散歩主義

2002年11月26日(火) ただ今制作中。

作品市場に次の作品をアップしようと、ただいま制作中です。
1日中、パソコンや原稿用紙に向かっているわけにはいかないので、書ける時には集中しています。と、いうか集中できるようになってきました。

今朝、テレビを見ていて、漫画家の加藤芳郎さんの話題が心に残りました。
毎日新聞の連載4コマ漫画「まっぴら君」の連載をこのたび降りられたのですけれど、なんと47年間!!の連載だったのですね。

日々のニュースに即応するために、新聞の隅から隅まで目を通し、そこから「笑い」をひねり出す作業を47年間続けてこられたのです。
それだけでも偉業ですが、その「笑い」の質にも定評があったのではないでしょうか。

そんな加藤さんが、アイデアをひねり出すのに連日悩みながらも「すとーんとできるものは忘れちゃうんだよね。いいものは忘れる。だけどできの悪いのは覚えてる。いつまでもじくじく残るんだよ」と。また、日々の締めきりが最初は苦痛だったけれど、それを楽しむようになったとも。「与えられた時間いっぱいでどこまで出きるか、それが面白くなったんだ」とおっしゃっていました。

もちろん、加藤さんのぎりぎりまで自分を追いこむことに、創作の心構えを教えてもらいました。そこまでの感覚、ぼくはまだ完全にはわかっていないだろうし。

ただ「忘れてしまう」というのはあるのかもしれないなと思ったのです。すらすらと書けたものは、たいていよい評価を受けたものなんですが、それはなんの障害も残さず発表したと同時に「忘れて」います。「忘れる」というのは変な言い方かな。自分が書いた気がしない、というか。

だめなものは、いつまでも残ります。それは、たいてい「力づく」で書いたようなもの。強引に書いたもの。いいのができたためしがないです。

加藤さんのお話を聴き、自分のパターンも、やっぱり真実だぞ、と。
それで、一つ、けっこう長い詩をボツにしました。
「違う」んです。自分がでしゃばりすぎ。ぼくの「本領」ではないな、と。

自分の「本領」なんて考えたこともなかったけれど、一度死んだ気になって外から自分を見た時、人に何を提供できるか、「それだ」と思ったんですね。
自分が何を書きたいかはその次でもいいじゃないの、と思ったんです。人のことを考えれば自然と自分の道も見えるだろう、と。
ぼくという人間はたぶんそういう人間。
そんなもんだろう、と。

それでもやっぱり「鬼」は顔を出しますね。ひきつったもの。
そういう作品もアリ、なんだけど、ぼくの「本領」じゃないなと、それだけは最近思えるようになってきました。
と、いうことで書き直しです。
ふむふむ。

ではでは。


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