斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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最近、50代の方々とチームを組んで仕事をしている。 「顧問」と呼ばれる政財界に顔が効く人たち。
僕にとって、50代の方々と仕事をするのは久しぶりだ。 前職では、早期退職勧奨により、50代の社員は限りなくゼロだった。 コンサルティングファームには50代の社員は元々いない。 コンサルタントの定年は40代前半。 40代後半以上の社員は、事実上存在しない。 クライアントの経営陣以外に50代の方々とは接する機会がない。
久々に50代の方々と同じチームとして仕事をしてみると、自分が未だにガキに過ぎないことがよくわかる。 政財界で活躍してきた人たちだけに、さすがに紳士。 僕がいかに品格に欠けているかを痛感する。 彼らは穏やかでありつつも強い意志がある。
僕は「殺気」が強い。
声が大きい。 しゃべりまくる。 早口。 せっかち。
僕はどこから見ても殺気が漂いまくっている。 50代の紳士の方には殺気がない。 あくまでも穏やかだ。 静かに、ゆっくりと、落ち着いて話す。 でも、きちんとメッセージは伝わるし、人も動く。
僕は、ガキの頃から目立つ子供だった。 今でも、ただオフィス内をぶらぶら歩いているだけでも目立つ。 存在しているだけでも、周囲から浮き立って見えるようだ。 僕の外見はごくごく普通だ。 僕は攻撃的なキャラクターではないのだけれど、「殺気のようなもの」は消せない。 戦略コンサルタントはもともと殺気が強い人間が多い。 そのなかでも目立つのだから、僕の殺気は相当強いのだろう。
僕は自分が50代になったとき、あのように穏やかで品格のある大人になれるのだろうか?(反語)
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