斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2003年02月26日(水) |
自分の身は自分で守ろう(スパイウエア撃退ソフトをインストール) |
スパイウエア撃退ソフトをインストールしてみた。 スパイウエアとはウェブサイトを訪問した際や、フリーソフト等をインストールした時にこっそりとシステムの奥深くに忍び込み、ユーザーの行動を監視するソフトウエアである(詳細は文末のリンクを見よ)。 勝手にレジストリを書き換えたりもするので大変ウザい。 ただし、分類学的にはウィルスではないので、ウィルス対策ソフトでは撃退できない。
広告屋、マーケティング屋、CRM屋に言わせれば「顧客理解」という事かな。 顧客の真のニーズを理解し、最適のサービスを提供する、みたいな。 親切な広告屋さんは、僕らがインターネットでどのようなサイトを見たり、どのようなソフトをダウンロードしているか、という事を逐一見守ってくれているのである。 僕が今、何に興味を持ち、何を買おうとしているのか、趣味嗜好は何か。 怪しげなDVDやソフトウエア、投資、サラ金、ねずみ講のスパムメールが届き、ポップアップウィンドウがパカパカ開く。 ECサイトで買物をしようと思ったら、突然ポップアップウィンドウが開き、「その商品だったら、こっちの店のほうが、安いよ、こっちで買え」。
僕は怪しげなサイトを徘徊する行為が比較的というか、結構かなり大好きである。 ただし、怪しげなサイトを徘徊するための用心は怠りない。 ネット戦争のなかでの攻守の「攻」のやり方も多少は理解しているので、「守」のほうも万全である。 おかげで、もう10年ほどインターネットを使っているけれど、ウィルスに感染したこともないし、怪しげなスパムメールが届く事もない。
ウェブアクセスに際しては基本的にプロキシは通すし、ちょっと後ろめたいときはプロキシを二重(いわゆる多段串)にしてみたりもする。 「東京ナイチンゲール」で良さげな串探しをしてみたり(意味の理解できない人はわからなくて良いです)。
自宅内からのネットアクセスもルーターを通しているし、WindowsXPのファイアーウォールもONにしている。 ウィルス対策ソフトはフリーウエアを使っているけれど、常に最新の状態にアップデート。 メールサービスはウィルスチェックサービス付きのものを使用。 WindowsUpdateも週に1回くらいはチェック。
Cookieに関してはウザい部分もあるけれど、Cookieを完全に排除してしまうとECサイトでカートが使えなくなったり、MyYahooやAmazonみたいに自分用のカスタマイズページを設定できるサイトが使えなくなったりと、何かと不便があるので完全には排除できない。 なので、今はCookieファイルを「手作業」で編集して余計なものを消している。
セキュリティー意識は高いつもりだったのだけれど、スパイウエア撃退ソフトをまだインストールしていなかった。 Spybotをダウンロードしてインストール。 PCの中のスパイウエアを検索してみた。 126件!ヒット。 想像以上にやられてました。 即刻、全て撃退。 危ない危ない。
セキュリティー対策がいい加減な人は、即刻きちんと対応したほうが良いと思う。 大きな声では言えないけれど、アナタのネット上での行動を監視する事なんて、リアルの世界でのストーカー行為よりずっと簡単。 特にネットで日記を公開しているような人は、自分を危険にさらしていることをきちんと理解すべき。 自分の身は自分で守りましょう。
自分の身を自分で守るためのコストは、インターネットという自由だけどアナーキーな世界で生きていくためのコストと割り切る事が大切。 セキュリティー対策を何もしていないことは、自宅にカギをかけないで出かける以上に危険。 渋谷のセンター街を自分の個人情報を書いたプラカードを持って全裸で歩くようなもの。 インターネットは基本的に無法地帯だということをきちんと理解して対策をしてほしい。
■マシンに潜む“害虫”ソフト、急繁殖 http://www.zdnet.co.jp/news/0302/25/ne00_spyware.html ■無料のスパイウエア対策ソフト Spybot - Search & Destroy Ver.1.1ダウンロード http://www.zdnet.co.jp/products/us/tools/spybot_u.html ■無料のウィルス対策ソフト AVG AntiVirusダウンロード http://www.grisoft.com/ ■自分が晒しまくっている情報を確認するためのサイト「確認くん」 http://www.ugtop.com/spill.shtml
注;これらの対策ソフトをインストールしたあとも、常に定義ファイルを最新に保たないと意味ないよ
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