昼の間に台風が駆け抜けて行きました。 経験から台風の前面東側がいちばん激しいことは知っていましたけれど、今回はどんぴしゃでそれでしたね。
テレビの速報と現場とのタイムラグが1時間ぐらい。いつも台風がとおる和歌山や徳島なんかはリアルタイムの報道がされるけれど、それ以外の場所は予報がずれてますね。予報よりもはやく進行しています。
さて、そんな日に婦人公論の最新号が来ました。今回は選外。実はこれから選に入るのは厳しくなるよ、とある方から言われていたのです。理由は本を出したからで、形あるものを出すと厳しくなるんだ、とその方は言っておられました。
まぁ、その通りになったんですけど、だけどその人の言葉は少し間違ってましたね。 何故なら選ばれた詩を書いた二人はばりばりの「詩人」だったから。思潮社から立派な詩集を出している人だったからです。選ばれた詩はとても素敵な詩でした。 もう一人の方もぼくの投稿以前からの入選常連のかた。実力があります。この人の詩もよかった。
…頑張ってるな…というのが本音の感想。この人たちが選外だったりしているのを見ていますからね。にもかかわらず投稿と精進を続けているというところに頭が下がったわけです。なにもコンペに入選するために書きはじめる訳ではないけれど、ある地点からは、入選を目標に書きつづけることが自分のレベルをあげることになるというのは、実際にそのとおりだと思うのです。 まして、すでに詩人として詩集を出している方がそうなのですからね。
精進…というのは、つまり詩というのは言語による表現である、という線をきっちり踏まえた上でいかに人に届くか、という技量を磨いていくということなのです。
だから、ふつう選外だと「あーあ」なんですけど、ぼくも本を出した人間ですからね。ふつふつとやる気が湧いてきました。…うん、今回は前が見えた気がしましたよ。 そうそう、井坂さんの言葉に次のようなところがありました。
『詩の言葉もこんな工合にいかないものかと思う。相手の不意をついて、まっすぐ届くことを願うが、それは技もアイデアも表現もいり、そのうえなおかつ技術の先をいっていなければならない。 泣きそうな気持ちにさせる詩も、笑わせる詩も、人の複雑な心を動かすのは大変難しい』
励みになります。 そして、あのひとたちもぼくも、まだ当分投稿を続けるでしょう。 詩集を何冊出してもね。 どこかでコンペから離れていかなければならないのでしょうけれど。
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