横縞日記
kyo-ko



 『純愛と不純愛のカタルシス』 一宮思帆

いつものようにパッと見で購入(苦笑)。
でも絵柄が…微妙。

好きか嫌いかで言ったら、嫌いじゃないです。
でもどっちかというと、少年漫画みたいなんだもん。
いやもちろん、そんなにゴツイわけじゃないしね。
BLっぽい綺麗さはあるのですが、
時々すごく荒く見えちゃうんだよね。
絵の比重がすごく高いBLの場合は痛いかも(私にとって)。
たんなる少女漫画だったらOKレベルです。

内容の方は、これまた微妙でして。
短編集ですが、どれも設定がワンパターンで、
まず身体だけの繋がりがあって、
受けの方が本当に自分は好かれているのだろうか、と悩み、
なんかメソメソしていると、攻めが好きだったんだよー、と。
それでやっぱりヤることはヤるって感じですかね。

前半のHシーンはなくてもいいから、
その分、二人の結びつきや、感情表現などを深くやって欲しい、
と思ってしまうのは間違っているのかも(苦笑)。
やっぱりBLだとどうしても、
そっちに重点が置かれてしまうのでしょうからね。
出版社の傾向もあるでしょうが。
BBCだからな、仕方がないですか。

ところで、この方の名前「しはん」なんですね。
「しほ」だと思っていたからちょっとびっくり。
変な読ませ方ー。

2003年06月10日(火)
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