浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2002年12月31日(火) 2002年はどんな年?/来年マニア道爆走の予感

あっという間に大晦日や〜。今年はまあ、あれよあれよと過ぎていきましたわいね。
夏〜秋に調子崩して衰弱した痕跡が、爪に横線として残ってるのよねー。これはもしかして今までのぶっ倒れ以上に、かなり危機一髪な状態だったんじゃなかろうか??(滝汗)
おかげさんですっかり直って食欲増進。最近よく派遣される職場の社員食堂が美味しいので、ふくふく太っておりますのことよ。なんせシェフがはりきってるのか、メインの定食は3種類で、すべて日替わりメニュー。追加できる小皿料理も多数あって充実。カツカレーなんぞ頼むとオーダー受けてから揚げるサクサクのカツがうまいうまい。おお、すばらしきかな、グルメな社員食堂!
というわけで、50キロの壁はとっくに超えましたわい。派遣されるところがみんなこうなら幸せだけど、どこまで皮下脂肪が増えるかうれしい悩みですだ。そこは立ち仕事だったから、細いマイ足首がむくんで見る影なくなっちゃったしねえ。(笑)

忙しく働いてると、日にちや曜日の感覚がなくなりがちやけど、今年は特にそれがすごかったなあ。来年もこの調子が続いたら、ストレスで切れちゃうカモ。
関西でもF1予選放映をするようになったけど、見られへんかった日も多かったのよなあ。仕事はまだ予選放映ない鳥取が多くなりそうで、おうちに帰れない日が増えてきた。ビデオデッキ調子悪くて録画できてへんし。モンツァのエディさま表彰台も見れへんかったというこの煩悶をいかにとやせん。
もし来年も鳥取方面に予選放映がなかったら....あう、琢磨クン効果がないから来年は無理か〜?(涙)
今年見そびれた予選やレースがあってもあまり焦燥感がなかったのは、ミハエルの怒涛の勝ちっぷりの予感があったせいか。競り合って限界を極めていくあの人の走りの美しさを堪能できない苛立ちがあったせいか。
ライバルとして名乗りをあげるには、今年のウィリアムズやマクラーレンはあまりにもろく、詰めが甘かったよなあ。
そして、ルーベンスをライバルにするには、あまりにフェラーリの20年にわたる無冠の歴史の生み出したプレッシャーは大きかった。
我らが王は御身を押しひしぐ走りは見せなかったけれど、チームメイトであることの有利さを差っ引いておきなよ。君は言葉の剣でもそこにつけこんでしまったのだからな(-_-;)>ルーベンス
ファンは一生忘れてやらねえぞ。うそだと思ったら、アレジに聞いてみんさい。

ライバルのマシンがどんどん自滅してくれるから、おかげでマシンいたわるフェラーリ組のクルージング走行をたっぷり見せられる羽目になっちまったよなあ。
クルサードはエースとしてキミを圧倒したいところだったけど、ねじ伏せて踏み潰すことはできなかったのねえ。いい人過ぎる彼の性格なのかなあ。
速さを見せながら不運に泣いたキミやウィリアムズのコンビ。ライバルつぶすには容赦しないタイプに思えるから、これから先が楽しみなんだけど。(でも、同士討ちは止めといてや。あんまりやるとヘッド軍曹の血管が切れるで(^^;))
普段はのほほーんとしてるのかいなと思わせながら、いざマシンに乗るとどこまでもタイム縮め、疲れなど見せないかのようにファステストを刻んでいたミカさんの化け物っぷりが懐かしい。なればこそ、ミハエルの鬼の追い上げ、勝利への執着の激しさが引き出されたのだから。
ああいう底知れない恐怖を味あわせてくれるライバルに早く育ってくれよ、若い衆。

