散歩主義

2007年03月03日(土) 哲学者の死

人に死は必ず訪れる。
しかし、それが唐突であると、残されたものはただおろおろするばかりだ。

哲学者・池田晶子さんが亡くなった。
その死を知らぬまま、今週も「サンデー毎日」の彼女のコラムを読んでいた。

今日の新聞紙上でその通知を読み、ただおろおろし、しばらくして溜息がこぼれた。
彼女流に言えば「何故?」となるのだろうが、その文章に惹かれ続けたものとしては、こうならざるを得ない。

平明な言葉で哲学を語ってくれた。
哲学、つまり「考えること」の大事さを教えられ、「考えること」の楽しさを説いてくれた。
もっともっと語ってほしかった。

残念。

ご冥福を祈ります。


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にしはら ただし [MAIL] [HOMEPAGE]