2008年05月22日(木) |
励ましてくれたもの 励ましてくれているもの |
「街函」を沢山作らなければならなくなったことと、連載中の小説の執筆ともう一つの連載の準備とで、きりきりきりとしておりました。
精神の平静さとがむしゃらさと、横着さと緻密さのバランスが綱渡りの日々。急にとてつもない不安感に襲われたり。不安定です。
もっと淡々とやればいいとは、わかっているのですが、突き詰めようとしては自分を見失いそうになります。 そんな時に、励ましてくれているものたちです。
●「物語の役割」小川洋子(ちくまプリマー新書)
ミメイさんに教えてもらった本。読んでいる途中からもっとはやく読みたかった、と悔やみました。 「創作」に向かう姿が率直に語られています。アタマでこねくり回してもろくなものは生まれないこと。 「言葉は常に遅れてやってくるもの」ということや、「観察すること」の重要さなど教えられる点や共感するところがほとんどです。 なんども読み返しています。特に「リンデンバウム通りの双子」を作り上げていく部分は何度も。
●Heart Station/宇多田ヒカル
国民的歌姫の国民的大ヒットアルバム。 「Stay Gold」「Prisoner Of Love 」をはじめ、彼女の代表曲になるであろう曲が目白押し。 深夜に作業をする人には是非ともおすすめしたいアルバムでもあります。 ただ聞き込むと一時間はあっというまに飛んでしまうから、要注意。 「Fight The Blues」は応援歌としてもベスト。 「笑う門には福来たる」のです。 メンタルタフネスが大事だよっ、と歌ってくれます。
●原田芳雄 Golden best
Hikkiのアルバムとは一見正反対の、こてこてのブルースアルバム。実は孤独な人のことを、孤独に人となり、孤独な人に向けて歌っているという点でよく似ているアルバム。 高音の声に少々疲れたら、このドスのきいた声はよく効きます。
まったくそうだよなあ、と呟きながらいつのまにか眠る時に聴きます。 「Color Me Right」「鏡の中のMagician」を繰り返し聞いています。
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