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例のキティエプロン舞台が出没した某所おもちゃ売り場をめぐっておりましたら、棚の片隅に完全変形するマクロス(ロイ・フォッカー機)を見つけたのですだ。それも2台。そうです、髑髏マークついてて戦闘機形からガウォークへ人型へとパキパキ変身できるアレです。一目見ただけで買っていじりまわしたい衝動に駆られてしまった私。昔とった杵柄、たちまちめらめらと燃え上るヲタク心。♪あ、さて、さて、さても南京ばるきりー♪したい〜!(自爆)
昔買ったやつは引越しのときに行方不明になったきりなの。探したけど、まだ出てこない〜。
マクロスのキャラやストーリーは苦手だったけど、アレだけは好きだったのよね。あの変形の見事さ、繊細さ、無駄のなさ。ぞんざいで乱暴なお子さま達の手になんか触れさせいでおくべきか。(をい)
アレはアニメーションの3D化という虚構を愛する大人のためのドリーム。木型を起こし変形を可能にした作者達の苦労はいかばかりか。それを実現させた技術と創意工夫の勝利。変形ロボット史上に燦然ときらめく金字塔的作品ですわっ。

それを見つけたときに、ちょびっと気になったものがあるのですだ。売り場に延々と流れていたビデオ、「仮面ライダー龍騎」!
これ、ぜったい子供向きの話のつくりやないぞ。子供にわからん話が飛び交ってるぞ。仮面ライダーファンの若いお母さん達が増えてるという話やったけど、ここまで極めておりましたか。いまさらながらにカルチャーショオオオオック!
コスチュームは美麗に、マントは風にたなびき、異世界より魔物が守護神のごとく舞い、暗い過去ある美形キャラが不敵に笑い、悪の華がふくいくと匂い立つこの気配。いかん、ツボをつかれてしまいそうです。はまるのか、ついにわが身もはまってしまうのか、龍騎の世界に!(爆)
売場にいたマニアックな販売員のお兄ちゃんにいろいろ教えてもらい、盛り上がってしまいました。(彼の携帯の待ち受け画面はもちろん龍騎なのだった!)
石森原作から思えば遠くへきたもんだ。考えてみりゃあ、初期ライダーやキカイダー、ロボット刑事Kなど、サイボーグ/ロボットの悲哀、家族の相克、善悪に引き裂かれるキャラなど、大人の心もきゅんとさせる人間ドラマの要素はあった石森作品。原作者が亡くなって奔放に自由に発想できるようになって、かえって華麗に花開いたのかもしれん。
ビデオ出てるらしいから借りてみたいなー、と思う今日この頃。同好の士はおられますか〜?(^^;)
ああ、遊星少年パピイや宇宙少年ソランや海底少年マリン、光速エスパーさまマグマ大使さま赤影さまを初恋の人(ほれっぽいから人数多いのだ(ばく))としてアニメ&特撮に育ったわが身の帰る地は、やはりアニメ&特撮の果てしなきヲタク道なのか。
暗黒のヲタク道極めてしまいそうな来年ですじょ。

ヲタク心をそそる物をもうひとつ。
機動戦士ガンダム・ノート型パソコン「ガンダムパソコン“ CHAR(シャア) モデル”」の受注開始。
ジオン軍から支給された端末(シャア専用)をイメージして作ったモデルだそうな。もちろん限定品。びるげいつOS載ってる端末だから、わたしゃスペック的にどうかということはよくわかりまへんけどね。ここまでやるとは天晴れ!(ばく)
数年たってへっぽこになれば「軍の支給品はこれだから困る」とぼやいてみようし、壊れたら「補給部隊は何をやっているか!」「ジオンの未来も見えたな」とつぶやいてもよし。お好きに遊んでください。(笑)


2002年12月30日(月) 「地上の星」を歌う人たち

忘年会シーズンもたけなわ、カラオケで嬉々として「地上の星」を歌うお兄さん達に遭遇。
ちらりと耳に聞こえてきた海外でのプロジェクト(工場?)立ち上げの話などから、「プロジェクトX」な人生を生きてはる企業の団体さんでわあるまいかと想像。
このあたり精密機械や自動車部品の工場もあるらしいからなあ。そいえば、以前この地の携帯電話製作工場がNHK特集にチラッと映ってたっけな。
わしらの生活形態や交流のあり方を変えてしまった自動車や携帯電話だが、それを実際に作る人たちが脚光を浴びたり褒め称えられる機会は少ない。
壊れなく丈夫に安く作れてあたりまえ、不良品が出てたときだけ非難を轟々と浴び、古い機種に傾けられた情熱は忘れ去られていく。
「プロジェクトX」にわが身を引き比べて、果てしない時代との競争に再び熱意をかきたてる無口なお兄さん/おじさんたちは多いかもしれんて。

