浪漫のカケラもありゃしねえっ!
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2002年02月26日(火) |
『エンダーのゲーム』 |
昨日の続きですが、『エンダー』の解説にも出てきましたよ。『指輪物語』という単語が。作者のカードがそれを上演したって話だったんですが。(^^;) 「鏡」のイメージ、「道徳律」、「欺瞞」、「死者の代弁者」、みんな『地獄の黙示録』について考えてるうちに気になっていたことで。....ここまで出てくると、もう笑うしかない。 無作為に選んだつもりが、潜在意識は覚えていたのかもしれない。主人公のエンダーは、敵を理解することでそれを滅ぼす優秀な兵士であり、その死者の代弁者でもあるんですから。 ひさしぶりに読むと、なかなかヘヴィな1冊でした。
2002年02月25日(月) |
無意識の力/『常世の森の魔女』と『白銀の聖域』のあとがき |
『ふらいんぐ・だっちまん』、UPしたそばからまた加筆修正したくなってしまった。修正UP2回。これが私の悪い癖である。 ほとんどのギャグは、チャット中の会話がヒント。後は、自分でもどうしてあんなセリフが出てくるのかわからない。「(ミハエルは)他人を跳ね飛ばす癖がある」というセリフを誰かに言わせようと思いつくと、そこにかつて跳ね飛ばされたハインツが登場していて、自分でも驚いてしまう。無意識のうちにそれを考えていたのかもしれない。「物語の方が何を語るか教えてくれる」と思うのは、こんなときだ。
昨日たまたま本の山から再読しようとして、ひさしぶりに取り出した本が3冊あった。『常世の森の魔女』(スーザン・シュウォーツ)、『白銀の聖域』(マイケル・ムアコック)、『エンダーのゲーム』(オーソン・スコット・カード)である。ところが、最初にあげた2冊を読んで、偶然の一致に驚かされたのである。 『常世の森の魔女』は、アーサー王伝説と聖杯・聖鉾伝説を描いたワーグナーのオペラ『パルジファル』に題材をとったファンタジーだ。『地獄の黙示録』についてのサイトで、映画と聖杯伝説の関連を述べた記述があったので、あらためて読んでみようと取り出したのだ。 この本の「著者あとがき」を見てひっくり返った。「さまよえるオランダ人」という単語が出てきたのである。こんなところまで覚えてるはずがない。なんだこの偶然は? そして今日、『白銀の聖域』を読了し解説を読んだところで、ムアコックがこの作品の手法の手本にジョセフ・コンラッドの作品を挙げていたことを知った。コンラッドの『闇の奥』は、『地獄の黙示録』の題材となった作品である。 たしかに、ムアコック作品の数々には聖杯・聖鉾探求だけでなく『地獄の黙示録』のような作品と共通するようなバックグラウンドはあるだろう、と今になって思う。だけど、昨日『白銀の聖域』を手にとったときには、そんなことは少しも考えてもいなかったのだ。なんだ、なんだよ、この偶然はいったいなんなんだっ! ユング派の言うシンクロニシティ(共時性)って、こんなことなんだろうか。 無意識というのは、表層意識が失っている膨大な記憶を蓄え、あらゆる形でメッセージを送り続けているのかもしれない。
2002年02月24日(日) |
チャットのおかげでF1ネタ更新! |
うおおお、すべてチャットで遊んで下さった方々のおかげです。昨夜のチャットの余韻で一気に書き上げてしまいましたっ。みなさん、ありがとうございます! 『ふらいんぐ・だっちまん』番長ネタです。ひたすら内輪ウケに爆走しております。(笑) なんでこの手のギャグネタだと、早書きできるんでしょうねえ。やはり私はギャグ体質かもしれない。(^^;)
2002年02月23日(土) |
『闇の奥』の凄さに脱帽! |
『地獄の黙示録』について検索してみたら、凄いページを見つけました。特別完全版の公開前に作られたものですが。→ココ うおおお、数々のシンボルの解説がこんなに丁寧に。映画好きの人にはマニアックな人が多いけど、さすがですわ。映画中に出てきた書籍や詩のタイトルを知りたくて悶々としてたんですよねえ。あああ、あれはフレイザーの『金枝編』だったのか〜、前に買い損ねたのが悔しいなあ。詩の内容にも暗示されてたセリフだったのか。なんという重層的な! いやー、自分の読みとり方はまだまだ浅いなあ、と思ってしまいました。特別完全版の話をここに集まった人達と語りたくなってきましたよ。
2002年02月21日(木) |
更新したいのに、書き上がらないネタばかり |
F1開幕も近いというのに更新もなんもかんもそっちのけで、まだ『黙示録』の感想文書きに悶々としています。書いても書いても書ききれない〜。(T_T) HPの更新は、ついでに画像軽くしてスタイルシート化しようとか、2つのHP統合&引っ越しして今まで書いたひとりごと&ノートと日記を『ノート』として統合しようかとか、あれこれ考えてるうちに泥沼化する事はあたかもベトナム戦争のごとし。(こら)いっぺんによくばらないで、ひとつづつ片付ける方が効率的かな。 F1ネタはまだ断片的なイメージばかり。それをどう展開していいか、わかんなくなってますね。肩に力はいり過ぎかな。草稿の断片アップしてみようかしら。(^^;)
