浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2003年02月24日(月) |
開幕直前イベント/ミハエルがザウバーのレーシングスーツを着てた夢 |
F1の開幕が近づき、開幕直前イベントが開催されるもよう。 ラッキーストライクBARホンダ・F1キックオフ・イベント こちらは琢磨君がゲストに来るらしい。 アムラックス&メガウェブでトヨタF1応援イベント 東京の方には、パニス、ダ・マッタ、ゾンタもトークショウに来るそうな。 まあ、お近くの人は行ってご覧になったら、楽しいんじゃないかと。 ホンダやトヨタのお人達とあれこれ打ち合わせもあるんでしょうかねえ。時差の差があるオーストラリア、日本に早めにきて時差ボケと体調整えながら、って感じでしょうか。 インタビューなどたっぷり見る機会がTV放映でもあればいいんですが。(ニュースとか特番とか。地上波のレース時間を削るのはイヤよ〜!)
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ひさしぶりのF1の夢話。たぶん、母国マシンに乗れなかったブーデのことを思いながら寝たのが原因かとも思うんだ。 こういうのを喜んで読んでくれる人がいるかどうかわからんけれど、妄想バカッぷり炸裂をひとりで恥ずかしがってても悶々とするばかり。バカ話に笑っていただければ、本望でありますことよ。
夢の中のF1では、なぜか一騎打ちといった要素が強く、わずかな台数(3〜4台くらい?)で決定戦が行われる気配。 フェラーリの対抗馬は、もちろんウィリアムズとマクラーレンの英独混合チームの代表らしい。ザウバーはすっかりフェラーリのBチーム化している。(^^;) 規定が変更になったせいか、フェラーリのマシンが動かないわ、Tカーはないわ。ここで、大昔のF1みたいに「乗り替え」オファーされるという強引な展開。で、ペーター・ザウバーがハインツに言うんだよ。「すまないが、君のマシンをミハエルに乗ってもらっていいかね?」(我ながら、ひでえ夢だよな〜(^^;)) ハインツ(夢の中で私は彼と一体化してる)は、仕方ねえなあ、こうするしかないよなあ、などと思いながらミハエルを呼びにいく。ニックとふたりで待っていると、彼がドアを開けてこちらに歩いてくる姿を見て驚く。 ミハエルは、フェラーリの赤いレーシングスーツではなく、違う色のレーシングスーツを着て現れたんだ。過去に彼が着たレーシングスーツの色と似てるようでもあるが、ジョーダンのエメラルドグリーンでも、ベネトンのイエローでもブルーでもない。それは古くボロボロになっていて、夢の中の私は、彼がついに着る機会のなかった「ザウバー/メルセデスのF1プログラム」のレーシングスーツを取り出してきたんだと感じる。(けっきょくF1では乗ってないんだから、なんで持ってるのか(笑)) 一言二言会話して、マシンに乗る前に着替えなきゃならないのはわかってるけど「今だけはこれを着ていたい」と彼が言う。それが「ザウバー」のF1マシンに乗ろうとしてる、彼の思い入れなのかと感じる。自分のマシンを譲ることを夢の中の私(=ハインツ)は納得する。ニックもほろ苦い、かすかな悲しみを感じてるのがわかる。みんな、メルセデスの秘蔵っ子だった。フェラーリエンジンを積んだザウバーマシンでメルセデス相手に戦うことになったのは、時の流れのもたらした皮肉な運命だ。 誰も口には出さないけれど、3人でちょっぴり悲しい顔を見合わせて、お互いの気持ちを分かり合ってることを感じる。ニックと3人、ミハエルを守るように、私達は厳粛な面持ちで歩みを進める。 歩いていくうちに、報道陣に見つかってしまう。代表取材で食らいついてくるレポーターは、ナシ○ト+オニ○ワってなワイドショーっぽい顔とノリで、2ショットめいた記念写真を勝手に撮るわ「この向こうが私の故郷の学校なんですよ〜」なんて郷土自慢を始めるわ、その無神経さに腹を立てる。表面冷静なミハエルは、もちろん軽く受け流して立ち去るんだが。 ピットにたどり着く前に、通路の角(それまで昼間だったのが、いきなりまるで夜道の路地の街頭の下って感じだったんだが)で「やっぱり脱いでおかなきゃ」とミハエルがいきなり服を脱ぎ出す。きれいなお肉だったけど、「場所考えろよっ。こんなところで脱ぐな〜!」と、自分の身体で人目から彼を隠そうとあわてる私だ。(^^;) そのあとの夢は、通行人のヲトメ達は寄ってくるわ、ニックまでちっちゃい女の子になってミハエルの膝に乗ってるわ、もう大混乱すぎてよく覚えていない。前半の強引きわまりないシリアスさに、わしのお脳が反動でハチャメチャな展開に持っていったんだろうか。前半だってあんな見当はずれの展開なんざー、こちらの妄想でしかないけどさ〜。(笑) 目が覚めて、「ああ、母国の旗の下での参戦に、私けっこうこだわってんじゃん?」とあらためて感じたのでありましたことよ。 ホンマモンのミハエルはフェラーリエンジン出してるザウバーをテストしたこともあるという噂もあり、「ザウバーはお気に入りチーム」発言はメルセデス時代からの縁にフェラーリつながりあって、堂々と言えるんでありましょうが。元メルセデス秘蔵っ子達が、ライバルであるフェラーリのお世話になってるのは、皮肉というかなんというか。ペーター・ザウバーがVWにラブコールを送っているという噂も、いつまでも消えない。たぶん、VWが参戦決定するまで消えないだろうにゃ。(笑) F1界のややこしくもこんがらがった関係は、見ていて面白いが、本人達はどう思ってるのだろう。
2003年02月23日(日) |
ルーキーに惚れてしまった! |
