am5:20 起床。珈琲を淹れる。新聞をぱらぱらと読む。
am6:30 ハナと散歩。昨晩ハナはぼくのベッドからとうとう自分のベッドにいかなかった。つまりぼくにくっついて寝ていたんだけど、どうしたのかな。ただ、そうしてみたくなったんだろうな、と思っています。
am7:40 朝食。ごはん、舞茸とワカメのみそ汁、みりん干しねお揚げと小松菜のたいたん。海苔、漬け物各種。
●小島信夫「残光」を読む。保坂さんの「書きあぐ」の中で小見出しとして書かれた「小説は〜である」という言葉がすべて当てはまる。圧倒的であり小さなお話をできうる限り集め重ね、層をなしている小説。特に「物語を重ねる」ということは強調したい。 単純ではなく、ひっかかりはそこらじゅうにある。なによりおもしろい。 小説を書く人、書こうとしている人にこういうのもあるんだよ、と伝えたい。好き嫌いは置いておくとして。
正午 昼食。トーストと紅茶。昨日のミネストローネ。
●「残光」を読む。「残光」という意味がいくつものイメージとしてぼくに見えて来つつある。
pm17:00 ハナと散歩。少しずつ寒くなってきた。 pm18:30 夕食。マカロニのボロネーゼ風、ビーンズ、ローストビーフ。
●「残光」を読む。ちょうど田中小実昌さんの「ポロポロ」を読んでいた時のような感覚になる。流れている空気がとても似ている。
●Jaheim;Ghetto Love Babyface;Grown&Sexy
●1983年に「流行通信」という本屋が、当時パリに滞在中のいろんな分野のアーティストがいたと見えて、彼らひとりひとりとのインタヴューを大きな写真入りで出した。その中にクロード・シモン(この人は私より二、三年、年上かもしれない)が、もともと絵描きだがそのなかで「日曜大工」ということをいって自分の小説の書き方の話をしているところがある。家を建てたり、道具をこさえたりする人は、普通見取り図を書くだろう。ところが「日曜大工」は行き当たりばったりに仕事をする。仕事とまで行かないかもしれない。自分はその「日曜大工」式にやるのだ、といっている。私もこの方法が好きだ。不安だが、いつも現在とりかかっているところから始まる。以上のことも、もしそうできればやりたいと考える。やりっぱなしで無責任のように見えるが、責任なしには一歩も進めるものではないでしょう。
(「残光」小島信夫:「新潮」2月号より)
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