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2nd stage第2章の始まり・・・
Rois38



 冷たい夜

見た事もない世界だった。
振り返ると優しい笑顔がそこにはあって
人ごみで、見失いそうになっても
遠くから、あたしの事見てるあなたがそこにいた

ねぇどうして時間がこんなにはやく過ぎるのかしら?
まだ、さっき逢ったばかりじゃない。

遠い国にいるような、そんな気がしていた
眺める海も、いつもとは違って
あったかい手が、あたしの心に解けていく

ねぇどうして時が止められないのかしら?
まだ、話の続きがあるのよ。

夢の続きはまた、こんど?
現実が少し、冷たい夜だった。

2003年08月31日(日)



 あの時の雨

あの時、急に雨が降り出したのには、何か意味があるの?
いくら考えても、答えは見付からないよ。

あの時、あたしがあの場所に居合わせたのも、何か意味があるの?
いくら思い出しても、答えは見付からないの。

あなたはね、雨に打たれて下を向いてあるいていたね?
でも、あの時あなたの目には、一瞬あたしが映ったはず。

あなたはそれでも走っていたね。
ただ、真っ直ぐに伸びるゴールをめざして・・・

あたしは思わず叫んだんだ!
頑張れ!頑張って!!!

あなたが走るから、あたしも走れるんだね。
あの時の雨で、一番になれなかったのも?
そして・・・あたしがあの場所からあなたを見つめていたのも
きっときっと深い意味があるはず。

今はただ、答えが分らないだけ・・・



2003年08月30日(土)
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