寝不足である。目は疲れの限界だというのになかなか寝つかれず、CART.comをのぞいたのがいけなかったんだな。 ちょうど開始されたセント・ピータースバーグの開幕第1戦決勝のライブタイミングを、レース終了まで見てしまったのだ。あうー、我慢して寝るつもりだったのにぃ〜。 時差計算がすぐ出来るページを作っておくんだった。ニュースを見に行ったのが運の尽きだね。(笑) CART.comのライブタイミングは、私のように回線/ブラウザのバージョンがヨワヨワでも大丈夫なHTMLバージョン、および限定バージョンが幾通りか用意されている。オフィシャルサイトの主催するものだけあって、各F1サイトのライブタイミングに比較よりはるかに見やすくて面白い。 各ドライバーの順位・周回数、トップとの差やレースコメントは、F1のライブタイミングでも用意されている。それにくわえて、CARTのライブタイミングには、各ドライバーの、前車とのタイム差、最新ラップタイム&速度、レース中のベストタイム&最高速とその周回数、ピット回数&前回のピット周回、それらが常に表示されている。そして時折チームとドライバー間の無線で何が話されたかというコメントさえ挿入されるのだ。ざっと一覧で見ることが出来るため、ピット戦略の違いや速いスピードを維持してるマシンがどれであるかがということが、はっきりとわかる。F1のライブタイミングでも、これくらいは最低限そろえてほしいのだ。 ああ、こういう充実したライブタイミングと生放送(あるいは生観戦)を合体させられたら、どんなに楽しめるだろう。バーニーのデジタルTV多チャンネル放送のタイミングモニターを切望するのは、こういうときだ。バーニーが有料デジタル放映をやめちゃうんだったら、FIAのオフィシャルサイトかなんかで、充実したライブタイミングを流してくれんものやろうか。
放映の映像が手に入らないからば、ネット観戦するしかない。真夜中の静けさの中、刻々と移りゆくタイム差を見守り、その数字とわずかな言葉に興奮し胸を熱くするのだ。 その耳にはエンジンの高鳴りもタイヤの悲鳴も届かず、目の前には熱狂する観衆の姿もなく、華やかなカラーをまとった攻撃的なマシンの姿もなく、ただかわりゆく数字があるだけ。数字から喚起される姿を、想像力で補って見つめる。 なのによお。どうしよう。オレ、こんな状況で、またひとりドライバーに惚れちまったみだいだよおお〜。数字見つめてただけで惚れるか、をい?(笑) どうやら今年私を夢中にさせそうなのが、新人、Sebastien Bourdais だ。 フランス人のせいか、サイトや誌面によっちゃあ、発音がブーデ、ブルデー、ボーダイスといろいろなのはご愛敬。ビルニューブとビルヌーブ、マイケル・シューマッカーかミヒャエル・シューマッヒャーかってなもんで、実際の発音を母国フランスか今の活躍の場であるメリケンの人らにたずねてみたいものである。まあとりあえず、今は「ブーデ」と呼んでおこう。 彼は、参戦ドライバーの半分ほどがルーキーという新人だらけの今季のCARTで、マンセル以来の「CARTデビュー戦PP」を獲得した新人である。 ルックス初めて見たときは、どこの大学院の研究生?って印象。そのギャップがいいねえ。おかげでメガネで繊細な顔立ちしてたムーアとか思い出しちゃったよ。どうやらまた感情転移したらしいな。 ニューマン・ハースという名門チームでのデビュー、ベテラン勢が赤旗に引っかかったその幸運もあるだろう。が、開幕戦PP〜決勝最初のピットインまでの30周のリードラップ、ぶっちぎりのファステストラップと最高速は、まるでモントーヤのCARTデビューのセンセーションを思い起こさせる。 彼はどうやら壁とキスしたらしく、修理にピットイン。グリーンフラッグ中、約9分、6周あまりのロスだった。ライブタイミングを見守っているとき、画面に現れたチームからの言葉が私の心を切り裂いた。「これは、君を12位以内に入れるためだ。君にとっていい経験になるだろう」 ....私は完走を祈って、残りの周回を見守った。時にはラップリーダーと8周違いにまでなりながら、速度を取り戻していく彼を見守った。ファステストと最高速を刻んだが彼が、最後尾。レースの魔物に遊ばれた、彼を見守った。ブッチギッた速さを見せながらレースを失ったときの、トレイシーやモントーヤやムーアを連想した。 バイオグラフィやインタビューを読み、以前彼がF1のテストをしたニュースを思い出す。 彼はフランス人にとって「F1に乗ってほしいドライバー」のひとりなんだろうな、と思う。この子、プロストのジュニア・チームにいたんだな。F1最年長ドライバーのパニスがいなくなったら、フランス人ドライバーはいない。(フランス系となると、ジャックもそうだが)CARTでこんなバカッ速い子が、どこまで出来るものか見たいと思う。 ルノーのテストドライバーとしての契約を得ることの出来なかったブーデ。ウィリアムズのシートを得ることが出来ずCARTに移籍してきた、モントーヤみたいだよな。 F1界のオヤジ達を見返してやれよ、彼らをひざまずかせて迎えをよこさせてみせなよ。そう、なんとも判官贔屓の血が騒ぐんだ。 ....というしだいで、わたしゃどうやら自分が惚れちゃったことに気がついたらしいよ。(笑)
2003年02月21日(金) |
ライブ火災/SAYONARAもなく..../初期化の危機? |
