周回遅れに気をつけろ!
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2003年01月11日(土) |
サーキット走行体験(その5) |
昨日の続きです。
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サーキット走行中、コーナー立ち上がりで離される度、 ルームミラーで後方を確認して、 後続に迷惑がかかっていないかチェックしていた。
私の後方を走っていたのは、 98年式 306 Style マニュアル車。 私がトロトロ走っている後ろで、 「おらおら遅いぜ!」と言わんばかりに ぴったり付かれているのでは、と心配だったが、 思ったより離れていて、少し安心。
サーキット走行終了後のパドックで、 「いやぁ、速いですねぇ〜」と声を掛けられたので、 私の走りは、一応の基準は保っていたようだ。 「どのギアで回っていいのか分かんなくて」と彼。 同じ初心者なら、ギア選択の心配をしなくてもいい AT車が正解ってこと?(笑)
306MT車の後ろに続く2台は、 かなり後方に位置していた。 これだけ間隔が開いてしまうと、 もはやインストラクターのブレーキングや ライン取りが見えるわけもなく、 せっかくのサーキット走行体験の旨味も 半減してしまっていたのでは?と少し心配だった。
我々Bグループの先行する5台でもその状態。 当然Aグループも同様で、しかもAグループの 後方集団はインストラクター1台に対して 10台がぶら下がっている隊列なので、 離され度合いは自然に大きくなってしまう。
自分の前にインストラクターが見えないと、 どのくらいのスピードでコーナーを回れるかは 初心者の我々には判断がつかない。 安全にゆっくり回る→差が広がる の循環に陥り、 Aグループの最後尾は、完全に単独走行状態になっていた。
5周目の中盤で我々は、 その最後尾に追い付いてしまいペースダウン。 抜くのかな?と思ったが、周回遅れにはせず、 その最後尾車両の後方をのんびり走ることに。
予定では7周するはずだったのだが、 ピットで待機していたブルーライオンの方が、 AグループとBグループの先頭車両を間違えたのか、 Aグループの最後尾車両の後方を のんびり走ることに意味はなしと判断したのか、 5周目のホームストレートで、我々Bグループに対して 先にチェッカーフラッグが振られた。
Aグループはず〜っと全開で7周したのに対して、 我々Bグループは4周しか全開走行してなんて、 なんだか不公平だなぁ。 今回のイベントの一番の楽しみを、 ちょっと奪われたみたいで、少し不満が残る。
なんて言いつつ、実はたった4周の全開走行で ヘトヘトになっていた事実は隠せない。 アクセルとブレーキを力一杯踏み続けた右足と、 コーナーリングのGに耐えようと踏ん張っていた左足。 車を降りてミーティングルームに入った頃には、 まるでスケート靴を脱いだ後のような 疲労感と浮遊感を味わっていたくらいだったのだ。 やっぱり車の運転は、立派なスポーツだねと実感。
ミーティングルームで閉会の挨拶を聞いて、 ブルーライオンから参加記念(?)の お土産をもらって帰路に付いた。 参加記念品は、ブルーライオンのマークが入った リュックと薄手のフリースとTシャツだった。 販促品をかき集めてきたな。(笑) 薄手のフリースは使い勝手が良さそうだ。 ブルーライオンのマークの刺繍は、 ちといい加減でチープだけどね。 (ただでもらっておいて贅沢?)
サーキットでさんざんフルスロットルで走ったし、 直線を飛ばすことに何の面白味もないことを悟ったので、 帰りの高速道路は、サーキット走行の余韻に浸りながら の〜んびりと走って帰ったのだった。 と書けばちょっと格好良いけど、実は疲れてて 飛ばす元気もなかったのだったというのは秘密ね。(笑)
サーキット走行は病み付きになりそうだ。 ツインリンクもてぎは、通常でも申し込めば サーキット走行ができるようだが、 今回程速いペースでは走らせてくれないだろう。 またブルーライオンが企画してくれないかな。 サーキット走行中心のプログラムで。
《おわり》
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ようやく連載が終了しました。 たった2日間の出来事なのに、 よくもまぁ、何日も引っ張ったものです。(呆) ず〜っと読み続けてくださった皆さん、 書いた私もお疲れ様でした。(笑)
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