| 2004年01月25日(日) |
ジョン・ハッセルと近藤等則 |
昨日、ゴザンスの800字を書きながら、ジャズ・トランペッターの奏者で初めてハーモナイザーというエフェクターを使ったジョン・ハッセルのことを思ってた。
今では、世界に近藤等則という実力者がいるものの、かつては彼一人だった。 メロディーというよりも風の音のような印象が強い。 BLOWそのものというか。
そんな彼はデヴィッド・シルビアン、ブライアン・イーノ、ライ・クーダーといったキャリアの出発点をポップ/ロックにもつ音楽家とのコラボレーションをとおして ロックファンにもその名を知られるようになった。 上の三人も実はロックをつきぬけてしまうほどの実験的な作風を持っている。(ライ・クーターはトラディショナルな面しか知られていないけれど、そういう側面もある)
面白いのはどのアルバムでも、ジョン・ハッセルのスタイルは微動だにしていないこと。同じペース、同じ呼吸で音を出している。 デヴィッド・シルビアンの楽曲でも彼の入っている曲がいちばん好きだ。
近藤さんもアコースティックな楽器としてのトランペットは限界まで可能性を引き出され、新しい広がりを持つためにはエレクトリック・トランペットが不可欠なんだ、といって単騎、世界へ乗り出していった。 そして世界で高い評価を得ている。
近藤さんのトランペットも凄い。凄いとしか言いようがない。 彼はギターのアンプにマルチエフェクターを接続して音を加工している。もちろんハーモナイザーもディストーションも、ワウも…。
日本のトランペッターといえば、ぼくは「とにかく」孤高の男、近藤等則をあげる。京大出身の彼についての毀誉褒貶はいやというぐらい知っているけれど、 それでもなおかつ、やっぱり凄いと言わざるを得ない。
音でそう思わせるのは、実力以外のなにものでもないわけだから。 噂は噂。音にそんなのは関係ないから。
彼のアルバムも紹介できれば、と思っています。
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