米のクラブで、GREAT WHITEのライブ中に火災がが起こっていまいました。行方不明者が多く、現時点で死者は96名。R.I.P. バンドのギタリストTY LONGLEYも行方不明だとか。 米Yahoo!(AP)の詳細なレポートはこちら。 ライブ中に使用したパイロ(花火・炎などの特殊効果)の火が火事の原因で、この会場はスプリンクラーの設備もなく、消防法ではパイロの使用はできないとされていた建築物だったそうです。 パイロ使用について、許可を取らずバンドが使用したとするステートメントを出したクラブ側、事前にクラブ側に確認をしたというバンドのマネージメント側、双方の言い分が食い違っています。おそらく火災の責任の所在について、これから訴訟が起こるだろうと思いますが。ああ、やりきれないなあ。 こんな惨劇が起こってしまったことは悲しい。大好きな音を楽しみにいったファンや、彼らに大きな喜びを与えようとステージに立ったミュージシャン達が負った傷を思うと、ほんとうにやりきれない。
ライブで、日常のつらいことを忘れさせるような夢のような時間を過ごしてほしいんだ、と多くのバンドが言う。それを演出する大がかりなショウやステージセットをどこの国のファンにも見てもらいたいから、会場の規模を選ぶバンドも多い。 多くのバンドが日本の消防法でパイロが使えない代用を他の演出効果でおぎなったりするが、来日するなら他の国と同じようにどうしてもライブにパイロを使いたいというバンドもいる。 そんなバンドのライブを見たことがあるけれど、彼らの使うパイロは大きく見事で、ステージの下にいても熱気が顔に吹きつけるようだった。おそらくステージの上にいるミュージシャン達の身体には、もっと熱い熱が吹きつけていたろう。大汗をかきながら、素晴らしい音を奏でてくれる彼らの姿は、とても素晴らしかった。会場の他のファンに小さな花火を分けてもらって、星の海のようになった会場を見たこともある。 人の手によって完全なコントロール下にある「火」は、私達の身体に、血に、心に、熱くあたたかいものを与えてくれる。 「火」は怖いものではない。コントロール出来ない状態となった火がおそろしいだけだ。 パイロを使用するバンド達は、プロのツァークルーを雇って細心の準備をするものだ。会場で起こるトラブルの危険を防ぐために、カメラやレコーダーのチェックだけでなく、アルコールやナイフ・危険物等の持ち込みチェックをする会場は、海外には多かった。 こんな事故が起きると、ロック系バンド達に対する偏見がまた厳しくなるかな、と思ってしまった。
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アズエフのアダム・クーパーの記事を読んで、スミッコのテーブルの下にもぐり込んだ犬っころのようにスンスンとすすり泣きたくなってしまった。 SAYONARAを言う機会さえなかったんだよな。(T_T)<エディ まあ、落ち込んでいてもエディの進路が決まるわけではないので、SAYONARAを言わない別れならいつか再会することもあるさ、とムリヤリ考えの方向をかえとこう。ふう、テスト&リザーブドライバー決まってないところの新人さんがドジッたらどこか拾ってくれんかしら?なーんて思ったりしながら〜。(^^;) でも、記事を読みながら、ここ数年でF1界から去っていったベテランドライバー達を思うのね。「おまえがほしい」「おまえが必要だ」と切望されない状況は、トップチームで実績を上げてきたドライバー達のプライドには、どれほどの痛みだったのか。経験のない若い子達に混じって、ひざまづいて頼んだり出来やしない。いくら走ってほしくても、そんなことをさせるのは望むのは、とてもつらい。そう感じたりしてしまったのね。 まあ、どういう道でも彼らが幸せならいいさ〜、とミカさんのラリー参戦記事を読みながら思ったりするのであった。 F1グランプリ特集のコラムには、エディがハリウッドによく出没して映画出演オファーされてるらしい、なんて噂。女優ナンパしたんじゃねえの?とまず思ってしまった私はこれでもファンだ。(笑) マジな話なら面白いし、たとえ女優ナンパでもニュースが入ればこちらは嬉しい。隠遁生活なんぞせずに、頑張って出没して下されや。 アズエフには、エンリコ・ザナリーニがフィジコのマネージメントをやることになったというニュース。アダムの記事では、エンリコとジョーダンのスポンサーの縁も深そうだし。エンリコは、前に日本人ドライバー(光貞くんだったか)の向こうでの手伝いもしてたはず。 エディは、マネージャーのエンリコとマネージメントの会社やらなんやら、あれこれいっしょに仕事してたんだよな。そっち方面に力入れていくという選択肢もあるか? こちらの方も、まあ続報を楽しみにしておこう。
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と、ここまで書いて入力しようとしたら、フリーズした。しかも再起動出来なくなりやがるし。(滝汗) うわーん、HD不調やったから、てっきりクラッシュしたと思ったよ〜。(泣) また初期化せんならんかと準備しかけて、いったん電源切って起動したところで元に戻り、ホッと一息。 私全然バックアップの準備してないのよね。初期化数回やってて、まだこりねえ馬鹿。(^^;) ブックマーク壊したら、再訪問のツテがなくなるサイトや板もあるしなあ。書きかけでHPにUPも印刷もしてない書類多いし。 はああ、そろそろHDがトラブル多くなってきたから、バックアップの準備始めないと非常にヤバイっす。
2003年02月20日(木) |
ラルフとトヨタ?/日本映画にほしいもの
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ラルフの将来についてのウィリー・ウェバーの発言。 Ananovaの元記事はこちら。 どうやら、トヨタとの話し合いを計画している様子。ウェバーのことだから、おそらくウィリアムズとの契約更改や他チームからの打診を視野にすえての発言でしょう。 相手がトヨタとなれば、F1界ではすでにトップ3の高さのラルフの契約金が、またつり上がる可能性が出てくるわけだ。(笑) でもなあ、ウィリアムズは契約金が高くなりすぎると放出しかねないチームだし、トヨタがここ数年でタイトル争いにからむ可能性は小さい。今年タイトル争いに勝ち残らなければ、チャンスを失うことになりかねない。 移籍は、リスキーな賭けだ。するなら、チャンピオン取ってからだじょ。愚痴ってないで、モントーヤにも勝ちなさいよね。(^^;)
