散歩主義

2007年03月16日(金) 朝の出会い




毎朝の散歩には、路上に落ちているさまざまなものと出会いがある。
紫色の雲。黄金の朝日。真っ白な月。椿の花。

綺麗なものばかりじゃない。
酔っぱらいの反吐。踏みにじられて粉々になったケータイ。コーラとマクドナルド。コンビニ経由の様々なレトルト容器。
時々、見るに見かねて道の端に片づけるときもある。
夏はこれに燃え尽きた花火が加わる。

高価なものはあまりない。
今までで一番高価であろうとおもわれるのは、カルティエの時計だった。
あとは財布かな。
交番が通り道にあるので、すぐに届けることができる。
すべて落とし主に戻っていった。

途中、公園によるのだけれど、ここに落ちているのが子供の忘れ物。
手袋、帽子、縄跳びの縄、ボール、ショベルなど
シーソーの上とかブランコの上など目立つところに置いてやる。

拾うこともある。
主に木の実。それと壊れたものだけれどおもわず拾ってしまったもの。

今朝、何かからはがれ落ちた陶製の小さなウサギと出会った。
間の悪いことに、目が合ってしまった。
ずっとポケットの中にいる。


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