ある方と話をした時に、舘盛静光前相模原市長(故人)の話を聞いた。前市長は私にとっては「隣のお寺のお爺ちゃん」である。が、相模原市にとっては「現在の基盤を築いた方」ではなかろうか。5期20年の市長在職を始め、半世紀以上にも及ぶ相模原への歴史と共に歩まれた方である。
「羊羹(ようかん)」の話。 市長「あなたは子供は何人だ?」 Aさん「男の子が2人です。上が小学校高学年、下が低学年です。」 市長「羊羹が一本ある。両方とも大好きで沢山食べたがっている。どうする?」 Aさん「う〜ん、真ん中で切ってやり半分づつあげます。」 市長「そのやり方もあるな。けど、こういうやり方もあるぞ。」 「お兄ちゃんには、『大きいから包丁使えるようになっただろう。だからお前が弟の分と切って上げなさい』と言う。弟には『お前はまだ小さくて包丁は使うことができない。だからお兄ちゃんが切ってくれる。その代わり、好きな方の羊羹を先に選ばせてあげるよ』と言う。」 そして、これが政治であり、教育であると言う。
舘盛市政の一端に触れたような気がします。 そして、大変意味深いです。奥が深いです。自分にはなかった心の部分かもしれません。勉強になりました。ありがとうございました。
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