィシャルサイトのビデオ鑑賞でありました。
"A MOMENT IN A MILLION YEARS"....私が自サイトの名にはこれしかない!と思いさだめた曲のビデオが置いてあったのであります。
この曲の歌詞は、蠍団のライブで体験した光景、そこで抱いた思いそのもの。ライブの喜び、この夜が終わらなければいいと願う、そんな思いをともにしてくれていたと知って、泣いてしまった曲。
クラウスが書いてくれた大切な曲。バンドからわしらファンへの贈り物。これはわしらの曲だ。
それのプロモビデオをいつまでも見ずに済ますわけにはいかねえってもんさ。
....ハイ、もう何度も聴いてしまいましたよ。
高速回線はすばらしかったです。画像もきれいでした。
美しいマレーシアの光景、ペトロナスタワー。年を重ねて、さらに年輪を刻んだメンバーたちの顔。ほっそりとしたクラウスの肢体。そっとのばされる指。
ううう、聴いてよかった。アレンジが違う。原曲ピアノのところをギターの調べがせつないぜ。やっぱり蠍はこうでなきゃ。うう、ソロがマティアスだー!(喜)
うむ、ギターは、この形ってファイアーバード?、後半持ち替えてるストラトは、ポジションマークのインレイが普通と違うから、マティアスの特注モデルだろうな。
「けれど、僕のハートは君とともにとどまる」挿入された歌詞を聞き取って、胸がまた熱くなる。
99年の映像だけれど、老けた....という印象に愕然とする。
早く会いに行かなければ。この曲を書いてくれたお礼を、まだクラウスに言っていないのだから。彼らがこれをプレイするところを、まだ生で目にしていないのだから。
愛しい人、ありがとう、....そう手紙でも書きはじめようか。

....そして、恍惚と陶酔の夜はふけていく。
速さを求め、貪欲に勝利を求めて、マシンと一体の美しい生き物になるミハエル。
そして、蠍団。水晶の鐘のように、きらめいて鳴り響くその音。美しく妖しく官能的なギター。愛らしく、心の張り裂けるような歌を歌ってくれるクラウス。
遠い国ドイツに生まれた彼らという存在に出会うことのできた喜び。
たぐいまれな人たちと同じ時代を生きる興奮。
彼らの美しい姿を見つめることのできる時代に生まれた幸せ。
....こみあげる愛情に、今夜はとても眠れはしないのだ。


2003年05月12日(月) 続・ラウジッツリンク

ウチのメガネ君ってば、初オーバルでポール・トウ・ウィンですってよ!
いやーん、怪物〜♪
ますますモンちゃんのCARTデビュー頃を思い出させまするなあ。
この両者、どちらもテストしたF1シートを奪えず、CART名門チームでのデビュー。チーム力という幸運はあれど、開幕早々チームメイトやライバル達を圧倒する速さ、初体験ドライバーには慣れにくいとといわれるオーバルへのまたたく間の順応、という共通点アリ。
次世代の怪物は、どこに潜んでいるかわからない。要注目です。

今回のイベントで、走り残した13周を走りきったザナルディのインタビュー
周回タイムが掲載されています。思いっきり走ってくれたんだなあ。
記事に描かれた情景を思い、このタイムを見、ザナルディの走りに思いめぐらし、その言葉を見つめ、....涙ぐんでしまいましたぞい。

このイベントのことを土方さんにお話ししたときに「小説のよう」とおっしゃっていましたねえ。
ファンの歓喜の声援にこたえて、このタイムを刻む。なんという姿を見せてくれたことか。
見守る人々の感動は、いかばかりであったろう。
ラップをリードし誰よりも速く走り続けていた彼の姿が、ここに戻ってきたんだ。
これが、この速さが、彼のレーシングキャリアの終章を飾るんだ。
突然に襲いかかった悲劇ではなく、ファンの復活に対する歓喜の爆発の中に、現実という舞台の上に、ラウジッツリンクに描かれた物語の終章は彩られるんだ。

しかし、ザナやん自身の目は、すでに彼自身の切り開くべき新たな未来に向かっているんだなあ。
あの事故の後、当日の朝からの記憶がないって言ってたっけ。
彼にとっては、彼の人生をかえてしまったけれどすでに通り過ぎた出来事として乗り越えなきゃならないと、語っている気がする。人生は続いていく。彼は新しい道を歩んでいく。
ワシはさあ、「『コップにもう半分しか水がない』ではなく『まだ半分も水が残ってる』」っていうザナルディの言葉に敬意を抱くよ。
その考えに至るまで、どんな思いが去来したか。以前見たインタビュー映像で、眉を寄せた表情でレースキャリアの終わりについて語ってた顔を思い出したりさ。あの時、やっと見せてくれた笑顔に、ほっとしたんだ。どんなに、あの明るく陽気なザナやんを懐かしいと思っていたか、自分でも驚いたさ。
彼のレーシングドライバーとしての終章は突然に来てしまったけれど、彼の人生はこれからもどんどん描かれていく。
明るく陽気で鮮やかな絵を、人生というカンバスに描き続けてくれることを願うよ。

