斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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僕は反米ではない。 米国という国が嫌いではない。 アメリカ人も好きだ。 そして反戦主義者でもない。 フセインは悪なのだろう。 イラクは脅威なのだろう。
僕にとって許せないのは米国が「唯一の力が支配する世界」を作り上げてしまった事だ。 世界秩序を米国がブチ壊した事だ。 事実上、米国が世界征服を成し遂げた事を世界に知らしめた事だ。
世界は新しい歴史に入った。 唯一のスーパーパワーが支配する世界。 米国の秩序。 米国の論理。 人類の歴史のなかで学んできたことを米国はブチ壊した。
日本政府は米国の属国としての立場から、米国に批判的にはなれないだろう。 日本は独立国ではないのだから、米国に反抗する立場は取れない。
だけど、国家としての日本がどういう立場であろうと、個人としての僕には関係ない。 米国が地球を支配する姿は、放ってはおけない。 僕は米国が唯一のスーパーパワーとして世界を支配する事に対して、断固として反対する。 米国民はアホだが、フェアな国民だ。 米国も政府レベルではなく、国民のレベルではきちんと認識しているはずだ。
米国だけが支配する世界秩序など、長くは続かない。 あまりにも不自然。 多様性を失う事は生物学的退化でしかない。 これから世界は混沌の時代に入る。
唯一の価値観で支配された秩序など、僕は認めない。
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