まあ、ラルフってのは、F1界にはめずらしく母国エンジン使って母国のアイドルになれる可能性のあるドライバーだわな。 自国系チームにいるのは、ラルフ・ファーマン(英・アイルランド2重国籍らしい)くらいか。クルサードは、英国人つってもスコットランドの人やし。チームオーナーと同国人ってドライバーは何人かいるけど、その人脈とか集めてるスポンサーにアピールしやすいのかもしれない。 日系チームに日本人ドライバーを....というのは、誰もが望むことやろうけど、まだまだむずかしいだろうな。 ドイツを中心にすえて欧州でのイメージをあげセールス拡大につなげるのが、ケルンにトヨタが本拠地を置いてF1参戦した理由。ホンダは、何年もの成績不振に悩んでる最中。 視聴者にとってはチームのイメージよりドライバーの方がインパクトあるから、自国のドライバーを乗せてコケさせたら、国外では「同国人だからあんな新人を乗せるのか」と言われ、国内では「エンジン(orシャシー)が悪いからドライバーが活躍できない」と言われちゃう。 自動車メーカー系チームのイメージをあげなきゃならんから、たいへんだべなあ。 少しでも上位を狙いたいチームが、トップチームに在籍するドライバーに声をかけていくのは、当然のこと。開発の知識もほしい。速さに確信をもてるドライバーもほしい。 たぶん、トヨタもホンダも(ジャガーあたりも)3強チームのドライバーには、まんべんなく声かけてるんだろうと思う。マクラーレンがタイトルに手をかけてた時のロン・デニスだって、「トップドライバーには、いちおう打診してみるのが義務だから」と、ライバルチームのミハエルに声かけてたことあったもんな。(^^;) ミハエルは契約金がとんでもなくつり上がっちゃったし、もう年齢的にも長期計画向きではないだろうな。それに、たぶん本人に移籍したい気持ちはないでしょ。フェラーリでさえ5年かかったんだから。(笑) モントーヤは、トヨタとの縁もあるけど、開発/セットアップ方面にまだ勉強が必要なようす。キミちゃんもまだF1での経験は短い。 もし私がお金持ってるチームオーナーなら、長期開発計画に貢献しそうなドライバーとして狙うのは、後から入った子達に迫られて苦しんでるベテランのラルフやクルサードかな。ルーベンスは今のところフェラーリでミハエルを倒してタイトルや契約更新を得ることを狙ってるだろうけど、ミハエルとの力関係次第でしんどくなってくるかもしれないから、ここも狙い目。(笑) 今のチームでタイトルを狙える可能性があるとはいえ、チーム内でのドライバー間の力関係や評価、チームとの意見の相違などがあると、彼らの将来の道がどう転ぶかはわかりまへんね。3強に空いた席が出来ると、タイトル争いに顔を出す顔ぶれに変化があって、それも楽しいんだけどねえ。(^^;) ああ、そうだ。フィジケラも3強チームのシートに1度は乗せてみたいドライバーですわ。でも、彼は「もし私がチームオーナーだったら....」のリストには入らないんですな。だって、トゥルーリと並んで、不運に憑かれてるドライバーなんですもの〜。(こらこら) 「ミハエルが通りすぎた後にはペンペン草も残らない」と言われた状態のベネトンに移籍して長くとどまり、ジョーダンの危機に移籍。移籍先の見極めって、ドライバーの運命を左右しちまうよね。 元チームメイトのラルフの場合、チャンピオン経験者のヒルがジョーダンに来て、その知識を吸収したり、彼と比較した速さのポテンシャルを見せる機会が、移籍にプラスに働いたのかもしれない。フィジコは今までのチームメイトすべてに勝ってきたけど、若手ばかりだったからなあ。 トップチームで先輩ドライバー達に鍛えられたら、いったいどこまでやれるのか、見てみたいです。
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先日『ひとりごと』に『日本映画って....』を追加したんですが、たまたま選んだ映画が悪いのか、好みの方向が違っているのか、日本映画に対する印象はよくないんですな。 夕べもチャットでおしゃべりしてたんやけど、昔の映画や役者は雰囲気があってよかったねー、なんていつも思っちゃうんですよ。 最近は、いわゆる「2時間ドラマ」とどこが違うの?って思う映画多くないですか? 今回映画ネタにとり上げた『たそがれ清兵衛』で、なんとかそこそこ満足できるかなー、でも食い足りないところが多くてもったいなさ過ぎるよなあ、起爆力たらねえよなー、という感じ。前に感想を書いた『陰陽師』よりゃあ、はるかに出来はいい。監督が新しい分野に挑戦する意欲が感じられ、時代考証もしっかり追求し、きちんと基本はおさえてる映画。そこは間違いない。 んでも、これが国内の賞を総なめと聞いて、あらためて唖然としたのよ。これが日本を代表する映画なの?日本映画ってそんなもんなの?って。 それとも映画にワシの求めるところが、国内の映画人達とは違うの?
わたしゃ、名作映画や話題の映画も本数見てないし、映画マニアとはとてもいいがたいです。 でも、日本映画界がこれから映画館に足を運ばせる努力をしなきゃいけないのは、マニアでなく一般の人達の層だと思うのよ。 「どうせすぐTVで放映するからイイや」と思わせずに、映画の封切りやビデオ発売や名画座での上映が待ちきれない気持ちにさせなきゃ。 ちょっぴりよけいに金のかかった「2時間ドラマ」みたいな映画作ってばかりいたら、どうしてそれが出来るの?
