斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
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2002年10月05日(土) |
マトリクスをTVで見る |
フジTVで「マトリクス」をやっていた。
僕はDVDも持っているのだけれど見てしまった。 マトリクスといえば、はじめて買ったDVDソフトである。
マトリクスはDVDで見るべき映画だろう。 VHSビデオが家にやってきた時、最初にレンタルしたのは「ブレードランナー」だった。まだ僕が中学生の頃だ。 そして、ビデオがHiFiになってはじめて借りてきたのは「未来世紀ブラジル」。
僕のなかでは一応ルールがあるようだ。
ブレードランナーはVHSのアナログ的に荒れた画面で見ると良さが際立つ。 初めて見てからもう20年くらいになるけれど、未だにVHSで見る映像としてはナンバー1。セルビデオも買った。ちなみにナンバー2は「マックスヘッドルーム」。
で、マトリクス。 日本のアニメの実写版みたいで、中途半端な難解さも日本的。 日本のサブカルチャーが大好きなんだろうな。 最初に出てくるPCのグリーンスクリーンは縦書きだし。 仏教的なモチーフを扱いつつも、深いんだか、浅いんだか良くわからない。 浅いんだけど。
世界のあらゆる文化をバックグラウンドとした人たちをマーケットとした映画としてはこのくらいが限界なんだろうな。 これ以上深くしたら、一部の人にしかウケない難解な映画になってしまう。 そういう意味では良く健闘しているんだろう。 エンターテインメントだし。
世界中のどんな文化の人が見ても面白いモノを作るって大変なんだろうな。
モノを作る人の立場からすれば、自分が納得するモノを作りたいはずだ。 でも、ビジネスの立場からすれば、万人ウケするモノを作らなければならない。 理解されないモノを作ってもしょうがないし。 しかも、ハリウッドは世界中の誰が見ても面白い、と思えるものを作るんだからある意味すごい。 文化の差を超えちゃってるもんな。 子供が見ても、大人が見ても、お金持ちが見ても、貧乏人が見ても、中国人が見ても、アラブ人が見てもおもしろいモノ。
マトリクスの続編はリローデットというらしい。
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