周回遅れに気をつけろ!
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3日まで実家の愛知にいたというのに、 6日に今度は仕事で愛知に日帰りの出張。 出張で愛知に行くのは半年ぶりだというのに、 なぜにこういう近いタイミング?(苦笑)
12月に出張の予定が決まった段階で、 実家から直接行くか?と提案されたが、 1日休みを取らなくてはいけないので、 意味なく有給を消費したくないからと、 今回の行ったり来たりとなった訳である。
さて、愛知への出張は車で移動する我が社。 その車はリースでまかない、3年毎に新しくなる。 私がこの会社に来てから、 [日産 ラシーン]→[トヨタ カルディナ]→ [トヨタ Mk-II クオリス]と変わり、 今回は[トヨタ イプサム]が社用車となった。
12月末に納車され、 今回の出張で初めて運転する機会を得た。 いわゆるミニバンには興味がないため、 こういう車の試乗はほとんどしたことがない。 近距離の回送でミニバンを運転したことはあるが、 走りをチェックする余裕などないので、 実質今回が初めてのようなものだ。
最近トヨタ車も走りにかなり重点を置き出したと 関係者から聞いていたから、ちょっと期待していた。 でも一番安いグレードのせいもあるかもしれないが、 運転を始めてしばらくの感想はあまり芳しいものではなかった。
まずはスロットルペダルの踏みしろと アクセル開度の関係が良くない。 踏み始めは全く反応がなく、 踏み込みの量を増やすと急にエンジンが吹け上がる。 どうしてこういうセッティングにするのだろう?
そして、高速道路の継ぎ目乗り越え時の 車の挙動は非常に不快なものだった。 ガツン!と強いショックが車体に伝わり、 その時生じた揺れがいつまでも収まらない。 硬くて柔らかいサスってどういうこと?と思ったが、 想像するに、サスペンション自体はロールを嫌って硬いのだろう。 でもファミリーユースの車が硬い乗り心地ではいけない。 そこで車体の振動が身体に伝わらないように シート座面下のスプリングを柔らかくしたのだろう。 だから段差を乗り越えると、直接突き上げは感じないが シートの上の身体はスプリングの反動で揺れ続けてしまう。 こういうごまかしの車作りで良いのだろうか?
ピラーに植毛処理が施されているが、傷付きやすくて焦った。 ラゲッジルーム幅を大きく取ってあるため、トノカバーの左右幅も長く、 荷物満載状態だったので、トノカバーを上方へ取り外そうとしたら 早速ピラーにぶつけて傷が付いてしまった。(汗) うわぁ、やっちまったぁ、と慌てて傷をこすってごまかそう(笑)としたら、 植毛がボロボロと剥げ落ちてさらに事態は悪化することに・・・。 新車時は高級感は演出できるけど、使っている間に傷だらけになり、 結果みすぼらしくなるような気もする。
その他気になった点は、 シート座面はもう少し長い方が良いと思った。 助手席の座面は座った時に少し前方傾斜を感じ、落ち着かない。 2400ccという排気量のせいで燃費が余りよくないのか、 タンク容量が少ないのか(すみません調べてません) 名古屋までの往復700kmを無給油で走破できないのは残念。
もちろん悪い点ばかりではなく、 ワゴンのクオリスより全長が短いのに、 フットクリアランスが広く、ラゲッジルームも広いので、 ゆったり乗れて、荷物もたっぷり積める。 フロアが比較的低く、ダッシュボードとシートの間の空間が広いので、 乗降がとてもしやすいのは好感が持てる。 ミニバンの最近の傾向通りアイポイントは低め、 でもセダンやワゴンより上に位置するので 前方に広がる視界はかなり気持ちが良い。 加速はスムーズで、クオリス程ではないが室内は静かだ。
って、出張の話がいつの間にか イプサムの試乗記になっちゃいましたね。(笑)
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