わたしゃ、アニメと特撮ものと刑事物と時代劇と海外ドラマをTVで見て育った人間です。アニメ好きやし、美形好きやし、SFXフェチやし、恋愛ものは苦手や。(笑) 美意識の感じられない画面や物語の作りを見ると無駄に費やされた製作費に腹が立つし、エンターテインメントと両立できない芸術性なんてクソ食らえ!と思ってるし、天の邪鬼にタテヨコナナメからひっくり返してみるのが好きですよ。 だから、好きな映画でも完全な満足を得られるものは少ないですがねえ。 そんでもさあ、その映像にうっとりしたい。物語にドキドキしたい。だまされて驚かされたい。何度でも見たくなるような魅力にノックアウトされたい。好きな俳優には、いい映画で活躍させてあげたい。そんだけなんですけどね。
2003年02月17日(月) |
HELLOWEENメンバーチェンジ/ああ、ミナルディ |
HELLOWEENオフィシャルサイトを見に行ってみましたら、どうやらまたドラマーがかわったようで。 一時的な助っ人なのか、正式加入なのかは、続報を待たないとわかりませんが。 後任のステファン・シュバルツマンって、U.D.O.や再結成ACCEPTで叩いてた人かいなあ。うーみゅ、顔が思い出せまへん。(^^;)
ドラマーはバンドの(特にライブでは)カナメであるポジションですから、ギタリストやヴォーカリスト、ソングライターの変更ほどの派手な音楽性の変化はなくても、微妙にノリが違っちゃうことがあります。ドラマーによって、前ノリ、後ノリ、あれこれあるみたいだし。同じドラムセットを使っても、叩く人のパワーですごい差が出てしまう。だから、アルバムやツァーだけの助っ人渡り鳥なドラマーさんもいたりするんですが。(掛け持ちでバイトしないと生活できないバンドも多いですから) わたしゃライブで、あまりの違いにノリ損ねたことは多いですがね。いつもは気にしないんだけど、ドラムの印象的な曲のあるバンドだと、微妙なノリの違いが気になってしまう。 蠍団のハーマン・ラレベル、HELLOWEENのインゴ・シュビヒテンベルグ、GAMMA RAYのウリ・カッシュ、....。それぞれの時代の彼らの音、フィルインの組立や手数、タイム感、それらが醸し出していく曲のノリ。それがどうしても忘れがたい。 まー、ホントに単なる好みの問題なんで、どんなに上手くてパワーがあっても、コージー・パウエルのような乾いた硬質の音は苦手だったりしますけどね。 わりと好きなのは、ちょっと湿った感じの音で、フィルインの手数が多く手さばき速くて、んでもちろん怒涛のツー・バス。静と動のメリハリがドラマティックならなおよし。 バスドラの音が、風圧となって顔面を襲い、骨に、腹の底に、ずんずん響いてくる。その振動に突き上げられ、血が熱くなっていく。ライブっちゅーのは、頭や耳だけでなく、骨盤で聞くんだよなー、と思ったりします。(笑)
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タイヤ契約ができずF3000用スリックタイヤでテストしていたミナルディが、やっとブリジストンと契約できたもよう。 ところが、どうやらまだコスワースへのエンジンリース料を払い込めてないという話。何とか開幕までには支払いをやりくりする予定のようですが、下手したら去年のアロウズの二の舞になっちゃうからなあ。 今年は予選方式もかわってTVに映る時間も確保でき、金曜フリー走行でスポンサーつきテスト君集めのチャンスもあり、コスワースエンジンやヨス番長と契約し、スポンサー集めにアピール出来る面は増えたものの、トヨタにブルナー達をひっこぬかれたのが開発方面にどこまで響いてくるか。 心配の、タネはつきまじ、ミナルディ。
授賞式に行ったサラちゃんとミハエル様、プロスト教授。 ドレスアップしたサラちゃん、肩のあたりむちむちだけど可愛いなあ。体育会系の健康美ですにゃ。 黒づくめのミハエル、....いつもの私服よりいいかも。色や柄使うの下手なのよねー。(笑) ホンに、ミハエルという人は、似合う私服姿がなかなか見られません。 顔や首、手首足首から先は細身で華奢に見えるのに、おそろしく厚い胸板やもも肉。メリハリが強すぎて、既製の服におさめるにはちょいとバランス悪いんですな。 首が長く肩はなで気味だから、ああいうエリで肩章のあるレーシングスーツ姿が一番似合う。でなければ、サッカーウェアとかランニングとか、やっぱり体育会系か制服系ファッション。(^^;) ええ、あの体型に初めて気がついたときは、現実の人間でこんな見事なS字腰めったにねえぞ!と驚いたものです。安彦さんや湖川さん、あるいは天野さんの絵の中から抜け出してきたような、S字を描く背中から腰のライン。この男子体操吊り輪と鞍馬と平行棒を、旧東側陣営の美ボディ選手達をこよなく愛する筋骨マニアの私だって、あれほど見事なS字腰体型美肉にあんな細面に端正な印象の顔がくっついてるお人なんざ見たことありませんってば。(笑)
2003年02月12日(水) |
開幕が近いから浮上しなくちゃ |
