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2004年08月29日(日) ウワサの「ハンドロールピアノ」を買ってみた

母親に「何か欲しいものはないか?」と尋ねたら、即座に「ハンドロールピアノ!!!」という返事が返ってきた。

僕の実家は、父、母、妹の3人暮らしで、全員現役で働いており、かつ年金までもらう、という状況なので、両親はお金を受け取らない。
「みうらじゅん」が言うところの「親孝行プレイ」をするためには、モノをあげるしかない。

「ハンドロールピアノ」とは、鍵盤がゴムでできていて、くるくると巻き取れるキーボードである。
重さも750グラム!
くるくる巻き取れば、カバンにスッポリ。

僕の母は音楽器材を持ってあちこち移動する。
行動範囲は妙に広く、関西を中心に西は岡山から、東は名古屋までのあちこちで演奏している。
器材が多いので、毎週のように父や妹が運転手兼楽器運送係としてかり出されていた。
器材を少しでも減らすためのハンドロールピアノ、なのであった。

ハンドロールピアノは人気が出すぎ、品薄状態。
僕はネットで調べて、即納可のお店を何とか見つけて購入ボタンを押した。

注文から2日で実家に届いた。
梱包を解いて、早速音出し。
音には全く期待していなかった。
僕としては、可搬性とキワモノに対する好奇心しかなかった。

音色は100種類。
どうせロクな音が出ねーだろ、と思いつつスイッチを入れる。

あれれれれ〜。

音はマトモです。
100音色のなかにはヘボい音もあるけれど、きちんとした音が出る。
ストリングス、オルガン、ピアノ、アナログシンセ系の音は充分マトモ。
内蔵スピーカーだけでも、結構イケる。

実家にはデジタルリバーブつきのアンプもあったので、つないでみる。
ウホッ!!!
充分使えるぞ。

鍵盤が黒鍵も含めて、まっ平らなので、鍵盤を見ながらでないと弾けない。
鍵盤サイズは通常のキーボードと同じなので、慣れれば問題ないだろう。
ただ、慣れないと黒鍵を弾き間違える。

しばらくイジっていたら、早めのパッセージもキチンと弾けるようになった。
母も最初は黒鍵が弾きにくそうだったが、さすがは還暦でも現役プロ。
すぐにスラスラと演奏できるようになった。

ん〜っ、良いっ。

僕も自分用に買おうかな。

年末にMIDI端子つきの61鍵バージョンが出るようなので、出たら買おうっと。

■ハンドロールピアノ(山野楽器)
http://www.yamano-music.com/docs/hard/handroll_piano.html
■親孝行プレイ
http://pub.twn.ne.jp/oya/index.html




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