斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2004年09月22日(水) |
Bフレッツ化断念無念 |
僕の自宅のインターネット接続はADSL8Mである。 減衰が激しくADSL8Mでも実測値で700K程度しか出ない。 日常的に使用するには支障がないが、納得がいかない。 ADSLをもっと速いものに契約変更する、という手もあるが、僕の自宅はNTTの局舎からの距離が3Kmほどあり、減衰が激しいので、速度向上は望めない。
僕は、減衰が少ない「はず」のBフレッツに変更することにした。 自宅マンションは既にBフレッツに対応している。
僕はNTTにADSL8MからBフレッツマンションタイプへの変更を申し込んだ。 Bフレッツなら最大100Mである。 光ファイバーだから減衰もない「はず」。
Bフレッツをインターネット経由で、申し込んでからしばらくするとNTTのコールセンターから連絡があり、工事日まで決めた。 だが、その後、NTTの僕のマンションを実際の担当者から別途連絡が入った。 NTTの担当者によると、僕の自宅マンションのBフレッツは100Mではなく、10Mらしい。 NTTからマンションまでの回線は光だが、マンション内の回線はLANではなく、VDSL。 マンションまでを光ファイバーでつなぎ、そこから各部屋へはVDSLで接続される。 Bフレッツ導入済の各家庭での実測値は1〜2M程度らしい。 速度の爆発的向上は望めない。 NTTの担当者は「Bフレッツに変更してもADSL8Mとほとんど速度は変わりませんよ」と言う。 意味なしなので、僕は光化を断念した。
管理組合のなかに反対者がいて、100M導入が見送られたらしい。 訳がわからない。 NTTを選択するか、他のベンダーを選択するかで議論されるならわかるが、10Mから100Mへの速度アップに反対する人がいるとは・・・。 利用料金、工事費の問題か?
分譲マンションの光導入は、管理組合がネックになる。 マンション全体のインフラとしての工事が必要となるからだ。 賃貸であれば、大家の一存で決定できる。 新築マンションの場合もデベロッパーが決定できるので、導入は容易。 だが、既築分譲マンションには管理組合がある。 マンション全体のインフラとしてのネットワークの選択の決定権は管理組合。 僕の自宅は4棟で構成され、約400世帯が暮らす比較的大規模なマンション。 管理組合が重要事項を決定する際には、各家庭に回覧板が回り、そこに賛成か反対かを記入し、印鑑を押す。 完全な多数決制。
以前にスカパーの共同アンテナ設置に関してアンケートが取られたことがある。 その際、僕は反対票を投じた。 既に僕の部屋にはスカパーのアンテナが設置されていたからだ。 スカパーの共同アンテナ設置に関しては、同じ考えを持った家庭が多かったようで、否決された。
でも、10Mから100Mへのインフラ変更に関しての回覧板は記憶にない。 管理組合ではなく、Bフレッツの導入家庭にでもアンケートを取ったのだろうか。
光化断念。 無念。
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