フジのCSの方では特番あれこれするようだし、地上波も関東は開幕戦が予選:8日深夜25:45〜、決勝3月9日16:00〜、となったもよう。 さて関西の地上波はどうなるやら。それにCARTやIRLの放映もどうなるか、気になる〜。 あとしばらくたたないと、まだTVガイドのたぐいにも掲載してないからなあ。(^^;)
ミモ・ギドリーにシートを! ファンが募金を開始。 ファン心理がわかるというか、ひと事じゃあねえからなあ。アメリカらしくて微笑ましいなあ、と思いながらも、なんとなく苦笑い。 いや、もしこれが自分の愛するドライバーについてだったら、わたしゃどうするだろう?と思ったんですよ。能動的な活動するファンじゃないからなあ。 ファンの人気ゲットする要素と、レーサーとしての実力と、契約をゲットするマネージメント能力は、イコールとはかぎらんのよなー。トップフォーミュラじゃどれを欠いてもアカンのよなー。と、♪ひねくれてー星を見上げたーボクなーのさー(タイガーマスクかいっ)
エディとファーマン一家の縁。 エディにチャンスを与えた恩人がパパで、エディのあきらめたシートを得たのが息子。これ思うと、不思議な縁がめぐり来てるように感じてしまいます。♪めぐるめぐる〜、めぐる因果のいーとーぐーるーま〜(今度は八犬伝かいっ)
理想としてはさ、愛しい人だからこそ、自分で道を切り開く強さやしたたかさを見せてほしいのよね。そんでもって、何度でも惚れ直させてほしいのよ。 リザルトじゃないさ。どんな道選んでも、それが彼自身の選んだ道なら、彼らしい生き様なら、ボロボロになって戦ってても、きっと惚れなおすさ。
HANSに座布団つけてみました。 ミハエル、アンタはヒトより首長いもんなあ。なで肩だから座布団はいるよなー。つくづくレギュにあったボディしとるよナー。....と思ってしまう私は、これでもファンだ。(笑)
フェラーリのテスト君にブルティ押しのけて就任したマッサが、ついでにザウバーもテスト&リザーブドライバー契約しちゃうらしいというニュースで、なんだかどんどんフェラーリのセカンドチーム化しちゃいそうなスイスのチーム。うーん、どーいう契約なんだか、えらい密着してますな。(^^;) エンジン&ギアのテスト等、フェラーリからも支援スタッフが来てるそうですが、どーなんでしょうねえ、そっちから求められるテストとかもあるんでしょうかねえ。 そいえば、ここは最初メルセデスがF1に挑戦するためのチームやったんよね。メルセデスが離れてから、F1界に生き残って上のチームに追いつく道を見つけていくのはたいへんやったろう。 テスト君で持ち込む資金の問題とか規模を大きくしてこけちゃうチームとかいろいろあったんで、バブル化せずこつこつやってきたザウバーには頑張ってほしいところです。
終末時計、現在は7分前。 私らはこの時計とともに生きてきた。終末や破滅の予感におののきながら育ってきた。 1年ほど前、「2分針が進んだ」と聞いたときは、心臓が凍った。一方で、「この前まで9分前に戻っていたんだ」と希望をかみしめた。この先、針は何分進むのだろう。 終末時計を思うと、条件反射のようにひとつの曲が浮かぶ。スティングの「ロシアンズ」だ。ロシア人達も彼らの子供を愛しているに違いない....。歌声が響く。そう、その頃は、破滅が訪れるなら火元は東西の冷戦だ、と誰もが思っていた。 何度も、暗い夜に目にしたプロモーションビデオ。白黒の映像の中、銃を捧げ軍靴が行進する。苦悩にゆがむ老いた顔。「午前零時」に近づく秒針。繰り返し現れる時計が、針を刻む様。 あのメロディを思い出して、そして、私は泣くのだ。誰もがわかっているのにどうにもならない歯がゆさ、ひとりの力の無力さ。どこで事態がかけ違ってしまったのかという怒り。最終兵器を作って脅しあうこんな世界を作ってしまったヒトという種への憤り。こんな恐怖の中の均衡で平和を維持してる世界に、子供達にそれでもなんとか生きのびていけという、先人達への憤り。 ああ、でもわしら、とっくにその、手をこまねいて世界を破滅させるかもしれない世代、世界の動きを背負ってる世代に、なっちまってたんだよな。 わしらは、核兵器や放射線がどのようにヒトのカラダを破壊するかを知っている。化学兵器がヒトとその子供達になにをしたかを知っている。生物兵器の恐怖を知っている。戦争や兵器が、カラダだけでなく心や魂を病ませていくことも知っている。対立する民族や宗教・思想への憎しみが、どんな野蛮さと悲劇を生んできたかも知っている。 終末時計の針を進めるのも戻すのも、わしらの世代の役目なんだよな。時には思うのさ。それが恐ろしくて、泣くのかもしれないと。
ああ、まだ頭の中にエンドレスで響いてやがる。<ロシアンズ しかたない。今日はその響きとともに眠るさ。
2003年02月06日(木) |
モータースポーツニュースあれこれ |
どうもウィリアムズのふたりが新車の感触に不満を感じているようで、開幕前から先行きがちょっと不安な2003年シーズンです。 ドイツの旗の下で兄とポディウムの頂点を争ってほしいのよ〜!(ああ、私の夢が実現するのはいつやねん(涙))