ロマンはわりとわしらの身近にあるんだな。
今は誰もが体験してるであろう、携帯電話のブルブル。こいつを動かす世界最小のモーターは、日本の下町のある小さな工場の技術が世界一なんだそうだ。下町のオヤジさんが世界の大企業を相手に仕事してるんだぜ。高報酬の弁護士たちのこねくり回したぶあつい契約書は、企業を合併・倒産させたり方針を動かすかもしれない。でも、技術はその存在自体の力で未来を開くんだ。痛快じゃないか。
一地方企業の研究員でありながら世界ではじめて青色ダイオードを作った技術者、彼は自分でそれの製作を可能にする機材を工夫して作る技術者だった。
PC、電卓、家電、わしらがあたりまえに使ってるこいつらに使う集積回路製作のために、ミクロン単位の精度を持つカメラや写真製版技術が必要になる。それを支える精度を持った製作機械を作る技術が必要になる。優れた設計者が発想しても、それを製作し支援する技術がなきゃ、製品は市場に出せないんだ。

「メイド・イン・ジャパン」。この言葉に関するイメージは、数十年前とはかなり変わった。そいつは、この言葉に誇りを持ちたいと願っていた人たちの軌跡が成し遂げたことだ。
「メイド・イン・コリア」「メイド・イン・チャイナ」、このイメージもいつかは変わっていくだろう。
機械でも服でも加工食品でも何でもいい。あなたの手にしているものをじっくりと見つめてみるといい。
そいつを作り出すための機械の一部は、アフリカやアジアのどこかで掘り出された希少金属からできているかもしれない。そいつの一部は、未来の企業家が明日を夢見ながら作った部品かもしれない。そいつの一部は、苦心惨憺の末にやっと完成をみた部品かもしれない。そいつの存在は、年老いた技術者達が若かったころの汗や涙が基礎を生み出した企業が作り出したものかもしれない。
何千何百という人々の生活がその向こうにある。家族を養い、よりよい生活を未来を目指して働いている。彼らは、明日を夢見る。それはささやかな夢かもしれない。誰も夢想だにしなかった、とんでもないスケールの夢かもしれない。彼らの見る夢は、わしらの明日を大きく変えていくかもしれない。わしらの生活は、彼らの夢なしに生まれはしなかったのだ。
これをロマンといわずして、なんと言おう。
わしらの周りは、誰もかえりみない地上の星できらきらと輝いてるじゃないか。


2002年12月23日(月) 魔法のエプロン/ベントレーの誘惑

最近の大ヒット。デパート等でクリスマスプレゼント向けのおもちゃの売り出しに駆り出された、熟年おじさま方のキティちゃんエプロン姿。(ばく)
ええ、団体で目撃しちゃいましたとも。どーみても役つき、部長だの課長だの呼ばれてそうな格幅のいい殿方達が、さわやかに愛らしいパステル調のキティちゃんエプロンを身につけワイシャツを袖まくりして、おもちゃを包装する姿には、なんともいえない可愛らしさとそこはかとない哀愁がただよって、思わず吹き出しそうになってしまいまするぞ。
原色や強いコントラストの配色の多い、ミッキーやウッドペッカー、スヌーピー、ミッフィーあたりではこうはいきまへん。あくまでも柔らかで女の子しか身につけることをはばかるヲトメちっくな配色のキティちゃんなればこそのミスマッチなフィーリング!
まあ、お好きな俳優で想像してみて下さい。ハリソン・フォードやトミー・リー・ジョーンズ、アーノルド・シュワルツェネガーやクリント・イーストウッドであろうが、キティちゃんエプロンを身につけただけで雰囲気は一変。爆笑していいものやら同情していいものやら、たぶん正視できずに悶絶しますです。
わたしゃF1界の方々で想像してみて、おなかがよじれました。極めつけはやっぱり、ルカ社長、パトリック・ヘッド、フラビオ・ブリアトーレあたりですな。
案外と現役ドライバー達やジャン・トッドやロス・ブラウンなどはナチュラルに似合ってしまいそう。

