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2004年01月13日(火)  『イン・アメリカ』を観た。







監督:ジム・シェリダン
出演:サマンサ・モートン
   パディ・コンシダイン
   サラ&エマ・ボルジャー
撮影:デクラン・クイン

原題:in america

2003年/アイルランド・イギリス合作

ワーナー・マイカル・シネマズ
みなとみらいにて鑑賞

首都圏では、シャンテ・シネと新宿文化シネマの
2館上映だったのが、好評につきワーナー・マイカル系に
拡大ロードショーとなりました。
こういう例は以前に『猟奇的な彼女』がありますが、
(同様にシャンテ単館だったのがワーナー・マイカルに)
良い映画、面白い映画が近所で見られるのは嬉しいことです。
(と言いつつ、『猟奇的な彼女』は前売券を買ったのに、
 忙しくて観に行けなかったのですが・・・(泣))

『マイ・レフト・フット』『父の祈りを』等
硬派な映画作りをするジム・シェリダン監督。
(『マイ・レフト・フット』はダニエル.デイ・ルイスの
 演技が素晴らしいので、ぜひ観て欲しい作品です。
 内容はとっても重いんですけどね。)
今回も人間の内面(幼くして亡くした息子の死を
忘れられない両親の葛藤)をぐいぐいっと描いてます。
ストーリーの展開等は新鮮なものではありませんが、
人間の弱さとそれを乗り越える強さの描き方はさすがです。

この映画を支えるのは、実の姉妹というサラとエマ。
(チラシの女の子二人)
妹は子供の純真さを、姉は親が子供を気遣う以上に
子は親の気持ちを敏感に感じ取って、口に出さずとも
家族の和を祈っている様を見事に演じ、
重い内容の話の中での輝きとなって、
作品全体のバランスを保っています。

なかなか良い映画だと思うのですが、
ラスト前にちょっとクサい演出があるのは
許してあげてください。(笑)





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