銀閣寺に「豆かん」を買いに行った。 「豆かん」といっても、ほとんどの商品は具が幾種類も入った「みつ豆」のようになっている。 本当の「豆かん」は寒天と豆だけで、そこに黒蜜をかけて食べるものだ。
たぶん古いスタイル。だけど本来のオリジナル。そんな「豆かん」を売っている店がとても少なくて、ようやく数年前に銀閣寺でお店を見つけたのだった。
この店が繁盛しだしてから、結構オリジナルスタイルの「豆かん」を売る店が増えたんですよ、と女将さんがいう。
銀閣寺に行ったついでに哲学の道界隈を少し歩いたけれど、夏草が繁ってずいぶん荒れていた。 昔いったことのある喫茶店「ZIGZAG」はお好み焼きやになっているし、「MacCalls」はどうなったんだろう。
このあたりがミステリアスな雰囲気だったのは遠い昔のことだなあ、と歩いていると「銀閣寺アパート」が昔のままで残っていて ここに住んでいた京大法学部のKのことを思い出した。彼は今、大阪で弁護士をしている。
家に帰って「豆かん」を冷蔵庫でもう一度冷やし直して、三時のお茶の時に食べた。 あっさりしていていいね。
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