ジョーダンの2つめのシートがなかなか決まりません。どうせじらしてスポンサー集めの値をつり上げるジョーダン親父の作戦やろ。
あんまり赤字だ危機だ銭金だと言われると、エディ・アーバインのシート獲得の可能性に暗雲立ちこめてきそうです。ジャンカルロ・フィジケラも契約金安くはないドライバーですからなあ。
そういう噂の渦中、エディ様がル・マン優勝を狙うベントレーのオファーを断ったというニュースも入ってまいりました。もちろん彼にとってはF1シート獲得こそが最優先。当たり前のことなんですが。
ファンのくせにそのニュースにちょっと揺らめいてしまったのは、ベントレーのマシンがあまりに美しかったからでしょうか。
ジャガーのように明るい色合いではなく、いかにもブリティッシュレーシンググリーンという色合いに身を包んだベントレー。ル・マンに登場したときは、そのデザインに目をひかれました。
そのうえ、ル・マンです。ドライバー達の走りを見つめながら迎える夕暮れ、暗い夜を乗りこえて迎える夜明け、暑い昼を乗りこえ、大団円のフィニッシュ。わずかな仮眠をとりながら、長い24時間を完走する祝祭。
もしそれを愛しいドライバーを見つめて過ごすことが出来たら。愛しい人がまどろむ間、そのそばでともに完走を祈り、快い疲労と感慨とともに、チェッカーフラッグを見つめることが出来たら。
ああ、夢です。夢以外の何物でもない。それこそがル・マンというお祭りの与えてくれる夢です。
んでもまあ、ジイ様になってもル・マンで走るドライバーは多いんだ、来年でなくてもいいモンね、とは思うんですな。
美しいベントレーに喚起させられた、いつかは叶えたい夢のひとつ。ベントレーはいつまで参戦するかわからんけど、たとえ他のマシンであろうが、ともに夜明けやチェッカーフラッグを迎える夢にはかわりなし。それでいいのですだ。夢叶えるためにはそれまでにル・マンに泊まり込みに行くお金貯めんなんし。(自爆)
ここ数年は、ともかくエディがF1に残ってくれることが最優先。
エディがどこのカテゴリーに行こうと、どこかでチームやマネージメントをやり始めようと、たぶんついていきますけどさ。
3年間、マシンだけでなく政治的にもぐらぐらとふらついていたジャガー。彼自身の選択だったとはいえ、その中でエースドライバーとしてどんなに苦労したか。どんなにいわれなき罵倒を浴びせられたか。
そんなドライビング以外に煩わされることの多い環境から、やっと抜け出たのです。
これからは思う存分走ってほしい。F1ドライバーとしての華を、再び見せてほしい。ただそれだけです。


2002年12月18日(水) ひさびさのネット巡回

読み返すと怨念で暗黒な愚痴がイヤになったんで消しちゃいました。(笑)
今月初頭はともかく、今はたまにしか遭遇しないから、忘れちゃいたいし。
人生は一度きり。享楽しなくちゃね。

佐藤琢磨君がBARのリザーブ&テストドライブ契約結んだというニュース。あらー、ついにこうなったか。まだしばらくは、「ホンダの琢磨」でありつづけるか。
こうなると習熟してジャックやジェンスとのタイム差を縮めていくことから再評価の機会を掴むしかない。まだ若いんだから、チャンスはあろうけどねえ。
ふむ、気になるのは空いたジョーダンのシートだ。エディ様は若い衆を押しのけられるやろか。
あそこのチームは、早めに結果に結びつけないとシート喪失の引導を渡される傾向があるのが不安だが。ヒルとか、ハインツとか、アレジとか、いろいろあったもんな。


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