フェラーリのテスト組からブルティが抜け、マッサ加入が確定、というニュース。ふーん、トッドが目をつけてたのか。 ラウンチでどう発表されるか楽しみです。 以前tifoi-clubの投票の「ミハエル後のドライバーは?」ってのがありまして、私が見た時点でのダントツトップはキミちゃん、続いてモンちゃん、バドエルってところでしたが、なぜかユーンに投票の人もいたり。まあ、これはファンの願望やらジョークやらなんやら。(笑) しかし、フェラーリのふたりはどちらも30代で、F1ドライバーの最ベテラン1−2。たぶん平均年齢も、ベテラン&若手とかでそろえてる他チームより高いんですな。 ミハエル後を考えたときに、継続性を考えるなら、セカンドドライバーかテスト君、あるいはエンジンを提供してるザウバーのデータで、青田買いされた若手をチェックすることも考えられる。 以前からフェラーリが目をつけていたマッサの起用は、そういうムードを感じさせなくもありません。テストチームで鍛えて、安定した走りを仕込まれれば、大バケするかもしれない。 ....といっても、同じマシンを与えられての勝負となれば、その速さのポテンシャルが美点も欠点もあらわにされてしまう。相手は、鬼のミハエル様ですわ。 バドエルな道つき進んじゃうことになるか、他チームに目をつけられてパニスな道を歩むか、チームの正ドライバーに成り上がれるか、それは未来のお楽しみ。お手並み拝見です。ふっふっふ。(悪)
福田良がTeam 5ZIGENでフォーミュラ・ニッポンに初参戦が濃厚? えーと、Team 5ZIGENというと、服部尚貴とミハエル・クルムで参戦してたチームだっけ。 ファーマンのF1参戦で、PIAA NAKAJIMAのシートも空いちゃいました。今度の合同テスト、シート争いの舞台になるかもしれません。 ファーマンのお父さん、E.フィッティパルディのメカニックだったという話で、有名なシャシー屋さんだったのね。「Van Diemen」って、全然聞いたことなかったけど。今回初めて知りました。(^^;) ふみゅう、んじゃ、いろいろレース界のコネクションづくりには便利だったのかなー? ジョーダン側からのコメントで、「ファーマンは一銭も持ち込んでない。彼の能力をスポンサーが納得したからだ」「エディは年齢が問題だった」っつって、まあ、ちょっとばかり頭に血がのぼりましたがね。悪かったなあ、年でよお。(-_-;) 要は、ベンソン&ヘッジスにタイトルスポンサーになる資金を出させるのを納得させた、っつーことかいな。
服部茂章くん、IRL最初の4戦(モテギやインディ含む)参戦チームが、A.J.フォイトに決定。 うーん、インディ以後の参戦がどうなるかわからないのが不安ですけどね。モテギに来てくれるのは、嬉しい。 今冬のインディマシンのテストには連絡ミスで来日できなかったらしいし、たしかCART時代はケガでモテギ出場できなかったんやなかったっけか。(あう、記憶がおぼろだ) 今回は、ぜひ頑張ってほしいものです。同世代のおにーちゃんが頑張ってると、こっちも応援したくなりますわい。(^^)
2003年02月04日(火) |
ジョーダンのセカンドシート決定! |
すったもんだのあげく、ジョーダンのセカンドシートはラルフ・ファーマンに決定の正式発表がありました。 これで、2003年F1シートは全て埋まりました。それにしても、対抗馬たくさん用意してスポンサー集めにひっぱたなあ>ジョーダンオヤジ。いや、ウォーキンショウオヤジよりはマシか。(^^;)
ファーマンといえば、Fニッポンのチャンピオン。FNやその前身である全日本F3000出身のF1ドライバーは少なくない。 ....しかし、これは、日本のレースがF1シート獲得への登竜門であることを示しているわけではない。 各国のF3や国際F3000、CART、フォーミュラルノーなど、各カテゴリーでタイトルを争うドライバーには、有力なマネージメントやスポンサー、他カテゴリーのオーナー達は注目する。それとどれほどの違いがあるだろうか。 全日本F3000時代のドライバー達の多くは、F1シートを買うほどの大きなスポンサーを得られず、欧州のレースよりコンペティティブで契約金も高い、と理由で日本へ来ることを選んだという。そして、チャンスを待ち、スポンサーを集め、F1にあがっていったのだ。 他国のレースでタイトルを争う力のあるチームに自分を買わせるマネージメントの力を持ち、言葉の通じない環境での生活にもめげず、外国人チームスタッフとコミュニケーションをとって戦う。その点で、日本にやってきた彼ら外国人ドライバー達は、すでに母国で戦う日本人ドライバー達より何歩も先を歩いていたのではなかろうか。 F1にあがったドライバー達は、チーム力の差に苦しみながら戦う。早い結果を求められるカテゴリーで、習熟にかけられる時間は短い。最初のイメージが後々まで尾を引く。まず能力を比べられる相手は、チームメイトやテストドライバーだ。 ファーマンの相手は、ジャンカルロ・フィジケラである。ここでファーマンのポテンシャルは計られる。きっと厳しいだろうな〜。(^^;) それは、ファーマンと今まで戦った日本人ドライバー達、FNというレースのポテンシャルの評価にもつながるかもしれない。(FNにトラちゃん帰ってきた時みたいにさ) さあ、どうなるかな?
