斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2004年09月05日(日) |
現実化する攻殻機動隊的世界 |
攻殻機動隊的世界が実現可能かどうかが、気になってしかたがない。
僕は義体化よりも電脳化のほうに興味がある。 義体化は自分の身体が障害を持たない限り行なわないだろう。 だが、電脳化は技術的に可能になれば行なう。
できれば頭蓋骨に穴を開けたくはないが(そこがハゲになるから。首から脳髄接続なら許容)、メリットが大きいようであれば穴を開けて、脳に電極を埋め込んでも良い。 人柱になろうじゃないか。
僕は自分の脳のCPUパワーを上げたいのではない。 僕は自分自身の脳をネットワークに接続したいのである。 僕の脳がネットワークに接続可能になる時代には、世界中にセンサー類が張り巡らされ、地球そのものがひとつのネットワーク複合体と化しているだろう。 僕はその地球そのもののネットワークの一部になりたいのだ。 僕はネットワークとしての地球の一部となり、全体となる。 バーチャルの世界ではなく、リアルの世界の地球との一体化。 人と人とも脳が直接接続される。 他人と自分の境界線は曖昧になる。
「ネットは広大だわ (C)草薙素子」なのである。
攻殻機動隊の時代設定は西暦2030年前後である。 今から約25年後。 僕は荒巻部長(公安9「課」なのになぜ部長なのかは知らない)くらいの歳になっている。 僕らは2004年の現在、未来を超えた時代に生きている。
「2001年宇宙の旅」 木星どころか月にも最近は行ってません。AIはHAL9000どころかAIBOレベルです。
「鉄腕アトム」 設定では2003年4月7日生まれのハズだけど・・・。
攻殻機動隊的世界も2030年に間に合わないのではないか・・・。 僕は電脳化できないのか?
調べてみると意外に研究は進んでいた。 電脳化から光学迷彩まで、プリミティブではあるものの、基礎技術は既に存在する。 脳に直接電極を挿すタイプから、脳波を使用するものまである。
電脳化が可能になれば、僕は真っ先に手術をすると思う。 人柱になる覚悟はあるが、あっという間に僕だけ初期型の型遅れ人間になるのは嫌だ。 ちゃんとバージョンアップ可能な仕様にして欲しいものだ。
■視線と脳波で操作するラジコン(映像) http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2004/08/11/movie/tt.ram ■脳−コンピューター直結インターフェース、臨床試験へ http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040507306.html ■視力回復に向けて開発が進む「バイオニック・アイ」 http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20030722301.html ■マイクロソフト、「人体ネットワーク」技術の特許を取得 http://japan.cnet.com/news/ent/story/0%2C2000047623%2C20069435%2C00.htm ■念力マウス http://www.watch.impress.co.jp/akiba/mono/minddrv.html ■光学迷彩 http://projects.star.t.u-tokyo.ac.jp/projects/MEDIA/xv/oc-j.html ■PAN(Personal Area Network) http://www.sys.cs.meiji.ac.jp/~masao/Board/infosys2002/hikita/pan/pan.html
P.S. 「マトリックス」はネトゲの延長線上(UI拡張版)でしかないの書かない。バイク(Ducati 998 Matrix)を買ったので満足。
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