この冬初めての雪らしい雪が降った。 ここのところ寒い日の続く京都だったから、空が堪えきれずに降ったような感じがする。
昨日、山田玲司「非属の才能」(光文社新書)を読んだ。おもしろかった。語り口に説得力がある。情報の繋ぎ方に少々「力わざ」を感じたものの、読み切らせてしまう力がある。
つまりは「自分らしく生きることへの強力な応援メッセージ」なのだけれど、主張のメインは「群れるな」ということ。
特に創造的に生きることをめざすなら「できた作品は人に見せるな」と強く主張する。インターネットには手を出すな、とある。ケータイなど問題外である。
ネットに作品をだしても、罵詈雑言を浴びるだけだ、と。 なるほど、山田さんは優しいさ人なんだな、と思う。 ここまでばっさりとネットを否定されたら、気持ちがいいくらいだ。 いやほんとに。
彼の意見、メッセージを大切にしておきたいと思う。
ぼくの方は、彼の意見の「真逆」でネットに作品を発表しつづけてきた。 そんな中で動きが一つ。 「おとなのコラム」で編集部がぼくの作品の一つを縦書き表示をしてくれた。 それがこちら。「あかるくて、洗われていて」
同じく連載を続けている田川ミメイさんの作品も縦書きで表示されている。 それがこちら。
是非、一度ご覧下さい。
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