| 2006年11月07日(火) |
線を引いたかのように |
つい昨日まで、街をゆくTシャツ姿がまったく不自然でなかったのに、 今日、通りをゆく人々はジャケット、セーターはもちろんダウンベストまで着込むといういでたちであった。
このような季節の急激な変化が訪れるようになったのはいつ頃からだろう。
むかし、大陸の劇的な季節の変りかたをテレビのドキュメンタリーで見た。 まるで線でも引いたかのように季節が変わるのだ。 たしかユーラシア大陸のど真ん中、シルクロード沿いの土地であったとおもう。
日本のようにくっきりとした四季があるのではなく、ほとんど冬と夏の入れ替えのような、つまり春秋が極端に短い気候であった。 そして突然、季節が変わる。 寒気団がまるで音を立てて動き出したかのように、いきなり雪が降り出し、その日を境に一気に冬になっていく。
日本でも今日は「立冬」。暦どおりとはいえ、昔、季節の移り変わりは、もっと流れるようではなかったか。
たしか日本は四方を海に囲まれているために、大陸のような季節の劇的な変化というものはないのだ、と教えられた記憶がある。 だから日本の気候は優しいのだ、と。 海が「季節の暴力」のおおきな緩衝材になっていたのだろう。
だとするならば、ここ数年の気候はなんなのか。 もはや海の力を凌駕した気候変動がおきているのだ、とおもったほうがいいのだろう。
今日は、暦どおりに冬が立ち、木枯らしが吹き荒れた。 明日の朝、京都の最低気温は6℃だという。今朝より7℃低い。 そしてたぶん、また暖かくなる。
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