2003年02月02日(日) |
シャトル墜落.... |
「コロンビア墜落」....R.I.P. ニュースを聞いて、チャレンジャー墜落時の映像やあの時のショックが蘇りました。もちろん今回は状況が違って、着陸寸前、大気圏再突入前後での事故だったのですが。 スペースシャトルは、宇宙開発の世界ではそれまでになかった【繰り返しの使用を前提とした宇宙船】です。(きついジョークで有名な宇宙飛行士達は「世界で最も高価な中古車」と形容したことがありました)それゆえ打ち上げのたびに厳しいチェックがあり、わずかな不備でも打ち上げを延期し、多くの就航を事故もなく過ごしてきました。 それでも、100%故障を起こさず完璧に働く機械を作ることは不可能であり、人為的なミスを防ぎきることもむずかしい。自動車や航空機がそうであるように。ヒトにできるのは、起こってしまった悲劇から学び、その繰り返しを防ぐために真剣に問題に向かい合うことだけです。 チャレンジャー事故のおりは、原因究明と再度の事故予防のために、数年間打ち上げは停止されました。今回もNASAは、安全性追求のためにさらなる慎重さの上に立って将来の宇宙計画をすすめねばならないでしょう。 今、この空の上に、数カ国が共同研究して築き上げていこうとしているステーションがあります。シャトルの順調な就航を前提として組み上げられた計画は、修正を余儀なくされるでしょう。 宇宙計画に多くの犠牲を払い、ばく大な費用をかける価値はあるのか。その前に、地上にある病災害や社会が生んだ困窮の解決に目を向けるべきではないか。アポロの時代にもあった意見が、繰り返す波のように打ち寄せてくることでしょう。 宇宙開発は、かつて大国の威信を示すモノとして生まれ、ミサイルや探査衛星の開発など軍需産業とともに育ってきました。けれども、今はそれだけに終始する時代ではなくなっています。 ヒトはなぜ宇宙を目指すのか。 火星や他の太陽系の惑星に降り立つことが、もっと間近に思えた時代がありました。SFの世界ばかりではなく、「月」という遠い地にヒトを送ったという自信が、人々にそれを可能に思わせました。 最後に月にヒトが降り立ってから長い歳月がたちます。火星にヒトが到達するまでには、長い飛行と帰還を可能にするエネルギー、その長さが人体に与える影響、それらをはじめとして解決すべき問題がたくさん存在することがあきらかになっています。 それでもなお、ヒトはなぜ宇宙を目指すのか。あきらめようとはしないのか。 いずれは違う環境に、種のタネをまくためだろうか。どこかにいるかもしれない他の種と出会うためだろうか。それらが実現するかどうかはわからないけれど、ヒトが思いもかけなかったような未来と出会う可能性を切り開くことは間違いありません。 この宇宙の中で、生命の宿るまれなる環境を保持してきた星。宇宙についての知識が広がるときヒトはその奇跡を知り、生命なき宇宙の虚空に浮かぶその星の姿で、ヒトは初めて自らを育んできた自然の豊かさとかけがえのなさを知ります。 衛星は放送や通信など災害の警告や生活を便利でより喜びのあるものにするために用いられ、開発を通じて得られた知識はヒトの未来を広げるデータとして活用され、50年前には想像もできなかった世界が私達の前に広がっています。 かつてヒトが空を飛ぶことを目指したとき、誰もそれが可能だとは思わなかった時代が長く続きました。人々の失笑を買いながら、「夢」をがむしゃらに追った時代が。 空を飛ぶことが可能になると、商用での利用が発展し、【航空機の存在を基盤とした文化】が生まれました。もちろん多大な事故もあり、軍事利用もあり、「空を飛ぶ」という夢が実現しなかったら発生しなかったであろう悲劇は、数多く存在します。けれど、その存在を基盤とした文化は、世界の国々を精神的にもより近く結びつけることを可能にし、人の命を救うこともでき、新しい仕事や可能性を数多く生み出しました。 ヒトという種が得た知識や技術は、新しい可能性と未来を開くこともあれば、悲劇を生むこともあります。そのどちらを選ぶのか、それをどう活用するかは、ひとりひとりのヒトの心やそれを支えるために働く真摯さにかかっています。 心から祈ります。私達ヒトが、よりよき未来を切り開くことができますように。礎になった人々の悲劇を、無為にすることがありませんように。
本の山が崩れたので、『銀の三角』が出てきた。もう何十回と読んでいるのだが、目の前にすると読みたくなり、ストーリーを承知しながらも読めば必ず涙することになるのだ。こういう傾向は他の作品でもあって、クーンツ『ウォッチャーズ』のアウトサイダーの洞窟だとか、わかっちゃいるけど止まらないんだよなあ。(『ウォッチャーズ』は、ほとんどの人にとって泣ける作品らしいが) 「夢も歌うことを覚えた。耳をそばだてておくれ」架空の存在、紡がれた夢の中に生きるモノに涙する心地は、作品世界の中の夢と創作物を読むことの、二重の意味をもって迫ってくる。 奥付を見て愕然とする。【1980年】ですと。ふう、ちっとも古びてねえ。20年たってる作品だなんて、とても思えないや。 あー、そういえばSFマガジンを立ち読みして「こりゃあ連載完結しなけりゃ頭こんがらがるわ」と思ったのが学生時代。ということは、『百億の昼と千億の夜』や『スターレッド』はもちろんもっと前。『ポーの一族』『11人いる!』あたりになると、かれこれ30年はたたないか? それにしても、ミューパントーとラグトーリンの印象的な表情には、いつも息をのまされる。 ラグトーリンの微笑みに、ふと『百億の昼〜』の阿修羅王を連想する。転輪王となった阿修羅王、時空のひずみと惑星開発委員会。かつて描きはった光瀬龍作品のイメージが、少し影響を与えているのかと今になって思う。 『左ききのイザン』『東の地平、西の永遠』など、たしか共通するキャラも出ていたはず。致死因子はその他のSF作品群にも出てきたテーマだ。読み返したい作品がどんどん思い浮かぶ。 本棚をかき回して昔のマンガを引っぱり出してみる。『樹魔・伝説』『ワン・ゼロ』....SFモノは、少女マンガの世界にもけっこうあったなあ。当時の少年マンガより本格的なSF色の強い作品が見られたかもしれない。 『エロイカより愛をこめて』。うー、西独もソ連もなくなっちまってるから古さを感じさせるけど、これはその時代を織り込んだ防諜モノの宿命か。今読んでも、ストーリー自体は面白い。コレもかれこれ20年以上前の作品と思えないよなあ。 そいえばこの前、『ジャッカルの日』をあらためて読んだのだった。おかげで夜明けまで本を置くことができなかったですよ。すぐれた物語は、時代を感じさせる古色をおびることはあっても、けっして老いたりしない。いつ読んでも血を熱くさせてくれる。実感しましたわ。
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