| 2004年06月27日(日) |
スビャストラフ・リヒテル |
ドビュッシーの「版画」を聞くために手に入れたアンソロジーです。 たぶん20世紀を代表するクラシックのピアニストのひとりであろう、リヒテルのCD。2枚組。 確かに「版画」は面白くて魅惑的な曲でした。うん、たぶんこれから熱心に聴く曲でしょう。日本のポップスやロックのミュージシャンでもドビュッシーの影響の濃い人がいるような気がします。
だけど、困ったことにいちばん聴いているのは、いっしょに収録されているバッハなんです。 ここまでバッハが好きとは自分でも、ちょっと…。
このアルバムに収められているバッハは、平均律クラヴィーア曲集第1巻から前奏曲とフーガ1番、4番、5番、6番、8番。 1番の「あの」メロディーが流れてきただけでさーっと鳥肌が立つんだから、嬉しいような……困ったような。(プロコルハルムのファンならご存知の曲…。)
録音は古いんだけれど、いいですね。 さすがに端正な演奏。 このバッハを聞き込むんじゃないかな。
「版画」を聴かなきゃいけないんだけど、どうしてもバッハを先に聞いてしまいます。 ちなみにこのアンソロジーのバッハとドビュッシー以外のラインアップは ハイドン、ショパン、シューベルト、シューマン、ラフマニノフ、ほんの少しプロコイエフといったところ。
たぶんこれほどの名手だからどれを聞いても巧いでしょうね。個人的な感想を言うと音に「影」がありますね。…それがまた魅力でもあるんですが。
「版画」は最初の「塔」が好きです。 メロディーがとても綺麗だし、音の使い方がとてもユニーク。アジアの旋律も援用しています。 うーん、だけど自分の好みに正直に言えば、バッハのほうがいい。 この前奏曲とフーガは素晴らしいです。
フランス印象主義に耳がそれほど慣れていないのもあるかもしれません。それにしてもこの印象主義の制作方法や考え方はほとんど詩の写生と同じですね。 そのことに少し驚きました。
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