夢のまた夢

2008年12月29日(月) 冬空の月の涙

天秤の
方皿に星の砂
もう方皿に月の夢

緩やかに
船を漕ぐように
規則的に揺れ揺られ

真っ黒な絵の具
こぼした楽譜
聴こえるのはただ
砂の落ちる音

方皿が天を指し
止まる揺りかご
それでもまだなお
砂の堕ちる音


 < 過去  INDEX  未来 >


風の使い [MAIL]

My追加