神奈川県議会議員「長友よしひろ」活動記
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2005年05月25日(水) 農業委員会の合併関連はどうなっているの?

 議会内の人事が変わり、一年ぶりに農業委員会に戻りました。復帰後、最初の農業委員会が昨日開催されました。

 (農業委員会は議会などと同じように独立した行政機関であり「農業委員会に関する法律」に則り組織されています。)

 さて、農地法に関する議題等が終わった後に引き続き「全員協議会」が開催されました。市町村合併に関連して、農業委員会も協議・決定しなければならいことがあります。その説明と「新市の農業委員会の名称及び設置場所」についての協議方式等を決めるべく議題です。

 「名称」と「場所」は条例で決めなければなりません。よって、平成18年3月20日合併前に議会に上程しなければならないのです。最終的には、合併協議会で決定し市長が上程するのですが、事前は農業委員会間での協議が必要となります。その手続きの件だったのです。

 そこで事務局が提案した議題は、「会長及び会長職務代理者会議について」です。各農業委員から案を募集→上記会長会議の場面で事前協議→各農業委員会に持ち帰り協議→結果を持ち寄り協議・・・の流れです。

 と、ここまでは理解するのですが、問題はここからです。その議題文章にはこう書かれています。
「相模原市と津久井4町との合併については不確定な要素が多い状況ではあるが、以下のとおり1市4町の農業者の代表による協議を行う。」です。

 おいおい、ちょっと待って下さいよ。「1市4町」とどう言う事ですか?

 合併が決まっている(総務大臣告示はまだですが)のは「1市2町」です。他の城山町と藤野町については、法定合併協議会は設置されていますが、議論が始まったばかりで、合併が決まっている訳ではありません。「合併するだろう(?)」であって、「合併する」とは違うのです。上記の「名称」と「場所」は条例化に向けて協議するのですから、「1市2町」の話なのです。「1市4町」とはおのずと別です。なのに・・・

 農業委員会事務局の回答は「他の2町も合併が想定されるので、以後円滑に運ぶように一緒に協議したい。」的な内容・・・。しかも、それを過日行った「1市4町事務局長会議」(合併専門部会)でまとまったことだとか・・・。

 城山町と藤野町に配慮することは必要です。その意識を持つことは大切です。ですが、それは非公式な場面で行うべきです。しっかりと区別をしなければなりません。当たり前のことです。結果は一緒であるかもしれませんが、混同してしまってはいけませんし、混同すべきことではありません。

 農業委員会事務局は市の採用職員です。行政上の手続き等はプロのはずです。農業委員会会長は市議会議員(議会選出ではなく農業者として農業委員になっていてます。)です。合併協議の進み方は理解しているはずです。


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 「合併の賛否」あるいは「飛び地合併の賛否」は別にして、事務手続上の話です。一体、農業委員会事務局はどうなってしまっているんでしょうか・・・。

 尚、本件は最終的に「1市2町」の協議とのことになりました。間違った手続きにならなくて「ホッ」としています。


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