2002年02月18日(月) |
『地獄の黙示録・特別完全版』....圧巻でした |
22年ぶりに『地獄の黙示録』を見た。それほど期待していたわけではない。もともと『完全版』『ディレクターズ・カット』という言葉には弱いのである。 『ブレードランナー』や『レオン』のそれは、メイキング本で公開時の編集の経緯を知った故に「見ずには済ませられない」といった変更部分の確認の意味もあった。 『黙示録・完全版』の場合はやや異なる。初公開時には、自分は高校生だった。ワグナーやドアーズの意味した背景もよくは知らなかった。前評判どおりに難解で傑作とも失敗作とも評価しがたく、ひどく長く感じさせたこの映画に、54分の未公開映像の追加。今になって再編集するとは、何をそれほどに描きたかったのか。 大人になり、ベトナム戦争やさまざまなシンボルの意味を知った目で見れば、あの映画をもう少し理解できるのではないか。それを確かめたい気持ちもあった。
上映が始まると、たちまち打ちのめされた。追加された映像で、驚くほど細心に作り上げられた作品になった。映像表現もテーマも物語も、まるで昨日撮影を終えたかのような新しさを感じさせる。3時間26分の上映時間を短く思わせる映画に、それは生まれ変わっていたのだ。 何度も身体が震え、叫び出しそうになった。恐怖でも驚愕でもなく、狂気に浸食された叫びだ。必死で自分の状態を客観視し、映画の中のシンボルの意味を探して脳裏で言葉にしながら、やっと理性を保った。映画館を出ても、街角のふとした機械音にヘリのローター音と映像が幻視された。この映画を語りたい言葉が、次々あふれて止まらない。私をこんな目にあわせた映画は初めてだ。 ベトナム戦争の狂気と不条理と混沌、映画という芸術表現の持つ狂気とエネルギーがシンクロしていた。四半世紀の時間をこえて、完成した表現を求め、このような在り方をした映画はない。身悶えのたうち回る映画人達の狂気。それをまともにぶつけられた気がした。 22年の時を経て、ついに最も愛し尊敬できる映画に出会った。そんな思いに駆られている。
2002年02月03日(日) |
風邪が悪化中(T_T) |
風邪で食欲がないうえにお腹まで痛くなっちゃったせいか、昨日今日は半熟卵食べたくらいで長い時間食べるのを忘れてました。食事抜いてるのをなぜ忘れるかな。(馬鹿?) 喉が痛く熱っぽくなると、固形物を食べる気があまりしなくなっちゃうんです。よくヨーグルトとかアイスクリーム、貪り食ってます。ひんやりとした喉越しが美味しく感じるんですよね。 果汁100%ジュースやブルーベリージャム、マーマレード、蜂蜜などをぶち込んで、ヨーグルトのでかい箱をいっきに食べきってしまう自分が怖い。 夜食にはパスタ作って食べたんですが、温かいモノは鼻や喉の粘膜が刺激されちゃうのか、ゲホゲホゲホ。布団で暖まると、またゲホゲホ。あーもう、寝つけないなあ。 熱が出たり気管の方がやられないうちに直さなくてわ。
2002年02月01日(金) |
今月の目標!/JAVAを覚えたい/なのに風邪気味 |
HPをなるべく重せずにオシャレなページに改装、というのが今月の目標です。 私はまだ自分で使いこなせるタグが少ないっていうか、ごく基本的なタグしか使えていません。で、HTMLについての本を引っぱり出したりHP作成支援サイトを巡ったり、スタイルシートやJAVAスクリプトのサンプルを眺めてきました。 ほえー、工夫次第であれこれ面白いことが出来るんだなあ。この前見て驚いたHPやよく巡回してる先で見かける仕掛けはこれかな?と、興味深いモノもたくさんありました。 JAVAというと、よく海外の凝ったデザインのオフィシャルサイトで読み込まされてるうちに、うちのヘッポコMacがフリーズしたことも多かったんですが、短い記述のモノならストレスなく見られそうですね。 JAVAやスタイルシートのどの部分がどういう意味なのか説明してあるサイトに行ったら、あまりにも内容が膨大でビビッちゃった。オンラインで読みながら頭が理解するには時間かかるだろうな。本格的に説明してそうな本を探しに行くべきだろうか。
ここ一週間ばかりひいていた風邪が、どんどんひどくなってきました。 鼻炎カプセルの効果で乾燥しすぎたのか鼻をかみすぎたせいか、粘膜から出血。ま、ホンのわずかに血がにじんだくらいだけど、ちょっとビックリしてしまった。(^^;) 寝ている間も鼻呼吸出来ないせいか、開きっ放しの口腔内や唇もボロボロ。口ばかりで呼吸するのって、吸気に適度な湿度が加味されないから、身体にはあんまりよくないらしい。 力を込めて腹式呼吸で深呼吸。すーはー、ぜーはー。早くなおさなくっちゃ。 巡回してるうちに、風邪の疲れ目でボーッ。目の焦点がずれて、連続した壁紙模様が、3Dグラフィックスのように見えてきてしまった。(笑) 3Dグラフィックス眺めるの、ちょっぴり不思議な雰囲気で、好きなんですよね。ひさびさに味わいました。
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