裏口のほうへ移動して2年目のツル薔薇、ピエーロ・ド・ロンサール。今年は裏口の小屋根をまたいでアーチにすべく、横へ横へと牽引しました。
向かいのSさんのところの寝たきりのご長男が、身体を固定されたベッドからの仰角でも見えるように伸ばしはじめたのですが、なんとか見えそうです。 ツル薔薇は横へ伸びた茎の途中から伸びた枝にいちばんたくさん花をつけます。だから今年は小屋根の上が蕾でいっぱい。
ご近所の植栽好きのおばさんたちが、毎朝、咲いたかどうかチェックにやってきます。蕾は開きかかかっていて、あと数日すれば花でいっぱいになるでしょう。
ところでぼくの本の読者でもある、もうひとりのSさんから頂いたモッコウ薔薇も順調に繁っていて、蕾がいくつかつきはじめました。原種に近い種ということもあるのか、強いです。蕾にまで繊毛がびっしりと生えています。
そういえば薔薇の棘と猫のツメのコレクションをしている、というエピソードを小説で読んだ気がしたのですが、それが最近読んだ本のうち川上弘美さんなのか、小川洋子さんなのか、江國香織さんなのか、田辺聖子さんなのか判然とせず、それぞれの本を開いてみても分からず、あれはいったいどこで読んだのか、いつまでたっても思い出せないままです。 そういえば今あげた誰もが書きそうな話題だな…。
花壇では他にラベンダーが花盛りを迎えようとしています。 株全体をざわざわと揺すると香があたり一面に漂って、株を押さえた両手にも香が載っています。
|