散歩主義

2007年06月17日(日) 滑走路へ/堀江敏幸/ハナ

梅雨の中休み二日目、植物の手入れのあと小説を読む。
「滑走路へ」堀江敏幸。
掌編といえる短さである。

少年の心模様がみごとに切り取られている。そして描写される風景のなかに、ピンポイントで心に留められるものがあった。

本作は新潮2007年一月号に掲載されたもの。
最近ますます堀江さんの作品に魅了されている。
エッセイもいいけれど、小説がより好きだ。


実は愛犬ハナが三度目の発作をおこし、リハビリ中。
前回ほどきつくないのが救いだけれど、まだ歩くときにふらふらする。
とても静かに横になっていて、もちろん必ず誰かが横にいる。
ぼくもほとんど外出は出来なくなった。

ハナが眠っているとき、横で読むのは堀江さんの本である。


 < 過去  INDEX  未来 >


にしはら ただし [MAIL] [HOMEPAGE]