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追記:このごろ、ザナルディ検索でおいでになるお客様がとても多いですね。うちにはニュースがなくて、ごめんなさい。
ザナルディのニュース・写真画像などが早く更新されているのが、The Alessandro Zanardi unofficial web site
それから、ラウジッツリンクのビデオ映像、アレックスのインタビューを見ることが出来るがCARTオフィシャルサイトのビデオコーナー
ここはうちのヨワヨワ回線じゃつらいけど、まあうちのMacちゃんほど古い機材使ってる人も少なかろう。(^^;)


2003年05月11日(日) ラウジッツリンクにザナルディが!

CART第5戦のイベントで、あのサーキットをザナルディが走ることになりました
ドイツ、ラウジッツリンク、ザナルディが事故にあったサーキットです。
一時はひさびさのトップを走り、彼のCARTの絶頂期の復活を予感させたときに起こったあの事故。9/11テロの直後、彼のマシンに描かれた星条旗の部分にまるで突き刺さるような接触があったあのアクシデントは、とてもショッキングで悲しい出来事でありました。あの時、彼の進路を変えてしまった芝をどんなに恨んだことか。

彼が走りきることの出来なかった最後の13周を走り終えてもらうという、このイベント。マシンは、操作を両手のみで出来るようにモデファイされたモノで、彼の当時のマシンそのままにカラーリングされているそうです。
ザナやんご本人は「1年半のピットストップ」なんてジョーク飛ばしてはります。
そんなジョークが言えるくらい元気になってくれてよかったよ。

PPは前回初優勝を遂げた、セバスチャン・ブーデ。(くそお、初優勝の感激をネット観戦もできなかったのが悔しいぜっ)
ウチの可愛いメガネくん(をい、いつから「ウチの子」になったんだ?)ったら、初のオーバルで、またもやPPかい?(驚)

新しい星が、この世界に輝きだそうとしています。
ある者は去り、ある者はここに来たり、そして、レースは続いていく。
夢は誰かに受け継がれ、情熱をかき立てていく。
託されていくものに込められた思い。
消えていった夢を踏み越えていく、若き人達よ。
それゆえに、なお輝かしくあれ。
なおたくましくあれ。
なお美しくあれ。

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インディの方では、ダリオのかわりにブライアン・ハータが参戦。(をを、私のクラーク・ケント様!とCART時代に真っ先に美男だと思ったお人であるのことよ。....といっても目のレーザー手術してメガネかけてないようだから、ちょい雰囲気かわったかな?)
日本人勢では、中野くんの参戦も決まりました。
大イベントだから、頑張ってほしいのう。
心配なのは手指を骨折したという服部茂章くん。....年に1回の壮大で大事なイベントだってことはわかってるけど、無理をしても出たい気持ちはわかってるけど、長く過酷なレースだから心配なんだよ。
元気で頑張ってくれよ。


