ここのところ書くことを止めていた。 不安定な気分を抱えたまま何日か過ごして、今日ようやくノートにエンピツで書き始めた。 パソコンに書き込むには至らない。エンピツの感触がとにかく気持ちよかった。
ノートはとにかくつくるほうだ。 テーマが一つでもあったらそのためのノートをとりあえず造る。どんどん書き込んでいったりね新聞や座つしの切り抜きを貼り付けていって分厚くなるのもあれば、すぐに頓挫するのもある。頓挫したノートは表紙の隅に書いてあるテーマを消してメモや下書き用に使う。
むやみやたらにノートをつくるのは子供の頃からの癖のようなものだけれど、子供の頃は行き詰まったノートはぽいっと捨てていた。それはなくなった。とにかく書く。
芥川賞作家の吉村萬壱さんのように「書くことホリック」になりつつある。萬壱さんはいつも大学ノートを持ち歩いていて、とにかく何でもそこに書き込んでいくのだという。作品の構想だとかメモはもちろん、日々の出来事から何からなにまで書くのだ。書くことがなかったら行きつけの喫茶店で目に入る看板の文句や雑誌の広告まで写して書くのだ。
書いていないと気が済まないのだという。それもノートにボールペンで。 ぼくも彼に限りなく近い感覚がある。エンピツを握りしめただけで心が落ち着く。なにを書いてもかまはないんだと思うと心がわきたってくる。
いったいなにかトラウマでもあるのだろうか、最近、特にその性向が強まっている。 書くことがトランキライザーのようになりつつある。
今日は詩のノートと小説のノートが前進。 そろそろ原稿用紙に移そうかと思っているところ。
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