斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2003年04月02日(水) |
堂々巡りのテロリズムの世紀 |
20010911を境に世界は変わってしまった。
イラク戦争は20010911の時点で既に避けることはできなくなっていたのだ。 米国にとっては査察だとか、フセインだとか、石油だとか、大量破壊兵器だとかそんなものは本質的には関係ない。 20010911に自分たちと主張の異なる者、および主張が異なる「恐れのある者」の全てを排除することを決断していたのだ。
イラク戦争は短期だか長期だか良くわからないけれど、いつかは「一応の」終結を迎える。 だけどそれは、あくまでも「一応」の終結。 何も始まりはしないし、終わりもしない。
米国は自分たちと主張の異なる者、および主張が異なる「恐れのある者」を完全に排除するまで、戦争を続ける。 米国は自国は自由の国だが、外国には自由を認めない。 世界の全ての国が事実上、米国の州として併合されるまで、戦いは続く。 それは100年かかるかもしれない。 戦いは1000年続くかもしれない。
米国が世界で唯一のスーパーパワーである限り、正面から米国と戦える者などいない。 米国と主張の異なる者は地下に潜る。 テロに訴える。
イラク戦争がどのような結末を迎えようと世界は変わらない。 テロリズムが加速するだけだ。 戦争はテロを生み、テロはまた新たな戦争を生む。 堂々巡りのテロリズムの世紀。
米国に対して可能な反撃などアメリカンコーヒーを飲まないようにするくらいことくらいなのかもしれない。
これって、僕の妄想なのかな。
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