2003年05月04日(日) F1スペインGP

フェラーリの官能の女王さまのデビュー戦である。
他車に比べ段違いに低いボディライン。なるほど、美しい。。。。。が、♪ごめんねー、去年のマシンと〜、また比べている〜♪
「圧〜っ倒的じゃないか〜っ!」と叫んでもうたF2002のデビュー戦とは、印象はことなってしまいましたな。。(まあ、去年型のF2002だとて、97年〜00年あたりのムキになった追い上げの走りをフィニッシュラインまでぶっこいてしまえば、どれほど壊れたかはわかりゃあしねえってもんさ。)
亡きジャンニ御大の名前を冠したマシンのデビュー戦に、負けることなど許されぬプレッシャー。マシンをぶっ壊し完走逃がすことを恐れたか。それとも、満を持してるうちに、他チームマシンの熟成が追いついたか。
第一印象は対ルノー、対アロンソに、辛勝っぽかったなあ。ここにマクラーレンが万全の体制で絡んでいたらどうなっていたか。ルノー、そしてアロンソの、3強に対する真の実力のほどはいかに?
フェラーリは、2台ともフィニッシュラインまで走りきったことで、まず最大の問題の信頼性と今後へのデータは確保。これでひとまず、よしとするか。
前戦とはことなり、ミハエルご機嫌よろしの笑顔を見られたのが、今回の最大の収穫。
。。。。この笑顔を見られるまで、長かったなあ〜。
わしのスタンスは、F1はシーズン通しての持久戦レース、って感じ。2〜3戦で泣いても、ジタバタあがいてしがみついて食い下がったかの人に惚れたからにゃあ。それをやってくれちまうドライバーやチームがこれからも現れつづけて、レースを苛烈にしてくれるのが、最大の望みなのさ。
ああ、それにしても、マクラーレンは、2台とも自爆しちゃってるしよー。フェラーリを簡単に楽にしちゃあ、困るじゃないのよ。
ルノー、アロンソ、歯車がうまくかみ合い、軌道に乗り始めたってことかなあ。勢いに乗って伸びるドライバーほど怖いものはない。キミもそうだったじぇ。
うーむ、しかし、ラルフ。。。。。歯車がかみ合ってない時のドライバーほど哀しいものはない。(^^;)
「キャィーン、よくぞ抑えてくれたっ。かっこいいじょ〜!」と叫んだ次の瞬間にはずっこけてくれましたにゃあ。トヨタの可愛いダ・マッタちゃんを抑えきってくれなきゃ、わたしゃまたずっこけるとこでしたぜ。抜きあい競り合いの駆け引きは、しぶとく長〜く続けてくれるのが好みなのよなあ。モンちゃんに苛烈さで一歩及ばないならば、しぶとさで勝負よっ。
森脇さんには「チームでぶつけっこしちゃいますからね」と言われちゃうしよお。。。。。ホンマノコトヤガナ。(笑)
ともかく、今回は地上波の放送もわりと楽しく見られましたわ。すこーし、トーンが落ち着いてきたかな。
森脇さんと寿一ちゃんの話題の振り方もよかったしなー。
実は、森脇さんのしゃべり、好きなのよね。


2003年05月03日(土) 予期せぬ出会い

こじらせてしまった風邪と仕事の時間帯の都合やらなんやらで、なかなかネット巡回もできない今日この頃である。
うう、ミケランジェロ描くところのデルフォイの巫女さんのよな、頑丈そうな健康なボディがほしいよお。(アレのモデルはヲトメではなくヲノコなのは、もちろん承知のうえで言ってるのさっ(^^;))
友達から健康食品の通販に誘われる。ワラにもすがりたい気持ちになっとるんで、付合いもあって申し込んでしまったぞい。ちょっと高いんだよなー。効いてくれればよいけどのお。
イソジンでのウガイと消炎トローチだけでは今回の風邪は乗り切れなかった。ひさしぶりに飲んだ風邪薬の効き目はよかったけどね。関節痛むもんだから、サロンパスだらけだったし。寒気のする肩に温熱タイプのシップを貼ると、けっこう緩和されることを発見。
天気とともに体調も回復してきたけれど、まだノドがいがらっぽい。ゲホゲホいいながら煙草やめねーからかもしれないな。

今回は、派遣された職場のかたわらにTVが置いてあって、音声はほとんど聞こえないけれど映像が働いてるところから見えるんだな。朝っぱらからBSなんぞ目に入ってしまう。
おかげでひさしぶりにイチローやゴジラ松井にお目にかかる。松井って、太った?
まー、元気でガンバんなはれや。あんたたち自身の手で、未来を切り開いておいでや。
それはいいんだけどさ。夕方になってから、予期しない映像に出会っちゃったんだ。
。。。。BSにはMotoGPの放映があるのを忘れていたよ。第2戦のダイジェスト。
黙祷する仲間たち。戦いの後の記者会見。ともに時を過ごした仲間が失われたことへの思い。彼らの表情の中に。彼らの言葉の中に。
ひとりの人が消えてしまった空白が、大きな心の穴が、静かにかき鳴らされる弦の響きのように、哀しく鳴っていたよ。
続いて、加藤大治郎の追悼特集。トップランナーの再放映のようだ。
ああ、彼の顔を、笑顔を、こんなところで見ることになってしまった。胸がつまる。立ち直るまでの数瞬を、だれにも話しかけられずにすんだ。仕事の途中でなかったら、思いに浸っていたかもしれない。

放映日程や時間帯など覚えていなかったから、いきなり避けていたものを突きつけられる思いがしたよ。
仕事をこなしながら、私はただ、じっと見とれていた。見つめるしかなかった。
MotoGPは、彼ら2輪ライダーたちのライディングは、マシンと一体となった彼らの走りは、たとえようもなく美しかったよ。
人の運命を飲み込んでも、それでもなお、うっとりするほど、美しかったんだ。


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