確認していないけれど、多分、今日の激しい風はそうでしょう。 昼過ぎに天気は激変しました。 大きな樹や竹林が轟音を上げてうねり、弱い枝は折れて通りに散らかっていました。
午前中、用事で銀閣寺の方にひさしぶりに行ってきました。吉田山の回りは、昔と殆ど変わらず、静かでした。 天気があまりにもよかったので、コルナゴで左京区を一回りして帰りました。
春一番がこれほどくっきりと吹いたのは、なんだか久しぶりのような気がします。 音楽はマイルスと鈴木重子さん。 マイルスは「サムディ・プリンス・ウィル・カム」これも名盤ですね。
小説は頭の部分を追加しました。詩はきょうはなし。
マイルスはカインド・オブ・ブルーの録音のとき、5小節だけのスケッチをスタジオに持ちこんで、メンバー全員で膨らませていったといいます。 当時で言う「インタープレイ」。今で言えば「インプロヴィゼーション」でしょうね。ほとんど。
このころもマイルスのコンボは強力で、マイルス、コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、ビル・エバンス、ポール・チェンバース、ジミー・コブ、一曲だけウィントン・ケリーがピアノですが、全員でアイデアをどんどん積み上げていく自由闊達さは素晴らしいです。
詩も、小説も書いていて、「インタープレイ状態」になるときがあります。モチーフは最小限にして、メモ程度で書きはじめて、しばらくすると物語が全然違う方向へ走り出す。いったいこれは誰が書いてるんだという気になるときがあります。 実は昨日書き終えた、超短篇もそうです。30枚ぐらいなんだけれども、最初、こうなるかなと思っていたものとは、全然違う物語になりました。
書いているときは、むしろそうなってくれたほうが質が良いとさえ思っていて、そうなるように仕向けますが、具体的に、どうと決まったやり方はないんです。 そうやって書いている作業は、書くということだけに限定して言えば楽しいんですよ。書いてる本人がうんうんいいながら書いてる状態。それがいいんですよね。書くことが好きなのはそんなことも理由になると思います。 終わるとたいてい書こうとしていた自分とは違う書いた自分がいます。
「わからないもの」とのインタープレイ。それは登場人物であることが多いのですが、そうなる瞬間を捕まえるべくいちばん集中するようになってきました。 そこが強靭になればな、といつも思ってます。
方法よりもそこですね。
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