| 2004年01月09日(金) |
On The Road |
昨日、書いたジャズシンガーとは鈴木重子さんのことでした。 少しかすれた、低めのキーの、情感溢れる声が聴きたかったんです。 この日記にも何回か彼女か登場したと思いますが、歌唱の履歴は着実に 重ねられているようです。
いつもはジャズやスタンダードの名曲を歌う彼女ですが、「Breath of silence」では彼女のオリジナルが何曲か聞けます。日本語の歌もあります。このアルバムの中の「On The Road」と「かぜのみち」という曲が好きで、よく聴くのです。彼女の作詞作曲です。ちなみにプロデュースも彼女自身。
丁寧に丁寧に、音と言葉を孕んで、どこまでも届けようとする声。 乱雑にならないんですよ。 きいているとこちらの精神状態も整ってくるから不思議です。
この方の歌の魅力を語ろうとすれば、形容詞が層になってしまうでしょう。単純には捉えられない複雑な豊かさがあります。
徹底的な「スローライフ実践者」でもあって、ステージのトークなんかでは、いつも例の「ほわああん」とした受け答えで、聴いてる人を「ほわああん」としてしまいます。 だけれども、その「ほわああん」がめげないし、負けないし、胸をはっているのです。いつでもね。 強い人だと思います。
新年に送られてきたピアニスト、ウォン・ウィンツァンさんの事務所からのメールでは、そんな鈴木重子さんが今年はウォンさんと全国ツアーにでるとのこと。 これは凄いことです。ふたりのファンとしては見逃せないステージです。 ただ、京都は今のところ予定に入っていないんですよね。少しがっかり。
京都という街はこぶりなライブハウスが結構あるように見えますけれど、ある程度の収容力のあるホールとなると、ほんとに少ないんです。 これは京都新聞で拾得の寺田さんも語っていたけれど、だからある程度の音量を確保したいバンドや200人ではキャパが少なすぎるというようなプレイヤーは皆、京都を素通りしていきますね。名古屋か大阪になります。
平安神宮のウォン・ウィンツァン コンサートのように、あれだけの人をいれるとなると、京都だと野外になるのかな。でも円山の野音はロックには貸さないしね。 鈴木重子+ウォン・ウィンツァンならいけると思うんだけども…。 京都で実は今いちばん頑張っているライブ空間はお寺や神社の境内かもしれません。いやほんとに。
話がずれてきたけれど、重子さんとウォンさんのデュオは強力ですよ。せめてCDに音源を残してくれないかなと思っています。
と、いうことでまた夜にでも重子さんを聴きます。
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