2007年04月11日(水) |
染井吉野が散り始める |
大学の周りのマンホールすべてに封印がはられ、さらにその周辺の町内に警察官の姿が目立ちだした。 中国の要人がこの大学に来るのだ。そんな警戒はほとんどみたことがないから、その目撃の話を聞いても、隣近所の誰もが最初、なんのことかわからなかった。
そもそも町と大学とは混然としておらず、町よりも後から、旧い野球場跡を造成し、山裾を切り開いた大学は町からは切り離されたように存在している。だから熱心な散歩者ぐらいしか、封印されたマンホールの存在は知らなかったのだが。
熱心な散歩者、或いはジョガーはテロリストに間違われるかもしれない。いやたぶん怪しまれているのだろう。すでに。 ぼくのような犬を連れた散歩者もそうだろう。
昼間の気温は本当に上昇しているのだろうか。部屋の中は冷え冷えとしている。 朝晩はいまだに冷え込んでいる。コートはさすがに着ないけれど、セーターは着ている。何故だか欧米系の外国人の方たちはすぐにTシャツ姿で歩くのだが、寒くないのかな。血圧が高いのだろうか。
吉行淳之介さんのちくま文庫からでているエッセイ集の3を読む。 「姿勢」を思い出したいときには。必ず吉行さんを読む。
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