散歩主義

2004年05月11日(火) 原稿

たぶん、今のぼくにとって原稿はなによりも大切なものだ。
けちをつけられるとか、馬鹿にされるとかには聴く耳もあるし、受け容れる。
それで前進することができもするから。

ただ、どうしても許せないことがある。
それは自分の書いた原稿がないがしろにされたときだ。
受け取ったのか、捨てたのか、どこにあるのの、ないのか。
原稿はぼくの手を離れると編集者の下へ行くわけだから、こちらはじっと待っているしかない。

待っていても、限界がある。
書いたことのある人ならその気持ちはわかるはずだ。

請われて原稿を送り、そのような目にあって、大手の出版社にも抗議したこともある。いくら謝られても、いまだに不信感は拭えない。

ひとりでいくら原稿を書いても、それだけでは多くの人に読んではもらえない。
必ず編集者の存在が必要なのだ。

だけど原稿をないがしろにされたという感覚だけは、たぶん死ぬまで忘れないだろう。


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