悲しみを虫かごの中に閉じ込めて、 一人、耐えてる。
この悲しみ達をそっと逃がしてくれないかい? もう大丈夫だとつぶやいてくれないかい?
今、僕はぼくが崩れていくのを見てるだけ。
季節は移りゆくもの。 「さよなら」を言い、 「またここで」と。
優しさから厳しさへ。 心地よさから不快さへ。 夢から現実へ。
いつまでも留めてられないもの。
沈黙・・・。 それはどんな言葉より重くて。 澄んだ君の瞳より深くて。 だから僕はここにいる。
夢だと思った。 あまりにも突然すぎて。 認めたくない現実。 あまりにも理不尽すぎて。
空を泳ぐ視線。 夢のような感覚。 出てこない言葉。 意思とは反対に・・・。
整理のついた気持ちが、また。 いくら願っても、もう始まらないけど。 押し殺した気持ちが、また。 残った術は、泣くことと祈ること。
君の瞳が真実を見ようとする。
君の口から嘘が出る。
君の耳が不確かさを嘆く。
君の手が近くのものをつかむ。
君の足は動かない。
君の心はどこ?
君は何?
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