斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2002年12月08日(日)
ストロベリーフィールズ・フォーエバー
ストロベリーフィールズ・フォーエバー。 僕が生まれた時、まさにその時にレコーディングされた曲だ。 ジョン・レノンがイカれまくっていた頃の作品。 僕はビートルズ、ジョン・レノンの曲のなかでストロベリーフィールズ・フォーエバーがダントツで好きだ。 この世に存在する全ての楽曲の中で、最も好きな曲かもしれない。 自分のなかでは別格の楽曲だ。 ニューヨークのセントラルパーク、ダコタハウスのすぐ近くにストロベリーフィールズと呼ばれる一角がある。 僕がクリエイターとしてニューヨークに滞在していた頃、週末にローラーブレードの練習と散歩を兼ねてセントラルパークをぐるぐると回っている時に偶然たどり着いた。 「IMAGINE」と書かれた碑があり、周囲にたくさんの花束が添えられていた。 何人かの人たちがギターに合わせて合唱していた。 1980年12月8日。 ジョン・レノンはダコタハウスの前で射殺された。 あれから既に20年以上が経過した。 当時の僕はまだ小学生で、何が起こったのかをきちんと把握できていなかった。 僕がジョン・レノンについて多くを学ぶのはそれから何年も経ってからのことだ。 ジョン・レノンは音楽で世界を変えようとした。 きっと1970年代はそれも可能だったのだろう。 音楽で世界を変える事が夢ではなかった時代。 20年以上が経過し、世界を変える最大の要素は「テクノロジー」と「経済」になった。 音楽は力を失ない、エンターテインメントのひとつに堕した。 政治も、もはや何の力もない。 ジャーナリズムも死んだ。 今、世界を変える力を持っているのは「テクノロジー」と「経済」しかない。 僕は世界を変えるため「テクノロジー」と「経済」の力を利用する。 「テクノロジー」と「経済」の力で世界を変えていきたい。 僕にはそれほどの力はないのかも知れないけれど、僕は僕なりの方法で世界を変えたい。 方法は違うかもしれないけれど、ジョン・レノンの夢見た世界と根本的なところでは何も変わらないつもりだ。 12月8日。 今日はジョン・レノンの命日。 ジョン・レノンの魂を僕は引き継いでいるつもりだ。 "Nothing is real. And nothing to get hung about" 「現実だと思い込んでいるものなんてどこにもない。邪魔するものなんて何もないんだ」 "You know I know when it's a dream. I think I know I mean a "Yes" but it's all wrong. That is, I think I disagree." 「それが夢かもしれないってことは僕だってわかっている。僕が信じていることなんて全て間違いなのかも知れない。結局 僕は僕でしかないんだ」 注; この訳はオクノ総研がストロベリーフィールズ・フォーエバーの歌詞を勝手に都合良く訳したものです。正しい訳は良く知らない。 っていうか僕は勝手にこう解釈した。別にいいじゃん。僕はこう解釈したんだから。
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