2002年10月01日(火) |
TATTOO YOU |
昨日は思いもよらず青空が見えたりして、さわやかな風を感じることができました。コスモスにいちばん似合う天気だったように思います。
音楽の事でも。 長く生きてるぶん、いろんな音楽を聴いてきていて、それが記憶の層のようになっています。で、ある日突然かつて聞いたものが蘇ってきて、もう一度聴きたくてたまらなくなる事あります。 それを聞いてどんな気分が出てくるのか、少し楽しみにしながらまったく聴いてなかった、昔、夢中になったCDを引っ張り出してきます。
こんな事、書くのも昨日「それ」がきたからなんですが。今回はローリング・ストーンズでした。 ストーンズの「Tattoo you」。特にB面。目が眩むような陽に向かって舞いあがるイメージがあるんです。それは中南米テイスト満載の曲の中を力強くブロウしているテナーサックスとミックの声がからみあうあたりで感じます。 これが聴きたかったんです。
これはクレジットされていないけど、ジャズ界の巨匠ソニー・ロリンズが吹いてます。当時も話題になりました。歳をとってからのベストパフォーマンスじゃないかな。
いつのころからか「光」のことばかりが詩のテーマになりました。もちろん日の光だけでなく、心の中の光もテーマですが、 やはりそれは具体的な風景として、実際に目で見え、耳に聞こえるものです。
そのことにさらに入り込む事でなにかを教えてもらう感覚があります。 書くことは感じることでも、見つめていることはとても具体的な風景なんです。
何を感じるか。まさに刺青をほどこした自分を披露するような気持ちです。 さて、引っ張り出したストーンズ。何を感じることができるか、自分自身がいちばん楽しみです。
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