散歩主義

2003年11月17日(月) 着物

不況もここまできたか、という出来事が京都で起きました。
呉服問屋の老舗中の老舗、開業450年という「千吉」が整理に入ったのです。
従業員もすべて解雇し、債権者に説明会を開くそうです。負債総額4億円。

創業が1555年。室町屈指の問屋です。(室町というのは地名です)十二代目で、平成にその幕を下ろすこととなりました。
染呉服の本丸が消えるようなものです。
結局バブル崩壊からの不況に息の根を止められたわけです。

京都の呉服業界はずっと厳しいです。構造的な問題も大きいし、不動産などに商いの手を広げすぎたところがやられてます。
このままでは…。

西陣などで若い人たちが新しいことを始めてはいるようで、明るい話題はそれぐらい。着物にたいして若い人たちが関心を持ってくれたり、「染め」を手がけて見たり、そういう小さなところからコツコツやっていくしかないんじゃないかな。

そもそもが呉服は高すぎます。中間に入りすぎ。分業体制だけど、友禅の手書きの絵師とか、織りの職人さんとか、手間がどれほど安いか。聞いたらびっくりしますよ。ほんとうに少ない人だけになっていくでしょうね。着る人も創る人も。なんとかしなければ。

ぼくはジーンズのツギあてに帯の生地を使ってます。なかなかおもしろいですよ。
丈夫だしね。
ほんとはちゃんと和服着たいんですけどね。そんな機会が無いなぁ。
背が高いから人より余分に反物がいりますし…。うう。

ほんとに京都人は全員、和服を着るとかしないとだめかもしれませんね。
せめて市役所とか区役所の職員は着たらどうかな。
あかんやろなぁ…。


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