2006年12月29日(金) |
あらためて「倚りかからず」 |
おとといの気温からは想像もつかないほど冷え込んだ。 日の出前、ハナと散歩に出たときは、ただ冷たいばかりだったけれど あかるくなるにつれて黒い霞のような雲がそらにかかっているのが分かった。 来るぞ来るぞと思っていたら、案の定7時過ぎ頃から雪が降り始めた。
ベタ雪で、断続的に激しく降る割にはなかなか積もらず、午後に青空が出た頃には跡形もなくなっていた。
今日はそんな日。
雪の中、正月休みのあいだの珈琲を買いに行き、二、三の用事を済ませた後、帰宅し、机に向かって茨木のり子さんの詩集を読む。
茨木さんは今年亡くなったのだった。
特に詩集「倚りかからず」を読んだ。静かだけれど凛としているる詩たち。 それは詩人の姿勢の確かさもあらわしていて 迷ったときは必ずここに立ち返ろう、と決めた。
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