今日はルルの定期検診。 結腸に障害があるので週に一度はみてもらっているのだけれど、また便がかちかちになっていた。 猫の腸はおなかの上から触診で状況がだいたいつかめるらしく、先生が指で解すことに。ぼくは後ろ首を持っていたのだけれど、ルルには相当過酷だったようで、右の中指と人差し指をカブリと噛まれた。
猫の体は柔らかいからくるりと後ろも向けるのだ。 いつもおとなしいから、と油断したのが間違い。首にカラーをつけるべきだった。
中指はたいしたことがなくて、もう全然痛くないんだけれど、人差し指の傷は相当深くて、今もずきずきする。 消毒と包帯の交換をさっき済ませたところ。日にち薬だなあ。
ルルは出るべきものが出たので一安心。
今月は文庫の新刊を二冊手元に置いている。「ロンググッドバイ」レイモンド・チャンドラー・村上春樹訳。「乳と卵」川上未映子。 かたやとても分厚い。かたや頼りないくらい薄い。
併読中で今日も動物病院に持参して読んでいたのは「ダブリンの人々」ジェイムズ・ジョイス。これは米本義孝さんの2008年の新訳。 こいつも分厚い。
「猫に噛まれる人」ってのも登場しそうだなあ。自分で書いてみようかな。 「暗稽は滑稽に通じる」…まさにそんな話を。
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