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2002年12月03日(火) 僕は睡眠障害

Asahi.comに日本人は睡眠薬に不信感があり寝酒に頼る傾向がある、との記事が出ていた。

■不眠対策、よその国は医者頼み、日本は寝酒が主流
http://www.asahi.com/national/update/1202/031.html

僕は睡眠障害である。
日本人の20%が睡眠障害とのことなので、別に大した事ではない。

僕の症状は、夜、何時になろうと全然眠くならない、というもの。
何時になろうと全然眠くない。
小学校高学年の時点で既に、午前3時ごろが就寝時間となっていた。
悩み事があって眠れないとか、興奮して眠れない、といったものではない。
単に眠くないのである。
昼間と同じ状態なのだ。
それではマズイので眠るためには酒を飲む。
寝酒派である。
酔っ払っているうちに眠ってしまわないといけないので、強いお酒を一気のみ。
牛乳のようにウィスキーを飲む。
約15分で一気に酔いがくる。
ビールを飲むとトイレに行きたくなるので、眠る前にはビールは「たくさんは」飲まない。
ドーンと酔っ払ったところで、一気に眠る。
ここで、眠りそこなったら、また同じようにお酒を飲む。

職業柄、僕の睡眠障害はある意味、強みでもある。
深夜の3時にディスカッションをしても昼間とテンションが全く変わらない。
明け方でも昼間と同じように淡々と翌日のプレゼン資料を作っていたりする。
徹夜をしても全然平気。
徹夜明けにクライアントとミーティングをしても、徹夜明けだと悟られる事はまずない
平常時から体内時計が無茶苦茶なので、時差ボケもない。
海外出張時でも空港からオフィスに直行してそのまま仕事に入れる。

とは、いっても睡眠障害は睡眠障害。
仕事が忙しいときは僕の睡眠障害は威力を発揮するが、暇なときの夜に全然眠くないのは困る。
僕の場合、単に睡眠の時間帯が無茶苦茶なだけで、総睡眠時間は普通の人と変わらない。
普通の大人より長いくらいである。
つまり、夜は眠くないが、朝起きるのはつらい。
よって夜は無理やりにでも眠らなくてはマトモな社会人生活は送れない。

これではマトモなサラリーマン生活をできないので、以前は医師から睡眠薬を処方してもらっていた。
しかし、何度も処方してもらっていると医師は「癖になるぞ」とか言って、1回に2日分くらいしか処方してくれなくなった。
「何とかまとめて処方してもらえませんか?」とお願いしたら「ずっと起きてりゃ、いつか眠くなりますよ」。
アホか?僕は翌日、普通に起きなきゃいけないから睡眠薬をくれって言ってんだよ。

それにだ、黙っていると医師が処方してくれる睡眠薬は「眠ったら起きなくなるタイプ」の薬である。
睡眠薬には二種類あって「寝つきを良くするタイプ」と「眠ったら起きなくなるタイプ」がある。
僕は一旦眠ってしまえば、普通に眠れる。
僕に必要なのは「寝つきを良くするタイプ」の睡眠薬である。
「眠ったら起きなくなるタイプ」の睡眠薬を飲んでも、寝つきが良くならないばかりか、ただでさえ辛い朝が、更に辛くなるだけ。
僕の睡眠障害には全く役に立たない。

ただし、この「寝つきを良くするタイプ」とはいわゆる「ハルシオンタイプ」なのだ。
ただでさえ怪しい僕が「あのー小さくて横長の柿の種みたいな青っぽいやつが欲しいんですけど」とボケつつ頼んでもなかなか処方してもらえない。
僕は中途半端に睡眠薬の知識があるので、専門用語をポロッと出してしまうと、すぐに医者に警戒される。
渋谷のアホガキがいらん事に睡眠薬を使うから、本当に必要としている僕が手に入れられなくなったじゃないか。
渋谷のクソガキはカフェインの錠剤でも飲んでろ。




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